カテゴリー別アーカイブ: アタック8徹底検証

第2回 アタック8試打会レポート 【おまけ】

そして、試打会終了後に、今後のT Port卓球スタジオの店長の座をかけて、1ゲームマッチで尾留川コーチVSヒラヤマユウジのガチ対決が行われました!

小川コーチ「ヒラヤマさん、尾留川コーチは国内イケメン男子コーチベスト10に入っているから気をつけた方がいいですよ!」という意味不明なアドバイスのもと試合を開始!(小川コーチもベスト10に入ってなくてもベスト15には十分入れますから〜)

泣いても笑っても1ゲーム。しかも初見の試合ともなれば、たとえ尾留川コーチが元全国ベスト8のコーチであっても、左利き、アタック8、前陣速攻という飛び道具を使えば、奇跡は起こります。そしてこちらは所詮クリエイター、失うものはなにもありません。

元全日本ベスト8でT-Portの店長尾留川さんとクリエイター・ヒラヤマユウジの月とすっぽん対決でしたが、試合は日本中の卓球愛好家の予想に反してジュースにもつれる大混戦!

そしてジュースでリードしたのは、またしても会場内の参加者の予想を反して、私ヒラヤマユウジでした〜!(本人が一番驚いています・笑)

そして、そしてさらにサービスは私ヒラヤマユウジ!

過去この展開の1ゲームマッチで負けたことは1度もありません!

僕がここでやることは、ただひとつ。この1ゲームで出していない必勝サービスを出す。それだけです。相手がそれをミスれば試合終了、つないできたら3球目を相手コートに沈めるだけです〜。

そして、卓球王国ブログのプロフィールに元全日本ベスト8に勝利という経歴が追加されます!

緊張感ただよう会場内の空気の中、ヒラヤマユウジの出した必勝サービスは
なんとなんと

痛恨のサービスミス!(マジか〜号泣)

そしてその後は尾留川コーチがジュースでリードをうばい、最後は華麗なバックハンドでのレシーブエースを決められ、あっさりとゲーム終了となりました・・・。(早すぎて体が全く反応できませんでした・大汗)

今回もマンガのようなオチですね・・・・・苦笑。

まあ、読者の方はお気づきかと思いますが、尾留川コーチは終始、僕がとれそうもないようなサービスは出さず、僕のレベルに合わせたオブラートに包んだような試合展開してくれていました〜。(多謝)

今回のアタック8試打会の撮影に持参した一眼レフのカメラ。会場にてボディーにレンズを取り付けようとしたところ、レンズのボディーにつける側の保護キャップが外れません・・・汗。

かれこれ35年以上カメラをいじっているのですが、現場でカメラのレンズのキャップが取れなくなったといったアクシデントは一度たりともありません。小川コーチをはじめ、男性陣皆で輪ゴムやラバーなどを巻いたり、ドライヤーで熱してみたりと、いろいろと葛藤したのですが、キャップが外れる気配が全くありません・・・。

ということで、今回の試打会はスマフォでの撮影だけになってしまいました・・・。大変失礼いたしました!!

何はともあれ、試打用・プレゼント用のアタック8をご提供いただきましたアームストロング、そして会場を提供いただきましたT-Port卓球スタジオ、そして参加者へのコーチングをしていただきました卓球アカデミーストリームの小川コーチ、T-Port卓球スタジオの尾留川コーチ、そして卓球道具の貸し出しをおこなってくれた卓球王国にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

卓球アカデミーストリーム、T-Port卓球スタジオに関しては、後日あらためてご紹介させていただきたいと思います〜。

第2回 アタック8試打会レポート その2

そしてここからが試打会の本番です。この台はスポンジ硬度40のラケットといった感じで、台ごとに異なった硬さのスポンジのM粒・L粒のアタック8を貼ったラケットを用意し、参加者同士でクロス打ちにて、試打を開始です。一定の時間で台を移動し、次の台に用意されたスポンジ硬度の異なるラケットで再び試打ということを繰り返し、用意された異なった全てのスポンジ高度のアタック8を体感。

実は王国ブログでの告知を通じての試打会は2回目ですが、小規模では何度か開催しています。やはり変化の大きいアタック8ということもあり、実はなかなかラリーが続きません。ふわふわとしたナックルボールは本当に打ちづらいです!

