年別アーカイブ: 2018

特注アタック8 【45度スーパーイエロー】

先日までの様々なラバー検証にて、すっかり手首と肘を痛めてしまったヒラヤマですが、

「練習や試合で手首痛めるとかならわかりますけど、検証で痛めるってありえないですよね〜笑」と心にまで追い打ちをかけてくる王国担当編集者の高部氏。確かにありえませんよね・・・汗。

実は先日のKO Proの検証の後に、異質ラバーのエキスパートともいうべき、卓球アカデミー・ストリームの小川先生が「せっかくなのでいろいろと試してみませんか〜」と様々なメーカーのアンチ、粒高、表ソフトなどを試打させていただきました。皆さんもそうだと思いますが、やはりいろいろなラバーを試してみないと自分に合っているかどうかわかりません。

おー、このラバーはこんな感じなんですね〜などと小川先生と軽くオールラウンドをしつつ、僕のプレースタイルを見ていただくこと15分。
小川先生「ちょっと待ってて・・・」とアカデミーの事務室から1枚のラバーを持って戻ってきました。

アタック8 スーパーイエロー

なんとそれは見たこともない
黄色いスポンジのアタック8〜!

小川先生「これアームストロングのベクターの45度のスーパーイエローのスポンジをアタック8に貼ってもらった特注品なんです。多分、ヒラヤマさんのプレースタイルには合うと思います」

【ヒラヤマスタイル】
台にへばりついて、全く下がらないバタバタ卓球の前陣速攻。バック面に表ソフトをはり、台上にて変化プレーでしのぐものの、バックハンドでの攻撃にイマイチ自信をもてない人のスタイルのこと。

アタック8ユーザーの方はご存じかもしれませんが、アタック8は一般的に店頭に販売されているのは硬度40度のスポンジで、その他にこのブログでも紹介させていただいた41度、43度、48度、53度というのがアタック8のスポンジ硬度のラインナップ。

45度というのは基本存在しません。

無論、現行のカタログにも、アームストロングのWEBサイトにものっていません。

僕自身は昨年より48度の硬めのアタック8を使用しているのですが、48度の魅力はなんといってもストップ。台上で2バウンドするストップや、フワフワとした遅めのストップで相手の打つタイミングをずらすというのにとても効果的でした。

しかしながら、それなりにパワーがないとパンパンといった相手のコートに突き刺すようなボールをなかなか出すことができない〜!という部分も多々ありました。

逆に40度〜43度では、突き刺すようなボールは出しやすいのですが、台上で2バウンドといった死んだ球を出すのが48〜53度のように楽ではありません・・・。

そんな中間的な硬度45度の特注アタック8は、ベクターのスポンジというのも影響しているのかもしれませんが、従来のアタック8の変化を残しつつ、48度のように止まり、そして48度より攻撃しやすいです。(非力の僕が言うのですから、うまい人が使ったらかなりすごい武器になるのではないでしょうか)

アタック8 45度 スーパーイエロー

早速、メーカーのアームストロングに問い合わせてみると、なんと特注にて一般販売も可能だそうです〜。
(メーカー小売り希望価格4700円(税別)だそうです〜)

なんか一般に販売されていない特注というだけで、嬉しくなってしまうのは僕だけでしょうか・・・苦笑。
(それだけで、強くなった気になれますw。)

ちょっと硬めのアタック8を使用していて、もっと楽に攻撃したい!と思っている方や、通常のアタック8で、もっとストップを止めたい、ボールの威力を殺したいと思っている方は試す価値がありありの1枚です。

興味のある方はぜひアームストロングにお問い合わせみてください〜!。
(店頭経由での注文も可能だそうです)

あっ、商品名はアタック8 特注45度スーパーイエローです!
※粒の大きさ、スポンジの厚さなども確認くださいね〜

グランドファイナル熱かった〜!

