ということで、今回は特別に天野優コーチに直接指導していただくことになりました。
フォア、バック、オールラウンドと一通りの基本プレーをして、僕の卓球レベルを見ていただきます。まあ、基本プレーだけはそれなりに自信があります!
しかし天野コーチから出た一言は
天野コーチ「ヒラヤマさん、ツッツキがダメダメですね・・・」
ツッツキ?
この台詞以前にも言われたことが・・・。
そう卓将先生です。(その時の様子はこちらです)
やはりトップレベルの選手やコーチはすぐに欠点を見抜いてきます。
何が良くて、何が悪いのかということがしっかり見えているんですね・・・。
天野コーチ曰く、卓将先生と同じように僕のツッツキと思っているものは、カットマンのカットに近く、相手選手に時間的余裕を与えてしまうとのことでした。
卓将先生にチェックされ、意識して改善したつもりでいましたが、悪い癖が再発していたようです・・・・。
皆さんの中にも僕と同じくツッツキしていると思いきや、実はカットをしている人結構いるかもしれませんよ? こういう部分は卓球仲間レベルではなかなか指摘してもらえないところですよね。
天野コーチ「次にバック面表ソフトの使い方ですね。ブロックはOKですがそれだけではダメです。もっとバックハンドを振っていきましょう!」
うわー、これも以前、卓将先生をはじめ、安藤みなみ選手にも指摘いただいた部分です。
表ソフトでのブロックや変化でそれなりに対応できるので、そこで満足している自分もいるのですが、やはりそれだけではNGです。
以前にLilyの村田コーチに手首を使いすぎて、前腕をもっと使いましょうっと指導されたことがあり、そこを常に意識して練習に取り組み、前腕の使い方はかなり改善されてきたのですが、
天野コーチ「そこからさらなるタメですね」
僕の場合はしっかりとしたタメが出来ていないために、早いタイミングで手打ちのようなバックハンドになり、ミスを誘発してしまうとのことでした。きっと多くの方が僕と同じような悩みを持っているのではないでしょうか?
確かに、天野コーチのバックハンドは、変に力も入いってないのに、バシッ、バシッと鋭いバックハンドが決まります。
天野コーチ「私もそうでした。特に緩い球などはしっかりためれず、先走って打ってしまいがちになります。そんな時はお腹に力を入れてみて下さい。」
お腹に力を入れる?
試しに打つ瞬間にお腹に力をグッと入れてバックハンドをしてみると、あら不思議、先ほどよりタイミングがズレるのか、しっかり打ちやすくなった気がします。またお腹に意識がいくせいか、力んでいた腕の力がよい感じにぬけた気がします。
お腹に力を入れるとは今まで考えもしませんでした~
まさに目から鱗の指導です。
天野コーチ「お腹に力をいれると踏ん張りが効くので、タメ打ちがしやすくなります」
自身の経験談からのコーチングは非常に説得力があり、自分の悩みを共感してもらえるというのはとてもありがたいです。
さらに目の前で直接その正しいバックハンド(トップレベルです!!!)を見ることができるため、近距離で目から学ぶことがとても大きいです。
バック・バックでの練習の時には、自分のフォームがどうなっているのか?というところと同時に、同じ表ソフトを使っている天野選手のバックハンドのフォームがどうなっているか良い感じで学習できます。
まさに、一粒で二度美味しいコーチングですね~。