しかし、今回の参加者の皆さんは卓球経験が豊富のせいか、異質ラバーになれているせいか、ラリーがしっかり続いています! おーーーー!これはすごいです。僕自身も表ソフトの異質ラバーの人との練習はまだよしとして、アタック8の選手を相手にラリーを継続できる自信はあまりありません・大汗。

試打打ちの際に、アタック8の使用感というのも大切ですが、実際にどんな球が出ているのかを今回の試打会では自身で体感してもらうことも大切です。異質ラバーにおいては、いくら自分が打ちやすくても、相手にとっても返球しやすい球が出ているのでは効果も半減。やはり自分が打ちやすく、相手が打ちにくい球が出ているアタック8に巡り会えるのが理想ですよね。

今回特に皆さんに試打していただきたかったのは、以前は特注として受注生産だった硬度45度のスーパーハイテンションのアタック8。アタック8の変化を残しつつ、もっと攻撃したいという人向けのラバーです。これはすでにアタック8を使用しているユーザーには、飛びすぎる!という感覚があるかもしれません。

しかし、他社のよく弾む異質ラバーを使用していて、アタック8の変化を取り入れたい!と思っている方にはおすすめです。僕自身、現在はOXを使用していますが、それまではこの45のハイテンションを小川コーチからすすめられて使用していました。

スポンジ硬度が40と53では同じアタック8でも全くの別物。「私は48が打ちやすい気がします」「45をちょっと本格的に使ってみたい」「今、41を使っているけど、特に変えなくても大丈夫と小川コーチからアドバイスをいただきました」などいろいろな参加者の声が聞こえてきます。

同じアタック8でもこうも違うのか!というのを参加者の皆さんには体感していただけたのではないでしょうか?

ちなみに僕は40 → 48 → 45 → OX(現在ここ)と移行してきました・苦笑。

そして一通りの試打会が終わり、コーチ陣や、オーナーの鎌田さん、そして私ヒラヤマユウジを交えて、皆で自由にフリータイムをおこないました。通常のアタック8に加え、いろいろな素材のラケットに貼った一枚ラバーのアタック8も自由に使用していただきました。

「バタフライの福原愛モデルのラケットが打ちやすいです」「グリップテープが巻いてあると打ちやすい」「カーボンってこんな感じなのですね!」などこちらでもラケットに関して新しい発見があったみたいです。(そういえば、OXに関してのコメントが僕にはあまり聞こえてきませんでした・・・苦笑。)

まあ、とにかく一枚ラバーは飛びません・笑。無論、まだ半年ほどしか使用していないクリエイターレベルの実力ですが、慣れてくるとスポンジありのアタック8の時よりミスが少なく、特に強打に対しての返球(=なんとか相手の台上に入る)できる確率がOXにしてから格段にあがりました。(木で打つ感覚に慣れてきたのでしょうか・・・)

僕自身も参加者の皆さんとのフリータイムはオールラウンドをさせていただきました。まあ、試打会であれだけラリーが続くレベルでしたのでなんとなく想像はついていたのですが、オールラウンドにて一緒に練習をさせていただいた皆さんのサービスがなかなか鋭く、フリータイムのはじめは主催側というのもあり上から目線でオールラウンドをさせていただいていましたが、気がつけば下から目線になっておりました・・・大汗。

「すみません、もう一度今のサービスお願いします!」とレシーブミスの連発です・汗。キレていないようでキレているサービス、予想外のところに出されるサービスなど、よい勉強になりました!

まあ、僕との練習はエンターテイメントみたいなものですが、フリータイム時間の中でも小川コーチ、尾留川コーチによる個別アドバイスなどがおこなわれており、参加者の皆さんにとってはメリットのあるフリータイムだったのではないでしょうか。

最後は最後まで会場にいらした参加者の皆さんと記念撮影!今回は前回開催よりも時間をのばしての開催となりましたが、参加者のみなさんお疲れ様でした〜。個人的には多くの同年代の方々と楽しいひと時を過ごさせていただき、時間があっという間に過ぎてしまったように思えました〜。

またいつか次なる試打会を開催したいと思っています。今回参加できなかった方は、ぜひ次回をお楽しみに〜。

第2回 アタック8試打会レポート その1

先日、東京はT-Port卓球スタジオにて開催されたアタック8試打会の様子をご報告〜!

