タイでは、サッカーを筆頭にバトミントン、ムエタイ、バレーボールなどのスポーツが人気があり、卓球に関してはそこそこといった感じです。まあ、日本でも卓球の人気が上昇傾向にありますが、卓球よりも人気のあるスポーツもそれなりにありますし、同じような感じでしょうか。
しかしながら、卓球関係者や卓球愛好家の熱は予想以上に熱かった!
今回タイでのナビゲーターとしていろいろとサポートしてくれたPakornさんにタイの卓球事情のお話を伺いました。タイのナショナルチームのコーチ経験もあるPakornさん曰く、目先の目標はタイで世界卓球を開催することらしいです。ITTF主催のさまざまな大会は開催しつつも、まだタイにて世界卓球が開催されたことがなく、なんとかタイで世界卓球を開催したい!と走り回っているようです。
そして今回、もうひとりタイの卓球協会に事務総長として席をおきつつ、タイ国内の様々なエリアにて、ジュニア達の卓球指導にあたっているDonさんにも会う予定だったのですが、どうしても僕とのスケジュールが合わずに、また次回タイにきた時お会いしましょう〜!ということになっておりました。
しかしDonさん指示のもと、急遽Pakornさんの運転でDonさんの職場に立ち寄ることに・・・・。
卓球のコメンテーターとしても活躍しているDonさんですが、いただいた写真の背景にはなぜかバトミントンの試合が・・・。まあ、いいか〜笑。
Donさんとお会いした日、外の気温は40度越え・・・。いろいろと話をしている間もDonさんの熱い表情とは裏腹に、ちょっとへばっている僕の表情が見え隠れしていますね〜。でも話はちゃんと伺いましたよ〜汗。
Donさん「日本は味の素ナショナルセンターのような施設があって、国をあげて卓球強化をはかっているし、本当に羨ましいよ〜」と、日本とタイの卓球のおかれている状況の違いを語ってくれました。日本と異なり、タイには学校に所属した部活のようなものが存在しないため、卓球を学ぶためには外部のスクールに通う必要があります。また学校に運動部が存在しないため、日本のような学校対抗の選手権大会のようなものもありません。そのため能力のある選手を見つけ出すのも一苦労のようです。
Donさん自らがタイ国内をまわり、いろいろな場所で卓球の指導をしつつ、選手達の能力やレベルをチェックしているように感じました。またタイ国内に留まらず、ローマ、コンゴ、ブータンなどいろいろな卓球途上国での卓球普及活動も若い頃からライフワークとして行っているとのことでした。
日本のコーチ陣でも海外に出て卓球の普及活動をおこなっている方がおりますが、Donさんもまさにそんな方でした。