2018年のグランドファイナルスゴかったです。

格闘技でいえば、大晦日に行っているRIZIN、歌でいうなら紅白、そして卓球ならこのグランドファイナルといった感じでしょうか。

昨年2017年は、男子はオフチャロフ、女子はCHENが優勝し、ダブルスは大島・森薗選手が優勝、女子は早田・伊藤選手が準優勝という結果でしたが、今年は皆さんすでにご存じの通り、若干15歳の張本選手が優勝という快挙を成し遂げました〜。

結果をみれば4-1という圧巻の勝利なのですが、やはりライブで試合をみていると、もうハラハラドキドキの連続で勝利する瞬間まで目が離せません。行きたいトイレも我慢しての試合観戦となりましたw。

女子のダブルスも昨年の屈辱を晴らすかのような早田・伊藤選手のストレート勝ちでの優勝。実に見事でした。

上位入賞は果たせなかったものの、多くの日本選手の活躍に感動させていただきました〜。21点のルールで育った僕にとって、11点ルールは本当に実力差が出にくいシビアで難しいゲーム展開の競技だな〜と感じてしまいます。

しかしながら、今回このグランドファイナルのいろいろな試合を見ていると、いつもと何かが違う。

何だろう?

とにかく、選手達の空振りが多い、サービスミスは多い、ネットが多い、ラリーが続かない、etc….。

そしてその理由は王国のグランドファイナルレポートの中に書かれていたのですが、「表面がツルツルして飛ばない卓球台」だったそうです〜!

納得ですw

大会ごとに試合球、卓球台、湿気など、試合を行う上で多少の誤差を生み出す要素は当然あるとは思いますが、今回の大会はその誤差の許容範囲を大きく越えていたんでしょうね〜。

まあ、自分レベルならきっと全く気がつかないのかもしれませんが・・・大汗。

しかし、どこかの地方都市の市民大会ならともかく、年間の卓球界のトップを決めるグランドファイナルにてこのようなことは起こってはいけないでしょう〜。(正直、張本選手、早田・伊藤選手が優勝しているから怒りも半減していますが・・・)

確かに皆同条件にてプレーしているといえばそうですが、そもそも通常の卓球台でプレーしてきて選ばれたトップ選手達ですから、その最後の大会で異なった球質を生み出す台を使用するというのは、双魚、ITTFやはりあかんでしょ〜!という感じです。

まあ、張本選手、早田・伊藤選手が優勝してくれたから今回は大目にみますw。

半粒ラバー K.O. Pro検証 その3

クリエイターの僕ではこのラバーの検証にも限界があるため、表・粒・アンチなどの異質ラバーに詳しい卓球アカデミーストリームの小川先生に協力していただくことに。(ついでに前回このブログで検証したKillerも再検証〜!)

アカデミーを運営する小川先生、アタック8のアームストロングのラバーをはじめ、今回のDr. Neubauerのラバーなどもいろいろと検証しているらしいのですが、このKO Proは初めてのこと(というより、まだ日本国内で販売されておりません・・・汗)

そしてラケットを手に取ると、いきなり計測器を取り出し、粒の大きさをチェック。(先生、マニアックですね・・・さすがです)

小川先生「アタック8とのL粒より、若干小さいけどほぼ同じですね。でも粒が柔らかいですね」

そして早速マシン相手に試打を開始。

そして最初に出た一言が「思ったより使い辛くはないけれど、飛ばない!ですね。これはしっかり振れないと飛ばないラバーです」
小川先生が打った球が次々にネットにかかります。

小川先生「Dr. Neubauerのラバーはプロというのが商品名に記載されたものは、基本スポンジがさらに硬くなります。なので、それなりに力がないとこのラバーを使いこなすのは難しいかもしれないですね。KOの方がまだスポンジも柔らかく、このラバーよりは飛ぶと思います。」

やはりドイツメーカーのラバーということもあり、基本力(パワー)のある男性選手を想定して作られているため、日本人選手には不向きなのでしょうか。


パッケージもメチャクチャ男性的ですしね・・・汗。

小川先生「ただ一般的な粒高よりはコントロールしやすいし、下回転なども気にしないで打てるので、しっかりと振れる人で、粒高から変更するのはありかもしれません。逆に表を使っている人には難しいかもしれませんね」

