【検証】ニューアンチスピン

先日の特注アタック8テンションに続き、注目していた異質ラバーがアームストロングの「ニューアンチスピン」。

王国のゆうさんも王国動画にてレポートしているラバーです。

1980年代、同色ラバーの使用が可能だった時代はアンチラバーを使ったカットマンがかなりいたような記憶があります。当時バタフライから登場した「スーパーアンチ」は裏ラバーと打球音の違いがなく、クルクルとラケットを回されると、裏かアンチか判断するのがかなり難しかったものです。

ルールが変わり、ラバーは異なった色のものを貼らなくてはいけなくなったため、以前に比べるとアンチラバーを使用したカットマンはかなり減ったように思えます。異質前陣タイプでも粒高や表ラバーの選手はそれなりにいても、アンチを使っている人はそんなにいないのではないでしょうか。

まずこのニューアンチスピン、メチャクチャ軽いです!
表ソフトよりも軽いです・・・汗。

そして通常アンチといえば、表面がツルツルしているイメージがありますが、このニューアンチスピンはアンチなのに粘着、さらには表面がザラザラしている感じがあります。

さっそくニューアンチスピンを試打してみることに。

このラバーはボールのパワーをすごく吸収して殺してしまいます〜!
(なんじゃこれは〜!と思うほどです)

プッシュや弾くということをしないと、なんともいえないふっわとした弾道のもと相手コートにボトッと落ちます。

また、表ソフトで弾くような感覚で使用すると、ナックルでの速い返球も可能なため、攻撃も十分可能です。

とにかく表ソフト同様に相手の回転に影響されにくく、レシーブから相手を崩すだけでなく攻めていけるといった印象をもちました。王国のゆうさんの検証道がでは卓球台から離れてバックでバンバンと打っていましたね〜。

また回転はかからないというよりは、多少の回転もかけることもできるため、対戦相手混乱する様が容易に想像できますね〜。普通の感覚で考えるとアンチは回転かけれないと思いますからね・・・・
(そのためネーミングに「スピン」が入っているんですね・・・)

さっそく練習試合の実践にて使用してみました〜!

試合展開の中では全体的に予想以上に弧をえがいての返球になり一見チャンスボールに見えるのですが、予想以上に球がのびないために、ドライブマンなどはタイミングが合わなかったり、すこっと空振りするケースが多く見受けられました。またそれに慣れ、相手選手が卓球台に近づいてきたときには、プッシュなどで台奥深くへのふわーとした球質の返球やパンと弾いたような球質の球で意表をついた展開もしやすいラバーです。

逆に前陣速攻やスマッシュメインの選手にとっては、ある程度このラバーに慣れてテクニックを磨かないと、サンドバック状態でやられてしまう可能性があります。実は前陣速攻スマッシュ派の僕自身もアンチに対しては嫌感がほとんどなく、バシバシ打ってしまいますw。(入るか入らないかは別として・・・汗)

そういう意味では対戦相手の戦型に合わせて、ラケットを変えるというのも悪くないな〜と思ってしまいます。
但し、器用な人限定ですねw。

アタック8ユーザーの僕としては、正直もう少し使い込んでみたいと思うラバーです。

アタック8より、攻撃がしやすく、いろいろなイヤラシいバリエーションの卓球を演出してくれそうな気がします。また、世の中にアンチユーザーがさほどいないという意味でも表や粒高より、対策が十分にとられていないというメリットもあるかもしれませんね〜。

とにかくアタック8やアンチと聞くと「嫌だな〜」とか「苦手」という対戦相手は少なくありません。21点3ゲームマッチの頃は、それこそ実力の差がしっかりとゲームの勝敗に現れていましたが、11点ゲームの今の時代は実力も大切ですが、メンタル、駆け引き、といった部分も大切になってきます。そういう意味では、試合前から相手に苦手意識をもってもらえることは実に嬉しいことですよねw。

次回何か機会があれば、このスーパーアンチスピンで試合に出場してみたいと思います〜。(アンチ経験の少ないドライブ主体の若者には効果的かもしれないけど、修羅場をくぐってきているオヤジ連中には厳しそうな感じもします・・・)

ラバーの接着剤の剥がし方

もしかしたら、この王国ブログをはじめて多くの卓球ユーザーにとって、一番役立つブログ記事になるかもしれません〜!