異質ラバーとの対戦を苦手としている人はそれなりにいますが、その中でも特にこのアタック8に対して極端に苦手意識を出す人は結構います・笑。しかもこのアタック8は、粒の大きさ、スポンジの硬さ、厚さと、全部で70種類以上あるので、アタック8を使用している人も自分が使っているアタック8が自分にあっているのか、ガッツリ打ち比べをしないとなかなかわからないところがあります。(うち比べていると余計混乱してくる・・・ということもありますが・苦笑。)

今回は、東京にある卓球スタジオT-Protさんのご協力のもと、様々な種類のアタックを用意して、2回目となるアタック8試打会を開催いたしました。

試打会にて用意させていただいたのはラケットの両面(裏表)にL粒、M粒と粒の粒の大きさの違うものを貼り、40(店頭で市販されているもの)、43、48、53の4種類に加え、45のスーパーハイテンションのアタック8、さらにはほOX(一枚ラバー)のアタック8を合版、特殊素材(ファイバー)、カーボンと材質の異なるラケットに貼ったものなど合計16本のラケットを用意しました。

スポンジの厚さは基本的に中で統一し、ラケットの重さも全て167gにそろえているため、基本的な部分にて、アタック8を比較しやすいように調整済みです。

店頭で販売されているアタック8はスポンジの硬さが40というのが一般的なので、アタック8ユーザーはこのラバーを使用している人が圧倒的に多いです。他の表ソフトラバーと大きく異なるのが、1.2ミリという表ソフトと粒高の中間くらいの粒の高さ。ここから生まれる微妙な変化やナックルがこのラバーの特徴です。

L粒とM粒の粒の大きさの違いはやはりL粒の方が粒が大きいため安定はするものの変化が乏しく、逆にM粒は変化は大きいけど、扱いが難しいというのがアタック8です。

しかしスポンジの硬さを換えたりすることで、今まで扱いづらかったM粒がそれなりに使えこなせる感じがする!ということもあります(ヒラヤマユウジ実体験語録)

せっかくアタック8を使用するなら、やはりM粒でしょ!という、元卓球王国編集者ゆうさんの台詞が今も耳元から離れません・笑。

今回の試打会はアームストロング社公認でアタック8を熟知されている卓球アカデミー・ストリームの小川コーチ、そしてT Port卓球スタジオの尾留川コーチのWコーチの指導もあります。

今回会場を提供してくれたT Port卓球スタジオのオーナーの鎌田さん。自身もアタック8のヘビーユーザーであり、実は第一回目のアタック8試打会の参加者でありました。(その頃はまだ卓球場の運営はされていなかったそうです・・・)

ヘビーユーザーの証拠として、T Port卓球スタジオの一番目立つところにはトップおとめピンポンズ名古屋で活躍しているアタック8ユーザーの安藤みなみ選手のサインがありました!(安藤さん、僕にもください!)

今回は30〜60代の女性が中心に多くの方に多くの方にご参加いただきました。第1回目の開催時は、遠方青森から参加されたヘビーユーザーの方がいらしたので、今回も遠方から来られても満足いただける体制をとったのですが、、、今回は関東どまりでした・笑。

また昨年のパラ卓球選手権でクラス8にて活躍している今泉大地さんも参加してくれました。

今泉さん「以前にアタック8を使用していたのですが、こんなに種類があるのは知りませんでした。もしかして自分にあうのがあるかもしれないと思い参加しました。」

そうなんですよね、アタック8は硬度やスポンジ厚、そして粒の大きさにによって全然違ってきます。何かヒントになるものに出会えるといいですね。今泉さんはパラリンピック・パリ大会の代表候補。自分にあう卓球道具に出会い、ぜひパリ大会への代表の座をつかんでもらいたいですね!