僕のように使用した時に「うわ〜、これ面白い。ちょっと頑張って使ってみようかな〜」といった姿勢があれば、徹底的に練習をして、ラバーに慣れていくということも考えられそうですが、アタック8に慣れるため以上の険しい道が待っていそうです・・・。

せっかくなのでDr. NeubauerのKillerも検証していただくこと。

小川先生「おー、これはKO Proと違い安定していて打ちやすいです。アタック8よりも弾みます」

実は僕もKillerとKO Proをここ3ヵ月以上使ってみて、Killerの方がいろいろとプレイの可能性があるのではと思い始めておりました・・・。

小川先生「あとナックルとか攻撃とかいろいろな可能性はありそうですが、両方に共通してアタック8のようなふらつくような変化が少ないかもしれないです。そういった意味では扱いずらさはあるけれど、その見返りが少ない感じがします。」

ヒラヤマ「どういったプレイヤーにオススメですかね?」
小川先生「うーん、わかりません・・・・汗」

先生〜!

いろいろな異質ラバーの検証を行っている小川先生にも「?」マークをつけさせたKO Pro。

3回に渡る検証結果をまとめてみると

・KOよりもスポンジが硬く、コントロールしにくくなったがスピードが出る
・しっかりとラケットを振ることのできるパワーが必要
・変化はさほどない
・下回転、サービス回転などに全く影響されず攻撃できる
・ドライブマン相手にはメリット大

といった感じです。特に4番目の回転に影響されないというところが僕が数カ月にわたり検証している中では大きかったです。うまい選手だと試合で、サービスの回転がわからなかったりしてレシーブミスや甘いレシーブになってしまう事がありますが、そんな時にもリターンエースがとれるスピーディーな攻撃的レシーブを様々なシーンで演出してくれました。

それと対ドライブマンのドライブに対して、突き刺すような早いナックルでのリターンは効果的でした。

表や粒高でもっと攻撃的なプレーを増やしてみたいという方にはKO Pro使ってみてはいかがでしょうか。(今回検証していませんが、日本人にはKOの方があっているかもしれません)まずは、国内ですでに販売されているKOからスタートですかね・・・。

この3ヵ月に渡りの検証で僕はなんと手首と肘を痛めてしまいました〜!涙。今まで一度たりとも卓球で身体を痛めるということはなかったのですが、手首はかなりきています・・・・。やはり検証はほどほどにですかね〜汗。

半粒ラバー K.O. Pro検証 その2

前回からの続きで、KO Proを徹底検証〜!
ということで、このラバーを使用すること1ヵ月。

このラバーにだいぶ慣れてきたと同時に、本来のアタック8の貼ってある自分のラケットではボールがうまく打つことができなくなってしましました〜!大汗。

なにわともあれ、このKO Proは打っていて面白い。
しっかりと面を作れればブロック、プッシュ、スマッシュ、ドライブと早く微妙な変化をもたらす返球ができます。(しっかり面を作れれば・・・です・苦笑)しかも相手の強打の重さを感じません・・・。通常の粒高よりコントロールしやすいというのもあるのかもしれません。

特に面白いと思ったのが、相手の回転に影響されにくいラバーのため、横回転の時に、通常左回転の球に対しては右回転をかけて返球するのですが、あえて左回転に左回転をかけて返球するととんでもない返球になり、一体ボールにどんな回転がかかっているのか自分自身も混乱してきますw


そして、このラバーで打った球の特徴としては、相手コートでバウンドしてからの伸びるような軌道です。打ったボール自体がスライスしているような感じなので、伸びているように感じるのかもしれませんね〜。

なので、低い打球の球をパチンと弾くのはアタック8などより難しいと感じました〜。

そして今回は地元でいろいろな方の協力をいただき、いざ練習試合を行いこのラバーの効果を検証。

基本的に僕は前陣速攻というスタイルで前にへばりついてプレーするタイプなのですが、対ドライブマン系選手へのこのKO Proの与える効果は絶大でした〜!