それは「ラバーに残った接着剤のはがし方〜!」

やはりラバーに残った接着剤を剥がすというのは、至難の業です。

接着剤とスポンジの種類によっては、ぷにゅーっっと気持ち良く剥がれてくれるものもあります。

これは快感です。

しかしながら、いつもそうとは限りません。スポンジの種類やグルーとの組み合わせでなかなか剥がれないものもあります。

リムーバーのような化学薬品はスポンジにダメージをあたえたり、公式戦で使用できなくなる可能性があると思うと怖くて使えません。

僕もそうですが、そんな時は指でゴシゴシとこするように少しずつ剥がしていく人が多いと思います。最悪の場合はこれでもうまくはがれない接着剤とラバースポンジの組み合わせもあります・・・涙。

指でゴシゴシこする作業はとにかく時間がかかります。と同時に毎回そうなのですが、指にまめや水ぶくれができるという悲惨な状態になります。だいたいラバー1枚が限界で、2枚目は別の指を使ったりしています。

 

何か良い方法はないものか、何か指の代わりになるものはないかと、思いついたのが、100円ライター!

某出版社の編集者との打ち合わせに早めについた喫茶店。最近は自分にあったラバー探しの検証ばかりしているのでラバーの張り替えが多く、接着剤はがしをこの待ち時間に少しでも進めようと思いついたのがはじまりなのですが、正直もう指は水ぶくれで限界状態。痛いです・・・涙。

何か代用品でできないものかと、テーブルの上に置いたタバコと100円ライターと灰皿に注目。

そして恐る恐る100円ライターで指でこするのと同じ感覚で、ラバーについている接着剤をこすってみるとなんと接着剤がキレイにはがれるではないですか〜。

しかも指でやるより、簡単にはがれます〜♪

今まで1枚あたり指で1時間以上はかかっていた接着剤はがしが、ライターだと15分〜20分くらいで終わります。

打ち合わせにやってきた編集者を待たせ、ひとり黙々と接着剤をはがしておりましたw

どんどん剥がれるからといって、慌ててやるとスポンジに穴ができてしまうので、ゆっくり丁寧にやることがコツのような気がします。

これは他にも何か代用品があるのではと、プラスチックつながりで、卓球のボールで試してみたら、これまたうまく接着剤がはがれます。

ライターよりはちょっと時間がかかりますが、スポンジに穴ができるリスクも軽減できます。

だいぶ前に指でやってもはがれず諦めていたラバーを今回ライターを使って試してみたところ、なんと問題なくはがれました〜!

もうこれで指の水ぶくれともさようなら〜と思うと涙が出てきますw。

もしかしたら、もっと楽にキレイにはがせる代用品があるかもしれませんが、とりあえずは100円ライターとボールが今のところのベストです。

うわ〜、この記事役だった〜と思う方は、たけるくんのLINEスタンプ
買ってあげて下さい(役立たなくても買ってあげて下さいw)

って、実は僕以外は皆知っていたらショックです・涙。

一応、youtubeに動画アップしました。

特注アタック8 プレミアムテンション

アタック8のいやらしいまでの変化を残しつつ、モリストSPのように攻撃的でコントロールしやすいという特注アタック8があるという。

その名は「アタック8 プレミアムテンション」。アームストロング社の「W-α EX Xプレミアムテンション」などで使用している柔らかく反発力が高いプレミアムテンションのスポンジを使用した特注のアタック8だ。