試打会のスタートは、卓球アカデミーストリームの小川コーチから、一般面ソフトとアタック8の違い、打ち方のポイントなどをT Port卓球スタジオの尾留川コーチと共にレクチャリング。単にあたえられたラケットを試打するより、どういうことに気をつけ、考えて試打するとでは身に付くものが違ってきます。

レクチャーを終え、各コートに分かれ、アタック8試打会の開始です。

第2回アタック8試打会のお知らせ

8月になり、いよいよ夏も本格的な暑さになりました!本当に暑い・・・・。

そんな暑い8月末に、なんと第2回アタック8の試打会を開催することになりました。(無論、会場は空調きいていますが・・・)

約70種類以上あるという変化系表ソフト「アタック8」。一般的にお店で販売されているのはその中の数種類のみです。同じアタック8でもスポンジの硬度が変わるだけで、感覚が全然異なります。

なかなか開催されないアタック8に拘ったニッチな試打会。他のアタック8を試してみたい、他の表ソフトからアタック8をちょっと試してみたいなど、アタック8に興味のある人にとってはとても面白い試打会だと思います〜。

ぜひ、自分の卓球にあったアタック8を見つけて下さい。

第2回アタック8試打会
開催日:2022年8月28日(日) 13時〜
(4〜5時間を予定)
参加費:無料
参加定員:20名前後
(試打会の様子はこちらのブログに掲載されますので、基本顔出しOKの方またはモザイクがけでOKな方)

協力:T-Port卓球スタジオ、アームストロング、卓球王国、ヒラヤマユウジ

今回は第1回目の試打会同様に、硬度の異なったM粒、L粒に加え、特注の45度スーパーイエロー、さらには先日検証をおこなっていたOXのアタック8など、様々なアタック8の試打をしていただきたいと思います。

無論、第1回目同様に、アームストロング社公認の小川コーチによる、アタック8を使用したワンポイントコーチングや今回会場となるT-Port 卓球スタジオ(東京都北区)の尾留川コーチのサポートなど、フリーのタイムの練習会も開催予定です。

今回は私、ヒラヤマユウジもラケットを持参し、皆さんとラケットを交えたいと思います〜!(下手だな〜!と笑わないように要注意ですw) まあ、楽しいひと時を皆で過ごしましょう〜。

さらには、参加者の中から抽選でアタック8(OX)などをプレゼント!

参加定員は20名前後になりますので、お早めにお申し込みください。

詳細・お申し込みは下記WEBサイトから
https://www.hirayamayuji.net/attack8/

サイバーシェイプとアタック8 大検証!【実戦編】

いろいろと検証結果を書きましたが、まあクリエイターということもありますし、活字で表現するよりは実際に本番で使ってどうなの?という一番大切な感想をということで、まだ10回ほどしか使用していない状態で、シニアダブルスの大会に参加してまいりましたー!

本音、キレた短いサービスを出すのにかなり苦労している状態にあるので、ダブルスの大会はかなり不利かな・・・と内心ビクビクしながらの実戦検証です。今回は男子ダブルスとミックスダブルスに参加することに〜。

えー、結果からお話させていただきますと、ミックスダブルスはなんと優勝してしまいました〜!しかも落としたゲームはわずか1ゲームだけ・汗。そして、その後に行われた男子ダブルスは予選リーグを全勝で突破して、決勝トーナメンは準々決勝で敗れたもののベスト8でした〜!

これ、すごくないですかー!

確かにサイバーシェイプカーボンは凄かったのですが、実はミックスダブルスは相模原市という新しいエリアにおいてなかなかパートナーが見つからず、「私でよければ参加しますよ!」と優しく声をかけてくれたのは、マスターズや東京選手権などにも出場し、活躍されている佐藤明子さん。今回、特別にダブルスを組んでいただきました・・・。(ありがとうございます・涙)

「なんだー、そういうことか・・・」という声が聞こえてきそうですが、えーそういうことなんです!w。

確かにミックスダブルスは、おんぶに抱っこ状態で、間近でワンランク上のプレーを拝見しつつ、足を引っ張らないように一生懸命がんばりました・大汗。

しかしながら、男子ダブルスの方はベスト8で敗れたものの、要所要所でサイバーシェイプでのやりやすさが光りました。(無論、まだ慣れていない部分もあり、凡ミスもそれなりにありました・汗)。

「あれ、ヒラヤマさん、前回対戦した時はサイバーシェイプでしたっけ?」と声をかけてきてくださったのは、前回の大会の準決勝で完敗した対戦相手の嶋野さん。ここ相模原市の卓球協会の役員をしつつ、市内中学校の先生であり、卓球部の顧問を7年前までされていたとのこと。(僕の中学の顧問の先生は全くの卓球初心者だったから、嶋野先生の生徒たちは羨ましいですね〜)

