月別アーカイブ: 1月 2020

作馬さんの言葉2

今回は剛力の続きです

剛力でインターハイ、全日本ジュニア、全日本社会人、全国ラージなどタイトルを取ったので、次はシニアの全日本で取りたいとおっしゃってました。

サービスとスマッシュが特徴の剛力ですが、

ドライブ主戦の選手も使って結果を出していることもあり、男子にも使ってほしいとのこと。

男子シニアで誰かチャレンジしてみてほしいです。どんな重いボールが出るか・・・・。

などなど、変化ラバーとの相性、決まるか決まらないか、そしてなぜサービスを最重要視するかなど作馬さんが語っています。

ぜひ見てください!

作馬さんの言葉

前回のブログでも触れましたが

王子卓球センターで作馬さんの動画を撮らせていただいたので、少しずつ公開したいと思います。

熱心な卓球王国読者ならば一度は読んだことがある内容とは思いますが、

改めての作馬さん本人から聞くと、重みがあります。

part.1は剛力の誕生秘話ですね

もとになったラケットPF4の特徴と、何が優れていたのか、

作馬さんが持っているPF4は125gです。超絶重い!

もともと作馬さんの元には体が小さい選手ばかりが習いに来ていたこともあり、重量のあるラケットを使うことで、パワーヒッターにも押されない強さを作ることが作馬式。

そしてスマッシュを打つ。

ドライブは角度が合ってしまえば、速くてもカウンターをされるが、スマッシュはなかなかカウンターをくらわないし、ドライブ全盛の時代では角度が合わずにむしろ相手が落としてしまう。

だからスマッシュは遅くても決まる打法!

そんなPF4をまた作りたいと思って、いろいろなメーカーに掛け合ったが、断られ続けました。そしてニッタクだけがその思いに応えてくれて、剛力が生まれたのです。

そんなエピソードが入っています。

全日本選手権終わりました

大阪で行われた1週間の全日本選手権も終わり、

東京へ戻ってまいりました。

今年は特におもしろかったですね

ぼくは試合中の写真撮影と選手の取材です。用具のこだわりは最初だけで、途中から忙しくてあまりできなくなってしまいました。

夜はいろんな人と食事に行けて楽しかったです。

これはそのとある夜、、、おなじみの寿司からの・・・・

食べすぎました。いつもは10皿くらいでお腹いっぱいになるんですが、作馬さんといくと2倍は皿が増えます。

 

夜中の王子卓球センターへ

 

作馬さんが会うたびに「もうわしはいつ死ぬかわからんからね(笑)」と言っていたので

これは作馬さんの言葉を残さなきゃいかん!と思い、

夕食後の22時から「作馬さん、今から王子に行きましょう。動画撮りましょう!」と強引に撮影しました

 

1時間くらい回しっぱなしの喋りっぱなしでしたので、

編集して少しずつ公開したいと思います。

 

それまでは今日公開の103の動画、先日公開した全日本ブースの動画でもいかがでしょうか?

https://youtu.be/FPsVoEXGZ08

https://youtu.be/X73fsMe5_Os

 

全日本ブースの動画は世界選手権でも同じようなことをやったので、撮ってる自分も楽しい動画です。

競技プレー中は撮影禁止(権利許可と取った特定のメディアのみOK)ですが、競技中以外であればOKです。

競技中のすごいプレーはDVDの「FINAL2020.1」(現在制作中)を楽しみに待っていてください!

張本智和インナーフォースALCを買ったぜよ

動画解説はこちらです

 

すみません、まだ髪を切れていません。

そして仕事後であり、22時近い時間なので、ひとりはしっかり卓球をやる格好ではありません。あしからず。

 

この張本智和インナーフォースALCは、発売されてから、いつかは買おうと思っていた1本です

久しぶりに国際卓球へ行き、重量の重い93gを買いました。

その理由は裏面のラバーが軽いので(ニューアンチスピン)、重めでも問題ないことと、剛力ジュニアを使っていたので、どのラケットにしても軽くなってしまうことです。

普通に裏裏を貼るならば重すぎます。80g台を探しましょう。

 

さて、このラケットの特徴は

飛びすぎないこと(剛力ジュニアに比べて飛びます)

回転がかかること(剛力ジュニアのほうがかかります)

押されないこと(剛力ジュニアは押されます)

 

