作馬さんは
粒高・アンチなどの変化系ラバーのスペシャリストとしても有名です。
いいフットワークを持っている&抜群にフォアが強いのになぜか勝てない選手がいました。その原因はレシーブがあまりに下手だったといいます。
サービスを持った時はで4点取るのに(当時はサービスは5本交代)、レシーブで5本落としてくるとか・・・。
そこで作馬さんはバックに粒高を貼らせて、レシーブ力をアップさせました。
回転がわからなくてもレシーブが入れば、5本落としていたレシーブでも2本、3本、入り、フォアにつなげることができるようになりました。
そうした結果、その選手はインターハイで3冠王を取り、のちに日本代表として世界選手権でメダルも獲得しました。
粒高でもそうですが、絶望的にレシーブができない選手にはアンチを貼りました。その選手はインターハイで表彰台に上がり、大学時代はラストで絶対に勝つ大魔神的な選手へ成長。日本リーグでも長く活躍しました。
そんな変化ラバーを知り尽くした作馬さんでも今は粒高は推奨していないとのこと。
その理由はプラボールになり、ボールの回転量が減り、台についた時に止まってしまう。それどころかバウンドが浮いてしまう。台についてから横への変化がなくなったのです。だから相手が角に当てたりするミスが激減しました。
そして近年のバックハンド技術の向上もその理由の一つ。みんな台上をバックで打つようになり、チャンスボールにしかならなくなった。
だから作馬さんは今、粒高ではなく変化系の表ソフトを勧めています。
守るだけだともう勝てない。だから自分から打てるラバーにしないとチャンスがない。
今回はそんな粒高の現状の話です。