バージョンDとは?

フォルティウスFTバージョンDが発売しましたね

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かなり作り込んであり、気合いが入っています。

よくわからないという人に簡単に説明すると・・・

・フォルティウスFTの感覚のまま、弾みがアップ!

・打球感は木材そのもの

・特殊素材は入っているけど、カーボンみたいな存在感のあるものではない

・特殊素材の名前はデュアルウェブ(DUAL WEB)。その頭文字をとって、バージョンD

・特殊素材の重量は2枚で1gもない。ほとんど重量変わらない。

・下がった時だけ弾む特性。つまり強く打った時だけ今までより飛ぶ。

・台上は木材の感覚のまま。ループドライブも木材の感覚でいける。

 

 

というようなラケットなんですが、

ターゲットは、「木材じゃ、もうきついな。インナー行くかな。うぁぁ、インナーでもやっぱり特殊素材だな、ちょっと固いし、回転かからないなあ」と悩んでいる人ですね。

ぼくは木材が好きで、5枚・7枚を愛用していますが、正直5枚だと今はきつい。そしてインナー系はもっときつい。結局硬くて、中途半端な感じがしていまう。

「木材でもっと弾めばなぁ。木材だけど中陣で特殊素材のボールに押されなければなぁ。弾むのにストップ・チキータが収まるものがあればなぁ」

 

というのを求めている人におすすめします。

というか、それこそが大島祐哉くんが欲しかった要望そのものなんです。

根っからの木材好きだけど、やっぱり木材の性能は譲れない。でも下がった時には弾んでほしい。

 

中陣からドリャーっとパワーボールが入る。

7枚合板に+αの性能が加わっているのです。

正直、そこに魅力を感じなければ、15000円は出せないでしょう。

 

大島くんに話を聞いた時に印象的だったのは

「ドライブが良いラケットでいくらでもあるんですよね。でもそれプラス、ストップとチキータの質が高いラケットってほとんどない。入る、入らないの問題じゃない。質の問題なんですよ。ストップが切れる、止まる、狙ったところに落とせる。チキータの回転、コース、相手の苦手なピンポイントに送れる。その質。」

 

大事ですよね。台上。

偉関晴光さんも「まずラケット選びはストップが止まるかどうかが基準になる」と言ってました。

 

 

でもテレビを見ていた人は疑問だったと思います。

あれ?大島くん、バージョンD使ってる?

 

 

あれ? 普通のフォルティウスFTじゃないか!!

と思いがちですが、実はこれはバージョンDです。

詳しく言うと、フォルティウスFTのグリップがついているバージョンDのブレードになっています。

 

大島くんはグリップにこだわり、自分が使い込んで育てたグリップが良いということで、バージョンDのブレードに旧グリップを付けているのです。

世界選手権が終わってから、ルックスもバージョンDになっている製品版に変えていくとのこと。

 

ん?でも板が黒くないぞ!やっぱりバージョンDじゃないんじゃない?

と思いがち②ですが、

 

 

 

この黒い板は単なる染色です。

フォルティウスFTと合板構成は全く同じ。リンバ、アユース、桧、アユース。

そこにデュアルウェブを入れているだけです。デュアルウェブの厚さは0.02mmくらいなので、板厚は6.4mmから変わっていません。

 

黒く染色したのは、見た目の良さもありますが、

 

板が白いとデュアルウェブも白いし薄すぎて目で見えない。

 

上板のすぐ下にある

これ!

 

でもそのかいがあって、格好良いラケットになったと思います。

 

ぼくも最初に打った時に、この素材は革命的だなと感じました。

板厚変わらない、重量変わらない、前陣変わらない、でも下がった時だけ弾む。

こんな性能待っていました。

というわけで、しばらくこのラケットのお世話になるかと思います。

 

そして、

銀メダル、本当におめでとうございます。

 

 

 

2年前の涙を目の前で見ていたので、感慨深かった。

忘れられない2大会です。

 

 

帰りの空港で森薗くんがジュースをおごってくれました。オレが払うよといったけど、「ユーロの時くらいはぼくが払いますよ。でもこれで日本に帰ったら遠慮なくおごってもらいますね」と。

喜んでおごりましょう!

バージョンDとは?” への 24 件のコメント

  1. 非常に物欲をそそるラケットですね。見た目も良いです。重量が90グラム程あるので使い手を選びそうですがフォルティスFT5のような軽量なラケットにデュアルウェイブが搭載されたらいいのにな、などと思ってしまいました。

    1. これはなかなかいいですね〜〜〜〜
      FT5バージョンD
      一緒に楽しみしてみましょうー

  2. ガシアンビジョンソフトカーボンみたいな感じですか?ガシアンより木材寄りって感じですかね?
    中国式が欲しいです。出るのを待つガシアンビジョンソフトカーボン買うか迷います・・・

  3. スワットより軽くて柔らかいラケットで同じくらいの弾みのラケットはありますか?個人的に気になっているのはskカーボンなのですが、あまり噂を聞きません。ルーティスみたいなラケットでしょうか?良ければ教えてください。

  4. 以前ブログかTwitterかは失念してしまいましたが、FT中国式が硬くて自分では扱いきれないみたいな記述を見たような記憶があります。
    Ver.Dは多少柔らかくなっているのでしょうか?それともシェーク転向で硬いラケットが扱えるようになった感じですか?