そもそも剛力って板厚が4.9ミリと7枚合板としては異例の薄さなので、重量があっても相手の強打に押されてしまいます。

スマッシュでバチンと打ち返したり、変化系のラバーで吸収したりするならば、剛力は素晴らしい性能を持っています。

でもドライブ強打をドライブ強打で返すのは、やや押されてしまう。そしてしなりが強いのでスピードを出すにはかなりパワーが必要になる。

剛力を使っている選手って、みんなミートがうまいですよね。自分、スマッシュができません。高級ラケットを持て余してます。

ドライブの回転量がありながら、スマッシュを打つとメチャクチャナックルになるので、その球質の差が強いのが剛力です。

ドライブ一辺倒の自分にとっては、飛車落ちみたいな感じなのです。

 

また、もう少し弾んでほしいと思っていたので、この変更をチャレンジと思い、張本ラケットに変えてみました。

 

変えてすぐ思ったのは

違和感が全然なかったことです

 

もちろん打球感は違うし(好みでもない)、弾むようにもなったし、弧線の高さのコントロールもまだまだできず、オーバーミスが目立ちました。

しかし、アウター系に比べても弾みすぎない、球持ちもよくて暴れないので、扱えないラケットではありませんでした。

なにより、特殊素材のおかげでスイートスポットがかなり広いので、安定感があります。弾みになれてないからミスはありましたが・・・。

あ、クセ球はなくなりました。綺麗サッパリなくなりました。

裏面のアンチも落としてくれません。安定しすぎます。今度はラバーの模索もスタートです(泣)

 

フォア面には最初はテナジー05ハードを貼っていましたが、難しかったし、安定×安定ではラリーになりすぎてしまったので、フォアはヴェガDEFに戻しました。

05ハードとDEFの重量はほぼ同じ。

 

智和ラケットもまさかカット用ラバーとアンチを貼られるとは思っても見なかったでしょうね笑

動画のプレーは変えて2日目、

剛力ジュニアに戻るか、このままいくか。

とりあえずもう少し使ってみます。

一つ言えることは買って全く損はありません。

安定と弧線とそこそこの威力、そして硬いラバーを調和する打球感。これは中ペンユーザーにブームが来るかもしれません。と予言

条太さんのトークショー

伊藤条太さんの卓球漫談ディープトークショーに行ってきました

「席が埋まらずにガラガラでどうしよう」という状況が条太さんのツイートの多さからも伝わってきていました。

遠いなら行かないけど、新宿(西武新宿駅から徒歩1分ほど)だったので、会社からも近い

夕飯代わりに行ってみようを当日券をお願いしました。

 

開演30分前くらいに到着したのですが、すでに1/3ほどの席が埋まっており、知り合い同士が丸テーブルを囲って、座っていました。

入場券に加えてワンオーダー制なので、みんなお酒をオーダー。

中には開演前に2杯+ワインボトルを開封している人も!

 

そこで衝撃のアナウンスが!!!

スタッフの人が「本日は満席です。詰めてお座りください!」とな!

 

ガラガラちゃうやん!

 

そこから来るわ来るわの年齢層高めのディーパーたち。

こんな感じですよ。(→には+1/3くらいのスペースがあり、そこもギュウギュウ)

 

平均年齢は恐らく45〜50歳

若干名20代がちらほらいたような。。。

 

内容は・・・

とんでもなくひどいが、とんでもなくおもしろい

誇張ではなく事実だからおもしろい

事実は小説より奇なりとは言ったもんだ。

卓球界の暗黒の歴史をおもしろおかしく解説し、会場は大盛りあがりでした

 

第二回も予定しているそうです。

恐らくリピーターが9割だと思うので、違う内容でお願いします。

 

 

そして、そこ講演の前に国際卓球へ行き、久々にラケットを買いました

張本智和インナーフォースALC

です

剛力ジュニアがもう少し飛んでくれないかなぁと考えて、チェンジにチャレンジ!

剛力から変えると何でもラケットが軽くなるので、店内の張本で一番重い93gをチョイス

ラバーは張本に貼るんだから失礼のないようにテナジー05ハード

裏面はとりあえずニューアンチスピン

それでも軽くなった

172gは相当軽い

 

次回は打った感想をお届けします

スーパーヴェンタスvsヴェガX

ツイッターのコメントで

 

このようなやり取りがあったので、早速打ってみました。

似てるという噂の真意はいかに??