おっと、話がそれてしまいましたが、現状においては競技以外の場でも話題を提供してくれるのもサイバーシェイプの魅力ですかね・・・。


【サイバーシェイプとアタック8の検証総まとめ】
練習による検証、そして実戦での検証で感じたことは、やはりカーボンということで初心・中級者には飛びすぎる感はいなめません。ただそれは慣れにより、改善できるレベルではないかと思います。

それ以上にスイートスポットが広いというのはかなりの魅力と感じます。直近では、フォア側のラバーを”厚から中”に変えているのですが、これを薄にして調整をはかるか、昔のタキネス、マークファイブといったラバーで打ってみたいと思っています。

今回はアタック8のOXと表ソフトを使っての異質検証でしたが、攻撃的に異質ラバーを使用する人にはとてもマッチしているように感じました。僕のように積極的に攻めずに緩急をつけて、次のチャンスをフォアで打ち込む!というスタイルの方はカーボンも悪くはないのですが、STIGAさんが合版、特殊素材のサイバーシェイプを発売してくれることも期待したいところです〜。

とりあえず、今回はサイバーシェイプで優勝しました!
(これがとても大事ですよね?苦笑)

サイバーシェイプとアタック8 大検証!3

■初級・中級者とサイバーシェイプどうなのよ?

ほとんどどのレビューを読んでも中級者・上級者向けラケットのようなことが書かれています。まあ、値段的には確かにそうですw。ここら辺は指導方法によるのではと正直思っています。カーボン素材はちょっと飛びすぎる感はありますが、スイートスポットが広いのは初心者にとっても悪くないと思うのですが・・・。

さらにバック面においては、目の前にサイバーシェイプの角が見えるため、サイバーシェイプの各角部分がラケットを振ったり、構えたりする時の目安となり、基礎の振り方を学んだり、指導するにはとても良いのではと感じました。

フライフィッシング(釣り)などでキャスティングを指導する時があるのですが、よく時計の針の位置を想像させ、11時と1時のスイングにてラインを伸ばし、最後に3時まで手を下げるといった目安を与えます。(釣りのキャスティングも初心者は必要以上にロッドを大きく振る傾向にあります)

サイバーシェイプの場合も、右利きの場合、11時と12時で小刻みにふる!などと指導したり、試合の時に大ぶりになってしまっているバック面の修正がとてもしやすいように感じました。これが角がなく楕円だと、どうしてもあいまいになってしまいますよね〜。(目安があると上達しやすいですね)

■フォアでのサイバーシェイプの実力は?

バック面からの使いこなしから検証してしまいましたが、バック面の異質ラバーとの相性は非常に良いと感じました。無論、カーボン素材のため飛びすぎてしまい、合板や特殊素材よりは台上2バウンドでの展開は難しいかもしれませんが、今回使った通常のカーボンラケットと比較して弾道が低いため、一般的なカーボンより台上2バウンドが出しやすいのと同時に、相手にとって打ちにくい球が返球されるような感じです。

そしてフォア面のミート打ちやブロックはというと、これはSTIGAの塩野さんの言われた通り、非常に非常にやりやすかったです。これはこのラケットのスイートスポットの広さと重心の位置のせいだと思うのですが、相手の重い回転のかかったドライブも変にラケットに力を入れることなく、ミート打ちできます!(これがバック面にも通じているのかもしれませんね・・・) 今までもいろいろな検証をやって、相手のボールの影響を受けにくいなどと感じてきましたが、今回は別次元です。

台上の処理やフリックのやりやすさというのは、特にすごい!と感じるものはなかったのですが、やりにくいわけではありません。

■サービス
またサービスにおいては、カーボンという素材と球離れの速さのせいか、初心・中級者の僕においては、短い切れたサービスを出すのが結構難しかったです。特に台上で2バウンドさせるような切れたサービスはしばし練習が必要な気がします・汗。