そもそも僕が今使用しているアタック8もイエロースポンジ45度という特注品。

このラバーも従来のアタック8の1.2mmの粒から生まれるいやらしさを残しつつ、攻撃的な要素を備えたものでした。

とはいえ、やはりアタック8。他のアタック8より使いやすさを感じていたものの、モリストSPと比らべると攻撃力と安定感が違います。

その現在使用しているイエロースポンジ45度より安定しているというアタック8 プレミアムテンション。

試打する前からワクワクで、期待も膨らみます〜。

とりあえず一般に市販されている硬さ40度 厚さ:中、のL粒と比較してみることに。

今回、試打用に提供いただいたのはスポンジの「中」と「厚」。

ますスポンジの「厚」で試打してみることに。

一般的なアタック8と比較して、ボールが当たった時の衝撃をほとんど感じません。

プレミアムテンションスポンジは、35度という柔らかく反発力のあるスポンジのようで、食い込む感じでボールの衝撃が吸収されてしまいます。

同時に次の瞬間通常のアタック8よりボールが飛んでいくような感じがあります。

その軌道は通常のアタック8より山なりの弧を描いてふわぁ〜っと遠くに飛んでいく感じです。僕のえがいていたモリストSPに近いようなものではありませんが、従来のものより飛ばすことができるため攻撃しやすい感覚は十分あります。ただどちらかというと、カットマンなどが使用すると効果的なラバーに思えます。

次にスポンジ「中」の方を試打してみることに。

おーーーーーーっ
これは!と思わせる打球感!
(全然、説明になっていませんね・・汗)

パンパンと弾く感覚があり、なおかつ通常のアタック8よりコントロールしやすく、打ち返したボールの軌道も弧はえがいているものの、通常のアタック8やプレミアムテンションの「厚」よりは直線的にボールが飛びます。まさに僕が脳内でイメージしていたアタック8です!

モリストSPの弾道を直線的ととらえるなら、微妙に弧をえがくアタック8 プレミアムテンション「中」に、アタック8のいやらしさが残っているといった感じでしょうか。

そのため、モリストSPのスピードなどには劣るものの、今までのアタック8とはかなり異なったパワーを秘めた感じがします。

このプレミアムテンションのスポンジは、肉眼で目視できるほどスポンジ内のにある気泡が大きく、それによって生まれる反発力が従来のアタック8をよりパワフルにした感じにするのだと思います。

今回もヒラヤマ的クリエイター視点でまとめてみました〜w。
参考にしてみてください。

ちなみに今回試打した特注のアタック8プレミアムテンションは購入することも可能です。ラバーの色、スポンジの厚さなどバリエーションもありますが

前陣速攻タイプの方は薄、中、そしてカットマンなどには中、厚などがオススメかもしれません。

スポンジ自体に反発力があるため、より攻撃的なプレーをしたい方は薄をオススメ!と卓球アカデミーストリームの小川コーチが申しておりました。変化も強くなるようです。またスポンジを薄くするとより直接的になるものの、反発力はラケットに依存するため、より強く遠くに弾きたい人はカーボンなどの素材のラケットを使用するとよいかもしれませんね〜。

特注アタック8プレミアムテンション
定価5,600円(税別)だそうです。
卓球ショップなどからの注文になるのだと思います〜。

モリストSP VS アタック8

裏裏のラバーで長年に渡って卓球をし、3〜4年前からバック側を表ソフト(アタック8)に変えてから、いろいろな異質ラバーの面白さを楽しんでいます。今となっては、裏バックでショートの感覚すら全くありません・・・・汗。

そんなある日、知人から薦められてモリストSPを使用してみることに。
そう伊藤美誠選手が使っているニッタクのラバーです。

知人「ヒラヤマさんの卓球にはモリストSP合ってると思うけどな〜」

確か、アタック8を薦められた時も同じ事を言われました・・・・。

両方とも同じ表ソフトのラバーですが、アタック8は変化系、モリストSPはスピード系とそもそもラバーのスタイルが異なります。

「アタック8 モリストSP  比較」にて検索をかけてみると「表ソフトと言っても全く真逆な性質のラバーのため比較できないでしょう〜」的なコメントが多く見受けられます。

真逆な性質のラバーというのに両方とも僕に合っている?とはどういうことでしょうか???

さっそくアタック8ユーザーの僕がニッタクのモリストSPを入手して、試打してみることに〜!