 

ラケットは馬林エキストラスペシャルの中トロを使用。

片面にスーパーヴェンタス、もう片面にヴェガXを貼りました。

 

まずは概要から説明すると

スーパーヴェンタス・ヴェガXともにドイツ製です。

世代でいうとスーパーヴェンタスは一世代前、ヴェガXは最新モデル。

でも最新モデルだからといって、性能が良いというわけではないというのが注意点です。

 

例えて言うならば、テナジーよりもあとに発売されたブライスハイスピードは「マイクロレイヤー」という最新技術を駆使ししていました。

テナジー05 スピード13 スピン11.5

ディグニクス05 スピード13.5 スピン12

ブライスハイスピード スピード14.5 スピン10.3

 

数字だけみると、ブラハイにもチャンスありと思いますよね。でも圧倒的に上2つのほうが人気です。

というように新しいからといっていいというわけではありません。

 

さて、性能を整理しましょう。

スーパーヴェンタスとヴェガXの大きな違いはトップシートです。

ヴェガXにはいわゆる「ラザンター」や「ブルーストーム」のようなやや薄いトップシートが採用されています。

このトップシートの特徴は

・食い込みやすく、タッチが弱くてもコントロールできること

・前に飛んでくれること

・スピード・飛距離が出ること

・重量が軽いこと

です。

一方でスーパーヴェンタスのトップシートは今まで通りの厚いものです。

慣れ親しんだスーパーヴェンタスと最新鋭のヴェガXの戦いになりますが、ここは完全に使い方というか、好みになってしまうでしょう。

 

性能比較をすると

スピード ヴェガX>>スーパーヴェンタス

スピン スーパーヴェンタス>>ヴェガX

コントロール ミートはヴェガX、回転はスーパーヴェンタス

飛距離 ヴェガX>>スーパーヴェンタス

硬度 ヴェガXのほうが軟らかい(スポンジ硬度は同じだがシートが食い込みやすいため)

 

 

グッとかけてスピンで押していきたい人はスーパーヴェンタスのほうが好感触だと思います。特にループドライブでチョリっとかけたい人。カウンターもガッツリ自分からかけていきたい人。

ツッツキを切ったり、ストップを切ったり、やりやすいです。

ただし、47.5度という硬いスポンジをダイレクトに食らうので、相手のボールの影響も受けやすい。ブロックは硬くて反発しないから単純に止まっているだけで、自分から伸ばしたり、いなしたりするのは技術力が必要になります。暴れます。(それでも使いやすいほうです)

 

逆にスピンよりも軽快に飛ばしたい人にはヴェガXです。

ハッキリ言ってループドライブはいまいちです。グッとかけてもそれほど脅威ではありません。その代わり、軽いスイングでも軽快にボールが飛んで、深く入ります。詰まったときでも割と飛んでくれます。ボールの質よりも、操作性と安定感、スピードに特化したラバーです。

47.5度のスポンジですが、シートが食い込むのでブロックも容易で、伸ばしたりも簡単。カウンターは合わせるだけで良いボールがいきます。

こういうラバーは直線的に飛びやすいですが、ヴェガXはわりと弧線で飛んでくれるので、あまりネットミスもありません。ただし、回転量は落ちます。

 

回転!回転!とこだわるユーザーもいれば、

スピードがあれば打ち抜けるし、逆に取りづらいと考えるユーザーもいます。

試打していたときもヴェガXのほうがボールが取りづらいと言われました。こっちは弾道が普通に出るので、いつもどおり打っていたんですが。

フォアは回転、バックはスピードのような使い分けもありですね。05・64のように。

 

実際、この2枚を打ち比べていて、

フォアにスーパーヴェンタス、バックにヴェガXって割と良いんじゃないかなと思いました。

 

結論から言うと、似てませんでした。

同じスピン系裏ソフトでも特徴のベクトルが違いました。

 

あー、あと大きな違いとしては

価格も違います。

スーパーヴェンタスは5200円、ヴェガXは4200円です。

コスパとしては2枚ともかなり良い部類。安心して人に勧められるラバーです。

スーパーヴェンタスは、グッとかけたいタイプだけど、DNA Hほどは回転はいらない、オメガ5ツアーDFよりもスピードがほしい、という人にオススメです。

ヴェガXはブルーストームZ1ほど回転はいらない、ラザンターV47よりもう少し弧線がほしい、という人にオススメです。

 

そのへんも考慮していただいて、選んでいただければ!

動画も上げてみました。クリックで飛びます!