変化そのものはアタック8の方がなんとも言えないイヤラシいボールなのですが、パチンと弾いた時のスピードと相手のドライブによって生まれるこちらからの逆回転(つまり下回転)で振り遅れるか、ツッツキなどでつないで返球するかといった状態に追い込まれておりました。アタック8を使用しての時より、皆やりにくそう感がプンプンしておりましたw。

しかしながら、スマッシュ、面打ちを中心とした前陣速攻タイプの選手との対戦ではなかなか辛いものがありました・涙。特に下回転をかけられた時やナックル系のボールでせめられた時の対応がしっかりできないと、パンパン気持ちよく打ち込まれてしまいます・・・。

もうサンドバッグ状態でした〜!
悔しい〜!

(そもそも1ヵ月くらいのマシンを使ったクリエイターごときの練習で、このラバーを使いこなせる訳はありません・・・)

サンドバッグ状態でありましたが、それでも可能性と楽しさをヒシヒシと感じさせてくれるラバーではありました。

あくまでも僕個人的な感想ですが、世の中の人が皆ドライブマンだったら、迷わずこのラバーを極めると思いますw。

次回は、ちゃんとした外部のエキスパートの方を呼んで検証したいと思います〜。

Be continued…..

半粒ラバー K.O. Pro検証 その1

前回のDr.NeubaureのKillerに続いて、今回は同メーカーのKO Proの検証です。
KO Proは2018年12月現在において国内にて販売されていないようですが、KOは販売されております。

そしてこのDr.NeubaureのKillerとKOは、JOC エリートアカデミー所属の木原美悠選手がバック面にて使用しているラバーでもあります。全中のタイトルをとったときは、バック面にkillerを使用していたようです。(多分・・・汗)

アタック8のL粒、Killer、そしてKO Proを比較してみると、アタック8のL粒より、KillerとKO Proの粒の大きさが若干小さく、KillerとKO Proの粒の大きさはほぼ同じ大きさといった感じです。そして粒の高さはアタック8とKillerはほぼ同じの1.2mmに対して、KO Proは1.4〜1.5mmくらい。この数字からもわかるように、KO Proは限りなく粒高に近い表ソフトなのでしょうか。よくいうところの半粒です。

実際に指で粒を触ってみると、柔らかさはKO Pro、Killer、アタック8の順なのですが、KO Proの柔らかさは一般的な粒高よりは硬いといった感じです。

それにしても、一般的にはアタック8ですら、表ソフトとしては特殊な感じなのに、このKO ProとKillerはその上をいく感じのラバーです。

ラケット上でポンポンとラケットで打ってみた時のボールの弾みは、スポンジの厚さは1.8mmという状態(アタック8は硬さ:48を使用)にては、KO Pro、Killer、アタック8の順で、KO Proが一番弾みます。普段アタック8を使っている僕にとってKillerはさらなるスピードと変化を感じましたが、K.O. Proは半粒といいつつも、表ソフトとの扱いが全然違います。やはり粒高よりの感覚で使う必要がありますね〜汗。

マシンを使って実際に打ってみると、弾道が非常に直線的で早いです。自分の力を使わずに、するどいリターンが可能になります。が、その面を作るのは決して楽ではありませんね・汗。やはりそれなりの練習は絶対必要です。

アタック8を使い始めた時もまさにそんな感じでしたね・・・汗。

アタック8で40〜53のスポンジの微妙な硬さを検証した時は、その微妙な違いの中で自分のプレイスタイルに合っているものをといった感じで検証していましたが、KillerやKO Proは使い方のスタイルが違います。

アタック8で出せるような、台上で2バウンドするようなブロックは、KO Proでは簡単には出せません・汗。その代わりに力を使わず(=大きなスイングが不要)で早くするどいリターンができるのがKO Proといった感じでしょうか。

Be continued…

全日本選手権危なかったよ〜

卓球コミック

全日本卓球大会のスーパーシードが発表されました。今年ももうそんな季節ですね〜。
数年前までは当日会場に出向いてもアリーナ席のチケットが購入できたのですが、一昨年、去年と、アリーナ席は前売りで完売状態。

ということで、すぐに公式サイトからチケットを購入しようとアリーナ席や指定席を眺めていたのですが、何かが違う。

何だろう?

