月別アーカイブ: 2月 2013

流行は人から

今月の入稿がほとんど終わり、社内はほんわかモード。

今月号は全日本特集です。

 

話は全く変わりますが、私の周りでちょっとずつ流行っているラバーがあります。

それが

ラクザ7

 

経緯はいろいろあるんですが、犯人は間違いなく

この人

神巧也くん。

青森山田にはこの神くんと上田仁(じん)くんがいるため、

上田君を「ジン」、神君を「ジンタク」と呼んでいるようです。

 

彼がバック面に使う『ラクザ7』。

この前一緒に練習した時、フォアよりもバックの威力にビビリました。

その衝撃があまりにすごかったのかな。一緒に練習した人たちが次々にラクザに……。

強い人の影響ってすごいです。

 

私も10年前に偉関晴光さんにボコボコにされたあと、次の日には『テクサリウムALL』を手にしていたのは良い思い出。

もう廃番になってしまいましたが、良いラケットでした。

だいぶ放置していたある日、握ってみたらグリップが割れて、そのままラケットBOX⑤(もう二度と使いませんゾーン)へ入れっぱなしです。

 

ぼくの癒しグッズ「ガシアンエキストラ」も馬琳、王皓、閻森が好きだったから。

クリッパーウッドも劉国梁から。

でも選手への憧れからの用具で良かった、ピッタリだったものはありません。

高校生くらいだったので、自分が弱すぎたのと、合わせるラバーに無頓着すぎた。

逆に今はクリッパーウッドとかの良さがようやくわかった感じがあります。

 

選手が使っている用具かぁ。あ、あった。ひとつだけ!

 

これ

 

スピード15。

世界チャンピオンが愛用した素晴らしい桧単板。

これを使ってからはスピード15、50、30、70、25、90の順に使い、

90にかなりハマリました。

 

桧単板なので、同じ打球感のものがなく、スピード90は7本所持(ハイブレード含む)

すでに中国式にシフトチェンジした私にとっては、実家の引き出しから見つけた懐かしのコンプリートしたカードダスのようなもので、

なんで集めてたんだろうという焦燥感に浸っております。

 

エルサルバドルに送ってしまおうか!とも思いましたが、

エルサルバドル側からも「ペンはいらないよ!」という烙印を押しつけられて、家の芳香剤として第二の人生を過ごしております。

 

そーいや、またラバーも溜まってきた。

あと10枚くらい溜まったらまたエルサルバドルに送りたいと思います。

トップ12の賞金

会社では相変わらず太朗さんが咳をゲホゲホと菌をまき散らしています。

おかげでぼくまでノドが痛いです。卓球ももう5日間できていません。社会人では普通ですね。

 

全日本が終わり、次の大会トップ12が近づいてきました。

数少ない優勝賞金がある大会です。

優勝賞金100万円。総額500万円。

 

あれ?

総額500万−200万(男女優勝者)=300万(残り)

 

おい!その300万どこいった!

 

 

と思う方もいるのではないでしょうか?

 

でも残り300万は2位以下の参加選手山分けタイムなのです。(要項を読めば書いてあるけどね)

 

まず、2位が50万。ベスト4が20万

これはまあ1位の100万から見れば妥当でしょう。

 

さて残りを計算しましょう!

500万(総額)— 200万(男女優勝)— 100万(男女2位)

— 80万(男女ベスト4)=120万

 

おい!まだ120万も残っているじゃないか!

うそつけ!120万のボールなんてどんだけ選球するんだよ!

 

と、冗談はそのへんで。

 

その120万はその他の選手の賞金です。

リーグは3名ですよね。

まずリーグ最下位の選手でも賞金5万円が出ます。

参加費として5万円が保証されているのです。(でもその代わり宿代は協会から出ません)

リーグの2位(3人中)になると、10万円です。

よく考えてください。1勝すると+5万円です。もし2勝してリーグ1位になるとそれが20万円になるのです。

モチベーションがあがりますよね。お楽しみ試合感はありますが、やる気があがりますよ。

 

ということで、

80万(リーグ2位が10万×8名)+ 40万(リーグ3位が5万×8)=120万円となり、めでたく500万になりました。

 

良かったよかった。不正はなかった!

 

レッドカードはポッケにしまっておこう。

 

あ、用具ランキングがようやくアップされました。

見てください。

ケガが一番怖い

ぽい!

