ツイッターのコメントで
このようなやり取りがあったので、早速打ってみました。
似てるという噂の真意はいかに??
ラケットは馬林エキストラスペシャルの中トロを使用。
片面にスーパーヴェンタス、もう片面にヴェガXを貼りました。
まずは概要から説明すると
スーパーヴェンタス・ヴェガXともにドイツ製です。
世代でいうとスーパーヴェンタスは一世代前、ヴェガXは最新モデル。
でも最新モデルだからといって、性能が良いというわけではないというのが注意点です。
例えて言うならば、テナジーよりもあとに発売されたブライスハイスピードは「マイクロレイヤー」という最新技術を駆使ししていました。
テナジー05 スピード13 スピン11.5
ディグニクス05 スピード13.5 スピン12
ブライスハイスピード スピード14.5 スピン10.3
数字だけみると、ブラハイにもチャンスありと思いますよね。でも圧倒的に上2つのほうが人気です。
というように新しいからといっていいというわけではありません。
さて、性能を整理しましょう。
スーパーヴェンタスとヴェガXの大きな違いはトップシートです。
ヴェガXにはいわゆる「ラザンター」や「ブルーストーム」のようなやや薄いトップシートが採用されています。
このトップシートの特徴は
・食い込みやすく、タッチが弱くてもコントロールできること
・前に飛んでくれること
・スピード・飛距離が出ること
・重量が軽いこと
です。
一方でスーパーヴェンタスのトップシートは今まで通りの厚いものです。
慣れ親しんだスーパーヴェンタスと最新鋭のヴェガXの戦いになりますが、ここは完全に使い方というか、好みになってしまうでしょう。
性能比較をすると
スピード ヴェガX>>スーパーヴェンタス
スピン スーパーヴェンタス>>ヴェガX
コントロール ミートはヴェガX、回転はスーパーヴェンタス
飛距離 ヴェガX>>スーパーヴェンタス
硬度 ヴェガXのほうが軟らかい(スポンジ硬度は同じだがシートが食い込みやすいため)
グッとかけてスピンで押していきたい人はスーパーヴェンタスのほうが好感触だと思います。特にループドライブでチョリっとかけたい人。カウンターもガッツリ自分からかけていきたい人。
ツッツキを切ったり、ストップを切ったり、やりやすいです。
ただし、47.5度という硬いスポンジをダイレクトに食らうので、相手のボールの影響も受けやすい。ブロックは硬くて反発しないから単純に止まっているだけで、自分から伸ばしたり、いなしたりするのは技術力が必要になります。暴れます。(それでも使いやすいほうです)
逆にスピンよりも軽快に飛ばしたい人にはヴェガXです。
ハッキリ言ってループドライブはいまいちです。グッとかけてもそれほど脅威ではありません。その代わり、軽いスイングでも軽快にボールが飛んで、深く入ります。詰まったときでも割と飛んでくれます。ボールの質よりも、操作性と安定感、スピードに特化したラバーです。
47.5度のスポンジですが、シートが食い込むのでブロックも容易で、伸ばしたりも簡単。カウンターは合わせるだけで良いボールがいきます。
こういうラバーは直線的に飛びやすいですが、ヴェガXはわりと弧線で飛んでくれるので、あまりネットミスもありません。ただし、回転量は落ちます。
回転!回転!とこだわるユーザーもいれば、
スピードがあれば打ち抜けるし、逆に取りづらいと考えるユーザーもいます。
試打していたときもヴェガXのほうがボールが取りづらいと言われました。こっちは弾道が普通に出るので、いつもどおり打っていたんですが。
フォアは回転、バックはスピードのような使い分けもありですね。05・64のように。
実際、この2枚を打ち比べていて、
フォアにスーパーヴェンタス、バックにヴェガXって割と良いんじゃないかなと思いました。
結論から言うと、似てませんでした。
同じスピン系裏ソフトでも特徴のベクトルが違いました。
あー、あと大きな違いとしては
価格も違います。
スーパーヴェンタスは5200円、ヴェガXは4200円です。
コスパとしては2枚ともかなり良い部類。安心して人に勧められるラバーです。
スーパーヴェンタスは、グッとかけたいタイプだけど、DNA Hほどは回転はいらない、オメガ5ツアーDFよりもスピードがほしい、という人にオススメです。
ヴェガXはブルーストームZ1ほど回転はいらない、ラザンターV47よりもう少し弧線がほしい、という人にオススメです。
そのへんも考慮していただいて、選んでいただければ!
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