よく見てみると、今年の大会はなんと例年開催されている東京体育館ではなく、大阪市中央体育館〜!

大阪ですか〜!!

危なかった・・・・です。

ということで、今までは東京だったから見に行けなかったという関西エリアの卓球人の皆さん、全日本選手権楽しんでください〜!。

次なるDr. Neubaure検証予告!

秋の心地よさもすでに終わりつつ、卓球をするには少しずつ寒い季節にとなってきましたね。そして、相手の強打したボールが指にあたると痛い季節の到来ですw

学生の頃からそうでしたが、寒い季節の卓球は苦手です。
若い頃はさほど気にならなかったのですが、年を重ねるごとに半袖半ズボンでの練習や試合は辛いものがあります。

ということで、冬場は練習の時だけでなく公式戦でも許される限りは、ほとんど長袖長ズボンのスエットかスポーツウェア着用にて卓球をしていますw。
この辺は今後ルール改正とかおこなわれないかな〜とこっそり思っておりますw。

今年も残すとこと1ヵ月あまりとなりました。今年はTリーグもスタートし、卓球界においては新たなる幕開けの年となり、今後の展開に期待したいところもあります。すでにテレビのスポーツ番組などでもTリーグの試合のようすなどもニュースとして流れたり、国内の様々な卓球ができる施設なども以前にも増して多くの方が卓球を楽しんでいる感があります。いろいろなところでTリーグ効果が出ていますね。

そんなこともあり、今年は自分がプレーする卓球は三の次といった感じで、卓球観戦に多くの時間を費やした年でしたね〜。さらには、いろいろなラケットやラバーを検証しまくり、卓球の面白さを改めて感じさせていただきました〜。

おかげで、自分の本来の卓球スタイルを見失い、もともと上手くない卓球スキルは下がる一方。試合をしても負けるばかりですw。
でも、卓球することが楽しいんですよね〜w。
(こういうことを書くと、だからヒラヤマさんはうまくなれないんですよ〜!とお叱りの声が届いてきそうですw)

そして今手元にある次なる検証ラバー。

Dr. Neubaureのカースティン氏より預かったラバーは「K.O.」!ではなく、
「K.O. PRO」です。

粒高ラバーです。

とはいえ、粒と粒高の中間くらいとも言われているので、限りなく現在使用しているアタック8に近いのではと現段階では想像しています。

僕自身、3年前に裏裏から裏表にラバーを変更してのプレーですが、粒高ラバーというのは本格的に試したことがありません。

実際に試打する前に、WEBサイトをチェックしてみるも、国内の卓球ユーザーの感想が全くありません・汗

あらら、日本国内ではあまり人気がないのかな〜などと思いつつ、さらに調べてみると

なんと「K.O. Pro」日本では未販売ではないですか〜!!
(K.O.は販売されています)

コラー!カースティン!
日本で販売されていないラバーを検証してどうする〜!

ちなみに「K.O.」に関しては卓球王国12月号にて、大正大学の上地選手と小野寺選手が試打レポートをされていました。

その試打によるとK.O.は下回転に対してほとんど影響を受けず、怖くないとのこと。(詳しくは王国誌面をチェックしてください〜。)

ということは、PROはさらにスゴく進化しているのか〜!と期待してしまいます。

まあ、早かれ遅かれJUICさんや、WRMさんなどで販売されるでしょうから、その日のために検証したいと思います。
とはいえ、ちょっと僕ひとりでは敷居が高い検証になりそうなので、まわりの卓球人を巻き込んで検証したいと思います〜。

そうご期待〜!

大会会場でのお話

卓球コミック

社会人の皆さんは一体どのくらいの頻度にて卓球の大会に出場しているのでしょうか?