試打をして真っ先に感じたのは、とにかく飛びます・・・・。そしてコントロールのしやすさ。はじめての使用なのに気持ち良く打てます。

相手の放った強打のドライブも非常にリターンしやすいと同時に、弾いたボールのスピードはアタック8とは比較にならないくらい速いです〜汗。
(限りなく素人卓球に近い僕がやりやすい!と感じるということは、本当にやりやすいんですw)

無論、伊藤選手の卓球レベルとは雲泥の次元のレベルですが
それでも、とにかく打っていて非常に気持ちのよいラバーです。

ブロックやストップはしやすく、それでもって自分からバンバン攻撃を仕掛けたくなってしまう、そんなラバーです。

試打に付き合ってくれた相方に感想も聞いてみることに

ヒラヤマ「結構このモリストSP使いやすかったんだけど、アタック8とこのモリストSPどちらの方が僕に合ってる思います?」

パートナー「確かにモリストSPの方がミスは少ないし、安定して返球しているように感じるけど、、、戻ってきたボールはこちらもアタック8に比べると打ちやすい感じがするな〜」

なんと僕も打ちやすいけど、相手にも打ちやすいボールが返球されているとのこと・・・・汗。
逆にアタック8はモリストSPに比べると僕も打ちにくいのですが、相手にとっても打ちにくいボールが出ているとのことです。

つまり伊藤選手のような天才的プレイヤーは含まずに、僕のような凡人プレイヤーがこのラバーを使うとなるとある程度のラリー戦を視野に入れた展開を考えなければならなそうですね・・・。

ちなみにアタック8で返球したボールはモリストSPと比較してスピードがなく、飛ばないため、相手選手の空振りなどのミスを誘ったり、ナックルや揺れるような変化があるため、強打するのが難しいボールが出たりします。さらに台上で2バウンドするストップなども出しやすいです。

そういった意味で、WEB上で「正反対のラバーで比較のしようがない」という比較書き込みが多いのもうなずけます。

つまりどちらのラバーが良いとか悪いとかではなく、自分が目指したい卓球スタイルが大切ということですね〜。

前陣速攻にて、フォアでもバックでもバンバン攻めたいタイプの人は、モリストSPかなりよいのではと思います。

そして緩急・変化を重視し、相手をペースを崩しつつチャンスにフォアで攻めるタイプの人にはアタック8なのでしょうか。

ちなみに、7枚合板とカーボンの2種類のラケットでそれぞれを試打してみましたが、ミスが少なく安定といった意味では、どちらのラバーも7枚合板の方が安定しておりました。カーボンの方がインパクトした後の鋭さとスピードが増さるといった感じです。毎日練習できる方ならカーボン素材で安定したプレーを実現できるかもしれませんね〜。

しかしながらアタック8ユーザーとしては、アタック8のいやらしさを残しつつ、少しでもモリストSPのようにコントロールができるラバーがあったらいいな〜などとついついないものよがりの欲が出てしまいます・・・。

いつもお世話になっている小川コーチとアームストロングの原田社長にさりげなく相談してみると、そんな夢のようなアタック8の特注版があるというではありませんか〜!

ということで、一部の選手のためにカスタマイズした特注版のアタック8を試打してみることに〜!

次回に続く・・・
>> 特注アタック8 プレミアムテンション

グランドファイナル終了

いやいや、今年のグランドファイナルはいろいろとドラマがありましたね〜。

去年のグランドファイナルは、参加選手達の普段は見られないパーティードレスのような衣装を楽しんだり、張本選手のちょっと緊張した英語のスピーチを楽しんだりと、グランドファイナルそのものを楽しんだのですが、今年は石川選手と平野選手のオリンピックシングル出場枠をかけた戦いなどが含まれていたため、ハラハラ、ドキドキといった感じの試合観戦。

正直、石川選手と平野選手の試合は心痛み、ライブで試合を見ることができず、結果をネットニュースで知るという状態でした〜!

