去年から開催されている混合団体ワールドカップ。第二回目となる今回は中国の成都市で行われていて、連日のように熱い戦いが繰り広げられています。次回舞台となるロサンゼルスオリンピックでも正式種目になるということで各国とに力の入れようが違いますね。
一般の人はともかく、卓球をやっている人から見ると、1ゲームの重さが伝わってくるゲームルールの変更により、入るか入らないかわからない強打より、確実に入れていく球を打つという傾向にあるのがわかります。見ていてとても面白いです。
ただ高市総理の発言から始まった日中関係の緊張感が高まる中(まあ、どちらかというと中国内部での反日の高まりですかね)で、中国人の対日本選手団に対する罵声に近い応援の仕方はいかがなものかと思います。政治とスポーツは別だろうとはこの国では通じませんw。
中国語のわかる知人や中国以外の海外の卓球関係者の知り合いなどからは、中には差別的な発言が含まれるものも多く、聞いていて怒りを覚えるといっています。中国語のわからない日本人選手はまだ雑音として聞いていればよいですが、ブーイングなどならまだしも、差別発言があるとなると、張本兄妹は中国語も当然理解できるので若い2人が試合中に嫌な思いをしていると思うと、とても切なく感じてしまいます。
そんな差別的な応援があるが故、「ぜひ、日本にはどんなことがあっても中国を破ってもらいたい!いや、絶対勝って欲しい!」という海外の卓球関係者が大勢いるということも聞きました。まあ、打倒!中国といった感じで、世界対中国の縮図が卓球界ではかなり前からありますからね・・・・。
まあ、これが中国の民度だから・・・・と思う人も多いと思いますが、やはり本音で声を上げることのできない政治環境であることも理解してあげたいです。個人的には日本を応援したくてもできなかったり、思ってもいないのに日本の悪口を言わないとまわりからチェックされるといった環境下にいる国民の方が圧倒的に多いと思います。
また日本だって、中国並みの国土があり、人口がいたら、今の日本の政治のやり方で統治できるかといったら?です。
いろいろなことが日本と中国では違います。なので単純比較や一方的に中国の政治を批判はできないと思います。でもね、今回の混合団体戦の日本人に対する罵声は、行き過ぎだと強く言えます。ぜひ、最終日が開催される2日後までに、日本卓球協会からの抗議、ITTFからの警告、中国卓球協会または選手による観客に対する自粛呼びかけなどがあってもよいのかなっと思います〜。
罵声を聞きながら試合をしている張本選手の表情を見るのが本当に辛いです。
でも、それをエネルギーに変えて、中国選手たちを追い詰めてやってくださいね!世界中が期待しています!


