試合があれば何処へでもといったスタンスで、毎週のように大会に出られている方もいれば、大会に出ることは全く考えず、健康のために練習に励んでいらっしゃる方もいます。僕自身は大会に出場することは楽しいのですが、やはり比重は練習で汗をかいたり、ネットや大会会場にてトップ選手の試合を見るのが楽しいかもしれません。Tリーグもはじまり、試合会場での観戦の楽しみも増えました。社会人の試合も週末だったら、見に行けるのにな〜などとぼやいております・・・。

とはいえ、年間を通じて4〜5回くらいは自分の意思だけでなく、人数合わせのお豆として大会に出場したりしています。

そしてここ数年では、このブログの影響もあり、出場している大会や試合観戦の会場などで、声をかけていただくこともしばしあったりします。

ありがとうございます〜。

ただ試合会場などでは団体戦の前でちょっと集中している時に、いきなり背後から声をかけられたりすると正直ビビります・苦笑。

そのため、ろくに反応もできないこともあったりしますが、ご了承ください〜!!大汗。(まあ、ビビったところで、試合に影響が出るわけは全くないのですが・・・)

さらにはトイレなどで、声をかけてくる強者もおり、メチャクチャビビります。
これはさすがにご遠慮いただきたいです〜・苦笑。

以前には、

女性A「あーー、いつもブログとか王国とか拝見しています〜!」
ヒラヤマ「本当ですか、ありがとうございます〜」
女性A「ブログとかの内容楽しいです!」
ヒラヤマ「そう言ってもらえると書いている甲斐があります〜」
女性A「確か、本とかも出されてますよね、今度買いますね〜」
ヒラヤマ「ん?(確かに本は出しているが卓球ではなく、デザイン系の本なのですが・・・)」
女性A「確か、伊藤さんですよね〜?」

コラ〜!
それ伊藤条太さんでしょう〜!プチ怒。

まあ、いちいち説明するのも面倒くさかったので、「ありがとうございます〜」とその場を去ってしまいました・笑。

といったこともありましたw。

まあ、王国ブログで連載されている社会人をはじめとしたトップ選手やコーチなどとは異なり、皆さんと同じように卓球を一生懸命楽しんでいるクリエイターですので、試合会場で見つけたとしても指を指して笑ったりしないでやってください〜苦笑。へこみますので・・・。

でも、応援はべーリーウェルカムです〜!w

ぜひぜひ声を大にして応援していただけると、実力以上の勇気がわきますw。

まあ、いくらお豆でも人生が終わるまでに一度くらいは全国大会は出てみたいですね〜!

こちらのブログと連動し、卓球アカウントとしてtwitterもやっておりますので、そちらの方もよろしくお願いいたします〜。

ヒラヤマユウジtwitter卓球アカ

皆で卓球盛り上げていきましょうね〜。

Dr. Neubauer キラー検証 その2

Dr. Neubauerのキラーは一体どんな感じなのかの検証レポートをお送りさせていただきます。

このラバーは日本国内であまり出回っていないのは、WEB上でもレポートがほとんどあがっていません。逆に海外のサイトをチェックするといろいろとレポートを見ることができるのですが、まあ他の方のレポートはさておいて、実際に使用してみた感想を一言で表すと

はじめてアタック8を使用した時は「出会えてよかった〜」という感想でしたが、
このキラーの場合は「もっと使いこなしてみたい!」と思わせるラバーでした。
(全く参考にならないコメントですね・・・大汗)

アタック8との比較が中心となりますが、今回の検証はアタック8とキラーの貼ってあるラケットを、マシンを使用し強い回転の球と弱い球による同一環境にての検証と、約3ヵ月に渡って練習、練習試合などで使用してみた感想レポートになります。

キラーの特徴は、とにかくスピードを感じさせる直線的な打球と、ふわっとしたナックルの球をはじめとした変化にとんだ球質の球が非常に出しやすいということです。

アタック8(特にM粒)では相手の強力な打球の威力を殺し、相手台上にツーバウンドで落とすようなストッププレイもやりやすいのですが、このキラーはアタック8ほど打球を殺すことができません。そういったプレイではアタック8の方に軍配はあがります。