■ドライブ&強打
ドライブや強打に関していうと、まだまだ私自身が発展途上という部分もあるのですが、強打のミート打ちでいうと、今までの同じタイミングで同じフォームで打つと非常に不安定でした。入る時は入るのですが、オーバーミスやネットの下面に突き刺さるような通常ではありえないミスも結構ありました・汗。しかしこれは長年の下手な卓球経験値でいうと、慣れによって克服できるレベルのものと思います。

■こんな人にオススメ

今回はバック面に異質を張っての検証でしたが、まさに記事の塩野さんのコメントの通り、僕のように前陣速攻のバック面異質でミート打ちを得意とするスタイルの人には間違いなくオススメです。(カーボン以外の素材があったら更に嬉しいのですが・・・)

さらには歳をとって、あと半歩が動けなく無理なフォームで手打ちしているご年配の方にもおすすめですね。やはりラケットのスイートスポットが大きくなるとミスが減ります。昔と違って 11点で決まってしまう現代卓球。今までは、その半歩が動けないために、ラケットの角の方にボールがあたり、ミスになっていたようなボールが入るようになる確率がグーンと上がります!でも、若者はそこで怠けてないで、しっかりと動いて更に良いボール打ってくださいw。

サイバーシェイプとアタック8 大検証!2

今話題のSTIGAから出ているサイバーシェイプを約2週間に渡って、検証した感想をお伝えしたいと思います〜。

スィートスポットが広い、打ちやすいなどの良い話を聞きつつも、自分には合わない、使うのを辞めたという声もちらりほらりと聞きます。定価3万円(実売2万円前半)というラケットだけに、万一自分に合わなかった時のことを考えると簡単に手を出すこともできません。(まあ、メルカリがあるか!w)

とりあえず、実際に使用している人からラケットを借りて打ってみたりもしたものの、実際に自分が使用しているラバーで打たないと、正直あまりピンっときません・・・。

ということで、今回サイバーシェイプカーボンに自分のラバー環境と同じ状態にして検証をしてみることに〜!つまりラケットは最新の8角形デザインに、時代錯誤と言われる1枚ラバーをバック面に貼っての検証です!(1枚ラバーでサイバーシェイプカーボン検証なんて他にはあまりないから、異質ラバーを使っている人にも価値あるレビューかもしれませんw)ちなみに、表面にはテンション系の裏ソフト(Vega TourとVictas VENTUS Stiff)を装着です。

まあ、サイバーシェイプカーボンはかなり前から気にはなっていたのですが、今回検証に踏み切った理由は卓球王国別冊「卓球グッズ2022」の特集記事!その中でSTIGAの塩野さんのインタビュー記事にて「表ソフトにもすごく合う」「ミート打ちやりやすい」という内容が書かれていたことですね〜。さらにいろいろとサイバーシェイプカーボンについて書かれていますが、ぜひそれは「卓球グッズ2022」を購入してじっくり読んでください!(オールカラーでこのページ数で税込900円は通常あり得ない安さです・・・)

ということで、手元にきたサイバーシェイプカーボンですが、僕の想像していた大きさより意外とコンパクトで驚きです!

今回の検証は

・表ソフト、1枚(OX)のラバーとサイバーシェイプカーボンの相性
・初級・中級にも使いこなせるラケットなのか?
・クリエイター的サイバーシェイプカーボンのまとめ

の3つを中心にお届けしたいと思います。

まずはサイバーシェイプカーボンの打球感をお伝えするために、7枚合板、カーボン、特殊素材(ファイバー)、そおしてサイバーシェイプカーボンの4種類のラケットのバック面にアタック8の1枚ラバーを貼り、試打して見ることに〜。

■7枚合版
返球は、安定しているものの、スピード感は他のものよりない。そのため、あまい返球をしてしまうと次に強打されやすくなってしまう。台上で簡単に2バウンドさせたりなどの短い返球にも長けている。


■カーボン
飛びすぎるため、返球は一番不安定。しっかりとした面を作る必要がある。ただ一番スピード感があり、攻撃的な展開はしやすい。


■特殊素材(ファイバー)
アタック8を意識して作られたかのような安定感があり、適度なスピード感もあるため攻守に渡って色々なことがしやすい。台上で2バウンドさせたりなどの短い返球にも長けている。


■サイバーシェイプカーボン
カーボンのため弾んでしまうのだが、ボールの軌道が他のものと比較して低く、台上にしっかり収まってくれる。カーボンなのでスピード感はありつつも、一番安定していた特殊素材同等に安定して扱える。(ラリーをしていてミスがダントツで少なかったです!)