っと置いてある。昨日話題にした太朗さんの素振りラケット。

ストラディバリウスのアナトミックって日本で扱いがないから、実はレアラケットなんじゃないかな。

今日も休日出勤で素振りに勤しんでおります。

 

 

話は変わりますが、この人がケガをしました。

カラカセビッチ。

ブンデスリーガのグレンツァオ戦。

最終ゲームの場面でフォアに飛びつこうとしましたが、その場に倒れ込み、会場中が「なんだ?何だ!?」という空気に。

アキレス腱断裂で緊急手術。復帰には半年以上かかるそうです。

体が資本の選手ですから、ケガが何よりも怖い。

今は養生して、また復帰して欲しいですね。

 

愛好家でもケガの怖さは同じ。満足に卓球ができないのは何より悲しい。

私も昨年、ぎっくり腰をやってしまい、その3日後には盲腸で入院というハプニング。

急に来るから、何を気をつければいいのかもわからんので、最近は練習前にしっかりストレッチ

体が軟らかい人は怪我をしにくいって言うよね。

どれだけ軟らかければいいのかな。

 

これくらいの飛びつき!?

うーむ、足は開いているけど、軟らかいとはいえないなぁ。

 

これくらいの捻り!?

捻っているけど、どこ向いているんだい?足が明後日の方向だね。

 

いっそ、その飛びつきと捻りをミックスさせてみたら?

先生お願いします!

バビョーン!

おみそれしました・・・。

シルエットクイズをするんじゃない

全日本の用具チェックの時、用具にあまり愛がない詳しくない太朗さんが撮った写真

太「よくわからなかったから写真を撮ってきた」

おいおい。これで何を見せようって言うんだ。

まず、写真が暗すぎる。シルエットクイズレベル。

ラバーのモールドなんか全く見えない。

何? 雰囲気を伝えたかったの? 何を見せたかったの?

 

太「グリップを見せたかったんだ。アナトミックの特注って言うから」

ANにしては微妙なくびれ。

せめてブレード側を持ってグリップシルエットにしてほしいもんだ。

写真例

 

ちなみに太朗さんが考え事を始めると素振りを始めるラケットもアナトミック。

今はそれが本ラケットらしい(XIOMのストラディバリウス)

アナトミックだけには愛があると思ったのになぁ。

 

私の机に常にある素振りラケットは

コレ!

 

ガシアンエキストラ

握るだけで癒し効果も期待できます。

 

握るだけ。素振りするだけのラケットが机の上に常備してある会社ってうちだけかもね。

 

あ、シルエットのラケットの持ち主は今月発売の全日本号で確かめてください。

地味って言わないで

堅実なプレーを“地味なプレー”と言いかえる人がいます。

一応コトバンクで調べると

地味

1、形や模様などにはなやかさがなく、目立たないこと。また、そのさま。

2、性質や物の考え方生活態度などが、飾り気がなくて控え目なこと。また、そのさま。質素

対義語=派手

 

つまり、派手さがなくて、つなぐ卓球を地味っていうのかな。

卓球界で地味と呼ばれている人

 

地味の世界代表 ガオ・ニン

この選手、よく“地味”って言われます。

でもね、それは馬龍とか陳杞とかを見ているから言えるのですよ。

ガオニンを地味と言ったら、全日本選手権に出ている8割以上が地味です(笑)

逆に考えると、地味なのに五輪に出たり、グランドファイナルでダブルス優勝したりできるなんてスゴイではないか!

地味なのに。地味のくせに。

おっと、失礼。ガオニン本人がココを見ていないことを祈りましょう。

 

対義語の“派手” 派手な世界代表と言えば

 

クレアンガ!

この人のせいで、ほとんどの選手が地味に見えてしまう「地味量産選手」

世界の地味化の戦犯。

彼の前では

皇帝ですら地味呼ばわり。

でも打って勝つより、ブロックで勝つほうがすごいと思いませんか?

 

人気も派手プレーの選手のほうが出ますね。

日本でガオニン好きの人って何人いるのやら・・・。

「ガオニンに憧れてます」

「ガオニンのようなプレーをしたいです」

という人にまだ私はエンカウントしておりません。

 

でもひとつお願いがあります。

世界ランカーをつかまえて地味って言わないでやってください。

せめて「堅実」で勘弁してください。

決して地味ではないんです。実際はすごいプレーの連続なんです。

でも、でも、でも、

やっぱりコイツが犯人だ!