逆に相手の球の威力や回転を使用したカウンタープレイのスピードの速さはキラーの方があるように感じます。

球質のいやらしさはもしかしたらキラーの方があるかもしれません。

自分で打っていてもわかるのですが、検証に協力してくれたパートナーの方々が、アタック8よりキラーの方が打ち返しにくい球が出ていると言っておりました。

これはナックルやいやらしい回転の球がある程度のスピードにて向かってくるせいかもしれませんね。そういった意味では粒高に近い球質なのかもしれません。

キラーでの攻撃ですが、僕はバック面に貼っているのですが、いやいや実に攻撃しやすいです。ある程度の威力のある球に対しては、面を作って返球するだけでもカウンター的なスピードボールを作れますが、やはり威力のないボールに対しては自分から「打つ」「しかける」といった攻撃的なプレーをしなければなりません。

正直アタック8の時は、僕にとってはそこが大きな壁でした・苦笑。

が、このキラーは実に攻撃しやすいというのを感じます。単なる攻撃ではなく、いやらしい球質で攻撃しやすいといった感じです。イメージ的には攻撃ができて、慣れてくるとコントロールもしやすい粒高ラバーといった感じでしょうか。(下手くそなヒラヤマが言うくらいですから、そのコントロールのしやすさがわかるかと思います・・・汗)

そしてさらに感じたのは、ボールをきりやすいということ。

表ソフトでもそれなりに角度をつけてボールを切ることができますが、このキラーはそれがしやすいです。
なので、アタック8よりも、サービスなどでもきれたサービスを非常に出しやすいです。

僕は前陣プレーなのですが、試合などで下がらなくてはならなくなってしまった時に、アタック8では下がったところからの攻撃にはちょっと難がありますが、キラーは下げられてからの攻撃も「いける〜!」と感じさせてくれるところがあります。日本では前陣用とか、下がったら辛いといったコメントが目に付きますが、海外のプレイヤーは結構下がった状態でプレーしていますね。ぜひ、リンク動画を参考にしてみてください〜。

結論的には

緩急をつけたいやらしいプレイスタイルをのぞむなら、やはりアタック8。
緩急はアタック8ほどつかないけれど、安定した攻撃もガッツリやりたいという方にはキラーがオススメかもしれません。

ただし、アタック8同様、それなりの高度な技術を身につけるには、それなりの時間と努力は必要かもしれませんね。(多くの海外のレポートにも書かれていました・苦笑)

ただその先には、明るい未来が待っているかもしれません〜!

今までアタック8のL粒を使っていたという方は一度試す価値はあると思います。
他の表ソフトユーザーで、もっと変化が欲しい、スピード感を求めたいという人、粒高を使用していてもう少し攻撃を増やしたい人などにもオススメです。

どんな球質が生まれるのかが参考になりそうな動画を見つけたので、ぜひぜひチェックしてみてください〜。(この動画見る限り、攻撃的なカットマンにもいけるのではと・・・と思ってしまいますね・汗)


(ブルー系のユニフォームの選手のバックハンドの赤色がキラーです)


(グリーン系のユニフォームの選手のバックハンドの黒色がキラープロです)

Dr. Neubauer キラー検証 その1

ある程度使い慣れた道具があるのに、より自分のプレイに合った道具を試してみたいという衝動が周期的に襲ってきませんか?

もうこのラケットとラバーの組み合わせが自分にとってはベストだ!と言い切れない限り、この衝動は周期的に襲ってくるのではないでしょうか。特に自分の卓球にスランプを感じている時はその周期に入りやすいですよね。

僕はアタック8を裏面に貼った、前陣速攻のスタイルで、アタック8の達人を目指し、日々頑張っております。
が、周期的な衝動 + 検証ということで、今回Dr.イノバウアというメーカーの「キラー」というアタック8同様に粒高に限りなく近い表ソフトのラバーの検証レポートをお届けしたいと思います〜。

そもそも、皆さんDr.ノイバウアという卓球メーカーをご存じでしょうか?