その後の佐藤選手が丁寧選手を下す試合はしっかりとライブ観戦させていただきました。いやいや、2回連続で丁寧選手に勝利するとはスゴいです。さらなる成長を期待しております〜。

それにしても、その佐藤選手をものともせず、勝利する伊藤選手。やはりあの伊藤選手のプレースタイルは、世界中のどんなカットマンが向かってきても刃が立たないのではと感じてしまいます。対カットマン無敵オーラーをビシバシと感じました〜。

ギリギリのところで勝ったり負けたりと様々なドラマがつまったグランドファイナルでしたが、やはり今回は木原選手・長崎選手の女子ダブルスの優勝がスゴかったですね〜。

やはり注目の試合は準決勝での中国の孫穎莎・王曼昱ペアーとの対戦。

あっという間に2ゲームを奪われ、あー今回は調子悪いのかな〜と仕事をしながら、試合を観戦していたものの、尻上がりに相手のミスを誘い出し、決めるところはしっかり決めてと気がつけば2−2の展開に。

そして最後の最後までもつれる展開の中、最終ゲームはジュースというハラハラした試合内容。まさかまさかの逆転勝利に、仕事場のモニター前に拍手しておりました〜。

おめでとうございます〜。

とにかくミスをしても、決まっても、ふたりは終始笑顔。

僕の時代の卓球コーチなら「ヒラヤマ〜!貴様ミスしているのに何ヘラヘラ笑ってるんだ〜!」と怒鳴られていたと思いますが、ふたりのこのスタイルは特別ですね〜。ほほえむことで、変に力まず、変なところに力が入らず、といった状態にもっていけるのかもしれませんね。

ITTFのアダムがよくいうのが、
アダム「他の国の選手と異なり、日本の女子選手達は、笑顔をはじめ、決まった時や失敗した時のボディーリアクションが大きい〜」

確かに・・・。中国選手などは、ほとんど感情を表に出さないし、ゲーム進行中に笑顔なんて有無に等しいですよね。日本選手達と比べてとても相対的ですよね〜。

僕はそんな日本選手の戦うスタイル大好きです。
(アダムもかなり好きなのではと思いますw)

そして今回のグランドファイナルが終わり、石川選手、平野選手、そして水谷選手など日本のトップ選手の口から出た「もう卓球辞めようかと思った」「卓球するのが辛い」などのコメントが非常に非常に悲しかったです。

日本の卓球界の憧れの選手達にのしかかる重圧や様々なネットのコメントなどが、必要以上に選手達を追い詰めているという状況はいかがなものかと思ってしまいます。いろいろな意見はあると思いますが、ネット社会の悪い影響は少なくないと思います。

僕のように腹黒いじじいの年齢なれば、右から左へと世論のいい加減な声も右から左に抜けていくのでしょうが、なかなかそうもいかないのでしょうね〜。

最終的には自分との戦い。悔いなく開き直ってでも頑張ってもらいたいです。
卓球ファンは勝敗よりも一生懸命戦っている姿にきっと拍手を送ると思います。特にジジババは・・・・。

日本男子卓球を長年に渡って、引っ張ってきてくれた水谷選手に関しては、本人の中でやり尽くした感があるのかもしれませんが、個人的にはできることなら後5年頑張ってもらいたいです!

誰か水谷選手の目をなんとかしてくれ〜!

メンズワールドカップ

張本選手と伊藤選手の東京オリンピックシングルの出場が決まり、残り1枠ずつをかけての代表をかけての争いが熾烈になっていきますね〜。正直誰が選ばれてもおかしくない状況ですから、変に意識せず、力まず、己の力を出し尽くしてもらいたいものです。

そんな中、開催された卓球のメンズワールドカップ。

中国の樊振東選手に惜しくも敗れてしまいましたが、張本選手準優勝おめでとうございます〜。どちらが勝利してもおかしくない展開の中、今回は樊選手に勝利の女神がほほえんだということだと思います。

それにしても馬龍選手にはあわやストレート勝ちをするのではないかという、試合展開正直かなり驚きました。馬龍選手が動けない鮮やかなコース取りは、本当に素晴らしかったですね〜。

今回の調子をうまくつなげて、オリンピックでも暴れてもらいたいものです。
メダルとか意識しないで頑張ってください〜!