ペンホルダーのグリップ

ペンのグリップは一般的に親指と人差し指で挟むものです。

ここまではみんな一緒。

ですが、後ろの指って相当な個性があります。

 

一般的な感じ

3本指を折り曲げる。一番多いタイプではないでしょうか。

 

極端に伸ばす

日本式ペンに多いフォアハンド重視タイプですね。

こんなに伸ばしてしまったら、裏面で打つ面積が少なくなってしまいます。これで正確に当てている許昕はスゴイですなぁ。

 

あとは極端に丸める(偉関晴光氏)とか、

爪を立てて力を入れるようにする(吉田海偉氏)などありますが、

この選手・・・・

香港の梁柱恩

力強いドライブ。正確なショート。たまに見せる裏面ドライブ。日本人が目指すべきペンホルダーですね。

この選手の裏面の指、どんななのかご存知ですか?

 

実は

 

??

ん??

い、一本差しだとーー!

 

みなさんも試してみてください

ぼくは意外と良かったです(笑)

安定感のあるボール

一般的に体の前で打つのが早い前陣のリスクのあるボール

引きつけて体の横で打つのが安定感のあるボール

という認識です。

安定している人の打球は、体の横まで引きつけていますね。

 

まあ、私は前で打ちます。

何故かというと、誰も教えてくなかったから、そのフォームが身についてしまったのです。

「引きつけていたら見えないじゃないか!」と中学時代に疑問に思ったこともあります。

安定感のあるボールを打つ人は引きつけますね。

それがたとえ、中陣でも。

これを見よ!

引きつけすぎ!?すごいですね。

全中王者&カデット王者の三部くん。

全日本ジュニアでは中学3年生で準優勝。

体は小さいですが、中陣からの両ハンドが非常に安定しています。

 

バックも引きつけてるーー。

 

私も三部くんを見習って、今日の練習は引きつけ重視で取り組みたいと思います。

ちなみに三部くん用具は、

インナーフォース・ZLCに05と05FX。

 

用具は真似られんな。

インナーフォースが重すぎる。

アディダスの用具

現在、今月号の作業に追われています。

グッズ特集は粘着系ラバーです。

思わず粘着系ラバーに変えたくなります。

が、、、私のぶつけるようなスイングでは扱いきれないので、グッとこらえようと思います。

 

さてさて、前回のブログで「ハヤブサZxiとアディダスのファイバーテックパワーとの比較」してくださいというコメントをいただきました。

細かくやると話題がそれだけになってしまうので、簡潔に。(※個人の感想です)

 

弧線はハヤブサ>ファイバーテック

スピードはファイバーテック>ハヤブサ

回転力はハヤブサ>ファイバーテック

といったところでしょうか。

ファイバーテックは直線に飛ぶのかよと思われるかもしれないですが、しっかり弧線を描いてくれます。しかし、ハヤブサのほうがその弧線は高いと思います。

板厚も厚いので、ファイバーテックのほうが威力重視。(それでもだいぶ安定しますよ)

ハヤブサは威力&安定重視ですね。

 

そうそう、あまりアディダスの用具って注目されていませんよね。

ウェアやバッグはよく見るのですが・・・。

肝心のラケット&ラバーは多いけどわかりにくい。

PシリーズやらRシリーズやら初見さんお断りのラインナップと5枚合板ばかりのラケット。

でもすごくいいものもあるので紹介します。

 

まずは

ファイバーテック・クラシック。

先ほどのファイバーテック・パワーより弾みを抑えたラケット。

板厚が5.4㎜と薄くて、操作性も良い。

スピン系テンション裏ソフトとの相性が良く、硬いラバーでも打球感は軟らかくなる。

インナー仕様ではないのに、インナーのようなスゴイやつ!

これは展示会で打った時に「おお!すげぇ」と思ったのを覚えていますね。中国式のグリップの形が気に入りませんが、ブレードの性能はかなり良かったです。

 

ラバーは

P7

ハッキリ言います。このラバー、最新のテンション系のくせに

そんなに弾みません!