これはまさにサイバーシェイプによるスイートエリアの広さのせいではないかと思います。この素材がカーボンでなく、合板やファイバーなどの特殊素材だったら、もっとすごいのだと思います〜。

僕もそうですが、バックが苦手としていた人にはこの広いスイートエリアはかなりありがたいです。80年代、日本でテニスが流行った時に、スイートエリアが広いデカラケットが流行りましたが、まさにそんな感じです。ミスが少なくなると卓球がもっともっと楽しくなります!

例えば、モリストSPのように攻撃的に表ソフトを使いたいという方には、球離れと弾く感覚がよいため、他の表ソフトを使ってもら従来のラケットより攻撃的な使い方ができる感じがします。(検証ではアタック8 L粒43度を使用しました)

アンチでの検証はしていませんが、OXや表ソフトの使用感をみると、結構低い弾道でよい感じのプレーができるのではと思います。


◆異質ラバーとの相性のまとめ
結果、サイバーカーボンとアタック8のOXを中心とした異質ラバーは非常に使いやすいです。僕のようにまだまだ表ソフト、OX初心者にはスイートスポットの広さでミスをカバーできるという感じがとても強かったです。(試合、練習中の凡ミスがかなり減りました)

サイバーシェイプとアタック8 大検証!

2週間連続の大会出場から、はや2週間。時間だけはどんどん過ぎてまいります・汗。実力を補うためには練習。体力をつけるためには体トレ、そして走り込みと頭の中ではわかっているものの。なかなか時間が取れないというのが一般社会人の現実です。

なので、今回、その実力不足と体力不足は道具で補うことに決めました・笑。

ということで今回は表題の通り、急遽あの噂のサイバーシェイプカーボンを導入することに!

まあクリエイターなら、過去に例をみない八角形のデザインに惹かれないわけがありません・笑。しかもスイートスポットが広く、ミスをしにくいとの評判を聞けば、検証してみたくなるのは当たり前です。

若い人たちの検証記事はあちらこちらに上がっているものの、僕のような初級・中級の中年オヤジ、しかもバック面はアタック8の1枚という異質ラバーでの検証記事はあまり見受けられないのできっと面白いと思いますw。

サイバーシェイプにアタック8 OX

最新のラケットに時代に逆行とまで言われている1枚ラバーはどんな結果をもたらせてくれるでしょうかw。(ちなみに、使用した初日に、自分より2ランクも、3ランクも上のチームメイトに、初めて勝利してしまいました〜!という奇跡が起こりました!いつものラケットだったら、100%あっさり負けていたと思います!汗)

今回は7枚合版、カーボン、特殊素材(ファイバー)、そしてサイバーシェイプカーボンと4種類のラケットにて比較もしてみたいと思います〜。

まだ検証途中なので、しばしお待ちください〜。

アタック8 OX検証 その2

以前に「アタック8を使うなら、やっぱりM粒でしょう!」と王国編集部の方から助言をいただいた過去があります。アタック8のM粒は本当にいやらしい変化を生み出し、それを自分のものにできたなら怖いものなしです!

ということでアタック8の表ソフトを使ってから最初の頃は、一生懸命M粒を使って練習してきましたが、やはり社会人、練習時間がそんなに取れません・涙。たまに決まるアタック8のいやらしいまでの攻撃での得点より、自らのミスでの失点が多く、コントロール重視のL粒に変更し、今までに至っています。

そして今回、アタック8のM粒は一枚ラバーではどうなのか、改めて比較検証してみたいと思います〜。

と、書きつつきも、L粒よりM粒の方が変化が大きくというのは打たなくてもわかります・・・・・。

そんな固定観念を持ちつつ、アタック8の一枚ラバー(OX)のL粒とM粒を比較検証!とにかく様々な球を打って、打って打ちまくりました!!!