そして今回の丹羽選手の試合展開は熱かったですね〜。

韓国の李尚洙選手との試合に勝利しての張本選手と丹羽選手の日本人同士の戦い。アジアカップの5・6位決定戦を思い出させるような試合展開に、仕事も投げ出してモニターに釘付けになっておりました〜。

丹羽選手といえば、張本選手とは対象的に感情を表に出さない選手。
ITTFのアダムもよく「He is so dangerous !」言っています。
(奴は危険人物だよね〜)

いつも淡々と試合を進め、サービスも他の選手と異なり、あまり合間をとらずにパンパンと展開するといった感じです。

でも僕には丹羽選手の体内から燃えさかる炎のようなものをチラリ、チラリと感じることができました〜。

決勝戦同様にどちらの選手が勝利してもおかしくない展開にもうハラハラ。

この試合は、アジアカップと同じく張本選手に勝利の女神がほほえみましたが、丹羽選手の新たなる卓球がはじまる、そんな予感がした試合でした〜。

でも、一度くらいは吠える丹羽選手が見たいと思うのは、僕だけでしょうか・・・・。

そして誰か水谷選手の目をなんとかしてくれ〜!頼みます〜!

ペアーマッチ大会

今回、お声がけいただき再び卓球の大会に顔を出すことになりました。

なんとその大会は市や区などの卓球協会が主催している大会ではなく、松草クラブという卓球チームが区の体育館を借り切り主催する大会。

僕自身そんなに大会とかに出場していませんが、クラブチームが体育館を借り切っての大会などといったものに参加するのははじめてです。

ということは、きっとこじんまりと少人数で開催するのかなっと想像しつつ、会場に足を運んでみると、地方の卓球協会が主催する大会よりも人数が集まっているではないですか〜!

クラブ代表の岡さんにお話を聞いてみると、

岡さん「今年は東京選手権大会予選とバッティングしている関係でいつもより参加者は少ないんです」

ヒラヤマ「えーーー、この人数で少ないんですか!というかいつもということは毎年この大会開催しているのですか〜?」

岡さん「もうかれこれ20年くらい前からやってるんですよ〜」

いやいや、ひとつのクラブチームでこんなにしっかりした大会が組めるとは恐れ入りました・・・・汗。

そして今回は2人でチームを組み1ダブルス2シングルスのペアーマッチの大会で、3試合中2試合勝ったチームが勝利というルールです。実はペアーマッチの大会というのも僕にとっては初めての経験。

ヒラヤマ「ふたり団体戦みたいな感じで珍しいですね〜」
岡さん「初めてですか?ペアーマッチの大会は結構あちらこちらで開催されていますよ〜」

単に恥の上塗りをしたヒラヤマでした・大汗

なんにしても僕にとっては、初めてのペアーマッチ。非常に楽しみなのですが、実は今年はいろいろとバタバタと立て込んでいて、卓球もそうですが寝不足のため座っていても、審判をしていてもあくびが止まりません・・・・。

また審判をしていた時には、実際のカウントと僕の持っていたスコアーボードの点数が全然違っていたりと、いろいろな人に迷惑をかけてしまいました〜。この場をお借りしてお詫び申し上げます〜。

そして極めつけは、「ちょっとサービスが見えづらいです!」と相手選手からのクレームが、、、、。

つい数日前、「ヒラヤマさんのサービスいいですね〜!」と某コーチにほめられたばかりなのですが・・・・汗。

そして以前他のコーチから言われたのが、ローカルの大会だとクレームを言ってくる人もいるかもしれないけど、大きな大会なら大丈夫ですよとの助言。

しかしながらコーチの助言むなしく、僕には大きな大会は無縁で、メインフィールドがローカル大会なんです・涙。

何はともあれ、楽しく卓球をするためには、フォームを修正してプレイ再開。僕の卓球レベルではサービスが見えやすくなったり見えにくくなったりしたからといって、僕の卓球レベルが極端に変わるわけではありません。

相手選手にも見えづらかったら言って下さいね〜と念押しの声がけも忘れずにと言った感じです。

しばらくすると全体を見渡している審判長らしき方が寄ってきて一言

「君、ゼッケンは?」

なんと先ほどクレームを言っていた選手はゼッケンなしで試合をしておりました〜。しかも着け忘れとかではなく、ゼッケンを持ってくるのを忘れて堂々とプレイをしていたという確信犯w