そして回転も思ったよりかかりません。

ただし、上方向に反発する力がスゴイです。上に飛ぶのに、弧線をかなり描くのに、回転はそこまでかかっていない。

そしてスポンジ硬度は47.5度とかなり硬いはずだが、打球感は軟らかい。

この謎ラバーの秘密、それはシートの粒だけが倒れやすい仕様になっているのです。

パワーがある人だと、スポンジまで食い込ませて強い回転をかけることがもちろんできます。しかし、パワーがない人でも同じような弧線を作ることができるのです。(回転力は落ちますよ)。

技術がある人なら、同じ弾道なのに、相手にオーバーさせたり、落とさせたりできます。

そして意外にスマッシュが打ちやすい。

カットマンにもオススメです。

 

なんだか宣伝っぽくなってしまったので、2商品で止めておきましょう(笑)

ラケットを変更する時

個人的に2月は特に目立った試合がないので、ラケット変更を考えています。

本命のハヤブサZxi

使えば使うほど可能性が見えてこないので、やめようかと。

候補はやっぱり木材ラケットにしようと思います。

 

昨日は休みだったので、昼間にいろいろ試打

 

まずは7枚合板クリッパーウッド

打球感良し!飛び良し!ボールの重さ普通、

結論:両面貼って180g越えだから、なし!

 

次は5枚合板のプリモラッツEX

打球感良し!飛び良し!ボールの重さ良し!

結論:さすが前本命ラケット。使いやすいが戻るのもシャクだ。

 

その次はエバンホルツの5枚

打球感良し良し!飛び良し!ボールの重さいまいち

結論:合わせたラバーが悪い。再考してもう一度チャレンジ。

 

というわけでもう少しエバン5を使います。

前は全然好きではなかったエバンですが、特殊素材から戻った今使ってみると案外良いかも。

全部メジャーなラケットじゃねーか、と思う人。

そうです。メジャーでいいのです。

マニアックな用具は少々飽きました。

誰も使っていないという優越感よりも、代えがきかない、スペアが持てない不安のほうが大きいです。

ましてや個体差の大きいラケットですから、同じものが手に入る可能性を考えてしまうと……。

特注ラケットや激レアラケットが折れてしまった時の虚無感はもういやですね。

 

振っているうちにグリップからメリメリと折れたラケット。

こいつの代えはとうとう見つからなかった・・・。

 

さて、エバンには久々にテナジー05をフォアに貼ってみましたが少々違和感が。・・・・アレ?なんだ?

05ってこんな感じだったっけ?

以前はもっとつかんで飛ばすイメージでしたが、変わってしまったのかな?ぼくだけの感覚なら勘違いでしょうが、テナジーが変わったのかもと思う人はコメントください。

今度展示会でバタフライの開発スタッフの人に聞いてみたいと思います。

見てますよ(笑)

本日は協和発酵キリンで撮影でした。

撮影の途中に小野竜也くんが登場し、

「ブログ見てますよ!北朝鮮の情報とか(笑)」

と初めて選手に「見てますよ」と言われたかも。

 

一体、誰が見ているんだと疑問になっていたこのブログ。

今まで「見てますよ」と言われたのは、リアル友達(卓球関係)がほとんどで、他には全日本ではバタフライのラバーの製品開発スタッフの人に言われたりなど、ニッチすぎる読者しかいないのかと思っていました。

選手も見ていてくれているんですね。

だったら、選手は会った時にもっと用具情報をください(笑)

「私○○に替えました」「あの人○○を試しているらしいですよ」とか言ってね。

 

というわけで、本日、小野くんからの用具情報。

先日、ティモボルスピリッツの話をしたときに下山くんも使っていると書きましたが、現在は変えているようです。

ファイヤーフォールACに変更。

3本のうちのブルーラケットですね。

小野くん自身はファイヤーフォールFC(赤ラケット)

赤ラケットはいいですね。カッコイイです。劉詩文ラケットもカッコイイ。

ちなみに本日、笠原くんが使っていたラケットも赤

アナトミックは外せません。前に使っていたのが弾まなくなったからいろいろ試しているらしいです。

 

撮影後、食事の時の一枚。

田勢さん夫婦と息子さんのはるとくん。

なんと、はるとくんは、投げキッスをしてくれます。

プレイボーイです!

世界代表夫婦のサラブレッド、さすがです。

Page 2 of 3123