    1. 硬くて扱いづらかったですが、
      ラバーを変えたことと、技術向上により、扱えるようになりました

  5. いつもブログを楽しく拝読しております。ただ、ゆうさんが選手のことを「~くん」付けにされていることが気になります。選手が子どもの頃からずっと取材されているためかと推察しますが、選手がいるからこそ取材ができて記事(=商品)にもなるわけで、選手と取材者の関係が「選手ファースト」であることは明らかです。ブログは筆者が私的な見解を自由に表現できる場であり、読者としてそれを楽しませていただいておりますが、媒体のウェブサイト内のブログである以上、完全に私的なブログとはいえません。選手に対してはやはり「~選手」と呼ぶのがふさわしいのではないでしょうか。一読者の感想として受け止めていただければ幸いです。

    1. 横から失礼します。
      私もイチ読者ですが、ソコに違和感を感じた事は無く、例えば「〜君」と称したり、呼び捨てに称されたり、ニックネームで称されたりしている選手方はゆうさんが特に懇意にしているとか、付き合いが長い選手なんだろうなと解釈しています。貴殿の様な見方はむしろ堅苦しく感じます。私はゆうさんなりのあらゆる表現を楽しんでますね。活字とは堅苦しいものだし、こんなフレンドリーな表現が有った方が私にはマルですね。

    2. 会社から、選手から、選手の所属先から意見がなければこのままのスタイルでなんの問題にもならないかと思いますよ(*´-`)

      現実、ブログはこのスタイルで続いているわけですから。

      第一にゆうさんはそういう部分に関してはきちんと弁えています

      それにあまりに形式的になってしまうのならブログにする必要性がなくなってしまいます。

      近い関係、生の声に近い、それこそがブログの良いところなのだと思います。

    3. なるほど。そう言われれば・・・です。
      自分としては、テレビを見ていても、たとえば松岡修造さんが錦織圭選手を
      「圭」と呼んでいる時と「錦織選手」と呼んでいる時で、取材側としての温度差を感じてしまうのです。
      松岡さんだからこその「圭」が引き立ち、「錦織選手」では他の誰になってしまうと。

      普段、自分は森薗くんを「マサ」と呼んでいるので、そう書きたかったけど、ちょっと悩みました。
      「森薗選手」では固いので、森薗くんという中間に置きにいった故の歯がゆさもあります。

      自分なりの表現の場としてブログを使用していますが、堅苦しくなるのであれば、ここでやる意味もないので、完全に個人ブログに意向しても良いかなと。
      でもその場合、完全に個人ブログなので一般公開しないと思います。

  6. サイトでみてからかっこいいなーと気になってました ただまあ自分レベルでは木材では限界なんて遥か遠くの話ですね(笑)

    用具の質問をお願いしたいのですが

    アルバとマリンエキストラスペシャルではやはりマリンの方が弾み 硬さともにかなり上がりますか? またマリンはSK7と比べて掴みや弾みはどうなるでしょうか?SK7より硬くてとぶとなると厳しいかなぁと

    アルバに不満があるわけではないですが他の七枚にも興味がありお聞きしたいですお願いします

      1. ありがとうございます

        過去の質問でフォルティウスftとマリンエキストラスペシャルは僅差でFTが弾むとありましたが硬さもFT並だとなかなか扱うのは難しそうです

  7. 丹羽選手はグリップレンズがバック側になるように持ってますが
    なにか理由があるのでしょうか?
    個人的にはバック側にレンズがあると
    滑るので嫌なのでどんな理由でそうしてる
    のか気になってます。

  8. ゆうさんお疲れ様です。
    わたしも木材の魅力にとり憑かれた一人ですが、どうしてもキョウヒョウプロを使いたくて孔令輝に合わせて使っているのですが、まだ硬いです。もう少ししなり、手に響くものは何かありませんでしょうか?

  9. 大島選手もいいですけど森薗選手のラケットも気になります
    大島森薗組はどちらもナイスガイで熱い試合を見せてくれるので大好きです
    特に身長が170センチに届かない自分は戦型も利き手も違いますが森薗選手のプレーを参考にさせてもらっていますのでメダル確定した時はホントに嬉しかったです

  10. ゆうさん世界戦ご苦労様でした。メダルラッシュでしたが、テレ東の放映形式にはみんなクレームばかりでしたね…。

    ミズノ繋がりで質問です。今フォアにGFT48を貼っているんですが、球質が軽いせいか、最近練習をすると相手のネットインが多くなり、もう少し強ドライブの際の威力が欲しいなと考えてます。
    GFT48の打球感、弾みはそのままに強ドライブの威力を出せるラバーってないものでしょうか?

    1. テレビの状況は現地でも少々聞いていましたが、、、確かにITTVは見たいですよね。
      GFT48は弾み抑えめ、回転まあまあ、コントロール抜群というラバーなんです。
      ぼくも威力の部分で辞めてしまいました。打球感、弾みそのままというのは見当たらないです

      1. 回答ありがとうございます。やはりあの打球感だと威力が上がるラバーってなかなかないんですね。用具ではなく、体からボールの威力を上げていこうと思います。

        ITTV、スマホ対応してくれることを切に祈るのみです…

        1. 一応スマホでも見れますよ。
          できればアプリを作って欲しいですね。

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