コラ〜!
あのね〜、ひとのサービスにケチつける前に、キミ試合する資格ない状態ですから・・・・苦笑。

でもまあ、ローカル大会そういうのもありですよね〜。(マンガのネタにいただきます〜!w)

と言いつつ、僕自身も朝ゼッケンが見つからず、別のチーム名が入ったゼッケンをつけておりました・・・大汗

自分の試合の方はというと、今回はすっかりパートナーまかせ。

団体戦なら自分にまわらなくても、試合の勝敗がつくこともあり、疲れている日の試合などは助かったりもするのですが、このペアーマッチだと、確実に試合がまわってきてしまうのが辛いところ・・・・。(そんな状態で試合に来るな〜!とツッコミが入りそうです・・・汗)

結果、何はともあれダブルス、シングルスとパートナーのSさんこと島田さんが僕の倍近く試合をしてもらうことに。島田さん、ありがとうございます〜。

試合をガッツリしたい方にはペアーマッチ大会はいいですね〜。

そして今回も下位リーグではありますが、3位に入り賞品をいただいてしまいました〜。3位で賞品いただけるとは思っておりませんでした、、、ありがとうございます。
(最近すっかり下位リーグの男になってしまっています・・・・汗)

大会が終了した頃には、外はもう真っ暗になっておりました。
いろいろな初体験ありがとうございました〜。

 

はるーんカップ まとめ

このエーアールアイ卓球スタジオは、オープンスペースとして、ダンスなどをはじめ卓球スクール以外にもスペース貸しをして活用しているとのこと。

祐コーチいわく「今、卓球スクールや卓球イベントなど結構似たり寄ったりの感じがありますよね。そこを打破してもっと異なった攻め方で面白く卓球を世の中に浸透させていきたいです。」とのことを話しておりました。

もう少しその辺の話を聞いてみたいと思ったら・・・

総監督「祐コーチ、さっき知人らと飲みにいっちゃいましたよ~」

なんですと~!
(実は前もって聞いていましたw)

祐コーチとはるかコーチはTリーグを盛り上げるべくT.Smasherのメンバーとしても活動しています。

https://tleague.jp/smashit/

本当にここは、いろいろな角度からの卓球愛を感じさせてくれるスクールです。楽しくいろいろとお話しを聞いていたら、本日のメインである「はるーんカップ卓球交流会」にあまり参加できなかったのですが、参加された皆さんは本当に良い時間を過ごされていたみたいです。


唯一シングルスの試合の相手をしてくれた高校生の二階堂さん。またの再戦を楽しみにしています~(全く卓球をする格好でなくてスミマセン・大汗)


今回のチラシを試合会場にてくださったクラブ会員の鍋久保さん。(祐コーチ、はるかコーチ、スクールの外でも一生懸命大会のビラを配布してくださっている会員の方に心の底から感謝ですよ~!有名なYOUTUBERとして紹介されましたがw)笑顔がとても素敵です。

この「はるーんカップ卓球交流会」は基本的に毎月開催しているようなので、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。卓球スクールに通ってみたいと思っている方は、この「はるーんカップ」への参加オススメいたします〜。どんな感じなのか体験できますよ〜。(参加は基本的に要事前予約です)

ちなみに次回は2019年12月21日(土)開催とのことです~。

ぜひぜひ、参加してみてください〜!

お問い合わせは
エーアールアイ卓球スタジオ
祐コーチ【マサコーチ】まで
TEL 042-707-0404

はるーんカップ その3

この日開催されたはるるんカップは、エーアールアイ卓球スタジオにて行われている卓球交流会。

皆さん、楽しくそして真剣に試合をおこなっています。試合は2ゲーム先取の3ゲームマッチです。会場内にいる方に気軽に声をかけて、どんどん試合を行うといった形式です。スクールに通われている生徒さんから、僕のような一般の方までいろいろな方がこの交流会に顔を出されていました。(埼玉の方からいらしている方もおりました~)