やはり、打つ前に予想していた通り、アタック8のM粒はL粒より、変化系の球が出やすいです。スポンジがないせいか、その変化がクリエイターレベルでもよくわかります。

そしてL粒に輪をかけて、球が飛びません・・・汗。
(あ〜、どんどん飛ばない卓球になっていく・・・・)

しかし意外な発見がありました!
(やはり、検証って大事だな〜涙)

なんと皆さん、表ソフトではその制御に苦しんだM粒が、一枚ラバーではそんなに制御困難ではありません!!!

これは大発見です!

ただ、L粒よりさらにきることができません・・・・・。アタック8のM粒で打った後にコバルトX-1を打ってみると、表ソフトのようにこちらからもガンガンきることができます。

でも、このアタック8 M粒の変化は超魅力です!!!

表ソフトの時にアタック8のM粒に断念した方も、ヒラヤマユウジに騙されたと思って再挑戦したらいいと思いますよ〜。
(クリエイターレベルの卓球選手でも、これはイケる!と感じていますw)

逆にアタック8のL粒の選択は、変化はかなりなくなりますが、安定性は向上します。でもアタック8のどちらかを使うなら、M粒推しでしょうか。

ちょっとこの変化楽しすぎます!!
しばしこのアタック8 M粒OX生活を続けてみたいと思います〜。

アタック8 OX検証 その1

今後、もっと動けなくなる時に回り込まずに、一枚ラバーで突き刺すようなナックルバックはかなりの武器になるのが想像できます。このままコバルトを使い続けるのもありなのですが、やはり今まで長年に渡って色々な種類のアタック8を使い続けてきたヒラヤマにとっては、アタック8の一枚ラバー(OX)を使わない訳にはいきません。

単純に頭の中で考えると、通常の一枚ラバーよりもアタック8が生み出す打球は、さらにいやらしいのではないかと期待です。

ということで、今回は一枚ラバーのコバルトX-1(OX)とアタック8 L粒(OX)を比較検証してみたいと思います〜。

表ソフトから1枚ラバーに張り替え、初めて使用した時は「うわ〜、全然飛ばない・・・大汗」と感じましたが、アタック8のOX(一枚ラバー)は、さらに飛びません・・・。それぞれのラバーを2本の同じラケットに貼り、基本的な打ち方やオールランドを数時間おこなってみたところ

●弾道
コバルトの方が直線的な弾道で、コバルトと比較するとアタック8はゆるい弧を描くような弾道に感じます。

●球離れ
さほど変わらないような気もしますが、コバルトの方が球離れが早いです。

●ナックル
コバルトは1.4mm、アタック8は1.2mmでコバルトの方が0.2mm粒は高いのですが、ナックルをはじめ、変化はアタック8の方が出しやすいです。

●粒の大きさ
アタック8L粒よりコバルトX-1の方が粒は小さく、高いのですが、変化はアタック8の方が強い感じです。

●スピード
打ち方にもよるかもしれませんが、コバルトの方がスピード感を感じます(球離れの速さも影響していますね)

●弾み
コバルトの方が弾みます。これはどのような組み立てをしたいかによりますが、台上で2バウンド、3バウンドといった球はアタック8の方が出しやすいですね。

●攻撃のしやすさ
これも好みによるかもしれませんが、単にスピードで押し込むような展開なら、コバルト。スピードや飛距離は若干落ちるものの、変化を混ぜたりするならアタック8ですね。

●ブロック
これはアタック8の方が短く止まり、強打のブロックもしやすく感じます。

●カット
基本一枚ラバーはきれにくく、ナックルと言われていますが、コバルトきれますw。特に下回転より横下回転とかの方が切りやすいと思います。(クリエイターのワンポイント:コツとしては、なるたけ引きつけてボールが当たる瞬間に手首に力を入れてクッッと切ります!って、テキストだと伝わらないですねw)コバルトが10としたらアタック8は5ぐらいの切れ味といった感じです。

●安定性
どっちもどっちですが、やはりコバルトですかね・・・。

という検証結果になりました。(あくまでもクリエイター視点ではありますが、様々な異質ラバーの検証を初めて早6年。検証にはちょっと自信が出てきました・笑)

1枚ラバーの球離れによるスピード展開で一枚ラバーらしく攻めるならコバルト。スピードが若干落ちても変化・ナックルを重視するならアタック8ですね。

どういう卓球スタイルをしたいか、どういう組み立てをしたいかによって選択が決まりそうですね〜。

Page 1 of 3123