コアな卓球人で異質系のラバーを使用している方は知っていると思いますが、
Dr.ノイバウアはドイツの卓球メーカーで、アンチ、粒、粒高などを異質系のラバーを中心としたラインナップを扱うメーカーなんです。(日本ではJUICが総合代理店を務めています)卓球王国の12月号でも「コアな変化ラバーを分析 P164」でも紹介されているのでそちらもぜひチェックです!

と、偶然というかたまたま王国の記事と同じタイミングになってしまいましたが、実はこのメーカーのオーナーのノイバウア氏と息子さんのカースティン氏とは2009年の世界卓球の会場にて知り合い、それ以降お付き合いさせていただいております。そして、この6月に開催されたベガスの世界ベテラン卓球の会場にてもご一緒させていただきました。(写真は世界ベテラン卓球2018のDr. Neubauerブースの様子とカースティン氏。)

その時に、アタック8との使用感の違いなど聞かせてとのことで、検証用に3種類のラバーを手渡された1つが、今回ご紹介させていただくキラーです。実は、カースティン氏もアタック8を以前に使用していたということで、このキラーにはアタック8的な要素も含まれているのではと興味津々に検証させていただきました。

まあ、検証というと、1、2回打っての感想をのべるといったのが多いのかもしれませんが、今回は6月にラバーを預かり、約3ヵ月に渡って試打させていただきました〜。やはり検証となるとしっかり使いこなさないとメーカーさんに対しても申し訳ないですからね〜。

そして検証レポートと思ったのですが、その前に気になったのが、Dr.イノバウアの商品名とパッケージデザイン。キラー、デスペラード(無法者)、ギャングスター、K.Oなどとても男性的なネーミングと男性的なパッケージデザインが多いです。(商品名とは違い、オーナーのイノバウア氏とカースティン氏はとても紳士的で親日の方ですよw)

カースティン氏「ヨーロッパがメインのマーケットで、そのお客さんのほとんどが男性なんだよね」
ヒラヤマ「あのね〜、日本では異質系のラバーは、男女同等もしくは女性選手の方が多く使っているんだよね〜。多分アジア系はそうじゃないのかな〜」
カースティン氏「えーーーー、そうなの!日本は女性の方が多いの〜・大汗

実際に女性のプレイヤーに聞いてみないとわかりませんが、はじめて使用する商品を選ぶときにその商品名やパッケージデザインが怖すぎると、避けてしまうのではないのかな〜っと思います。

と、クリエイターの立ち位置でカースティン氏にプチアドバイス。(卓球技術のアドバイスはできませんが、パッケージデザインとプロモーションに関しては本業ですからねw)。

実際にはできませんが中身が同じキラーでもピンク色のパッケージカラーで「ハローキティー」というラバー名に変更したら、異質系ラバーを使っている卓球選手の購入が今より確実に増えそうです。(間違ってキティラーの方々も購入してくれそうですし・・・)

という前置きはこのくらいにして、いざ検証です!

まずはアタック8との比較ですが、スポンジを手で触ってみてた感覚ですが、かなり硬めのラバーです。

アタック8は店頭で販売されているのはスポンジ40の硬さなのですが、僕の使用している48の硬さとほぼ同等の硬さに思われます。アタック8にはM粒とL粒があるのですが、このキラーの粒の大きさはそのL粒に近く、粒自体の柔らかさがまさにM粒とL粒の中間くらいといった感じです。

つまり簡単に言うと、このキラーは硬さ48のM粒とL粒の中間に近い感じの感触のラバーです。

粒の高さはアタック8より若干高いです。アタック8が一般的な表ソフトより粒が高いといわれていますが、それより高いので、さらに粒高に近い感じでしょうか。

ここから想像できることは、アタック8のL粒より変化があり、M粒よりも変化が少ないラバーではないかということです。

ということで次回は実際に打ってみての検証をお届けしたいと思います〜。

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