この交流会の主催者であり、エーアールアイ卓球スタジオのコーチである、はるかコーチとも1ゲームマッチにて試合を行うことができ、試合後にはなんといろいろとアドバイスをしてもらえます。

ということで、僕もアドバイスをいただきたく、、、、ではなく、はるかコーチに勝利して、何かしらのアドバイスをしてあげるつもりで意気込んだものの、僕の描いているマンガのようにボコボコに撃沈されてしまいました~涙。

はるかコーチ「ヒラヤマさん、何で終盤であのロングサービスを出されたんですか?」

ヒラヤマ「えーと、多分相手の意表を突いてですかね・・・・たぶん・・・汗」

はるかコーチ「あの展開では、あそこは効いている短めのサービスが効果的です。ロングがきたとき、私ラッキーって思っちゃいましたw」

がーーーん
自慢のロングサービスがラッキーサービスでしたか・・・涙

と、こんな感じで技術的な部分だけでなく、試合の組み立てなどのアドバイスもしてくれます~。

気分的には自分の娘にコーチしてもらっている感覚です・・・。

話を聞いてみると、ひとり群馬からこのスタジオに卓球コーチとして半年前に来られたそうです。

親御さんがよく祐コーチのもとに送り出したな~と非常に不思議でなりません・・・。

だってこれですよ・・・・。

はるかコーチ「実は以前に妹がこのスクールで卓球を教わっていて、両親はこのスタジオのことも祐コーチのこともよく知っていたんです。」

なるほど、そういうことですね。確かに見た目は危ない感じのする祐コーチですが、実はかなりしっかりしています。ジュニアからも絶大な信頼と人気があるようです。まあ、それを隠すために、わざと表面ではチャラチャラしているように見受けられます。(100%そうですねw)

もしうわべだけで判断したら大事な娘を絶対祐コーチの元に送り込む親はひとりもいません!

だってこれですよ・・・・。

はるかコーチ「目標としては、祐コーチのようなコーチになりたいですね」

えーーーーーーっ、マジですか・・・。

と言いつつも、僕自身祐コーチがコーチングしている場に立ち会ったことがありません。

はるかコーチ「祐コーチは単にうまくなるための技術的なコーチングだけをするのではなく、ひとりひとりに寄り添う姿勢のもと、組み立てや試合でのメンタルの持ち方とかそういうものもしっかりと教えるスタイルですね。私もそういうコーチングを目指しています。」

現在はジュニアと個人指導を担当している、はるかコーチですが、ジュニア達にはお姉さん的な存在として、そしてオヤジ世代には娘、孫に教わるといった感覚で楽しく卓球指導をしてもらえそうです。なめてかかると僕のようにボコボコにされますよ~苦笑。

>> まとめへ

はるーんカップ その2

ということで、お父さんの新井新次さんこと、総監督に話を聞けば、何か卓球秘話を伺えるのではないかと思い、今に至るまでのお話しを伺うことに。

総監督「いやいや、卓球が好きでやっていただけで、こども達を本格的に鍛えてくれたのは、僕の知り合いのコーチ達なんですよ」

総監督「昔はガソリンスタンドを営んでいまして、家に卓球ルームがあるわけでもなく、近所の公民館においてあった卓球台で皆で練習していたんです。それから、こども達は卓球スクールに通うようになり、ちゃんとしたコーチ達に本格的に卓球を教わりはじめたんです。僕はもっぱら近所のこども達に卓球を教えていたといった感じです」

新井ファミリーは、卓球ファミリーでよくある親御さんが徹底的に卓球を指導するというのとは違うようです。

しかしながら、話を聞いているとお父さんのもっている卓球業界でのネットワークがかなりすごかった・・・汗。国内は当然ながら、中国は北京チームの監督などとのネットワークももっており、新井ファミリーの祐コーチを含むこども達も幼少期は夏休みに北京へ卓球合宿に出向いていたそうです。一般的なガソリンスタンド経営者なら、北京にこども達と一緒に卓球合宿になんて行かないです・・・汗。

総監督「祐コーチも熱心に卓球をやっていたんですけど、一時ぐれた時がありまして・・・、卓球からは離れ、クラブなどに出入りしてイベントしたり、いろいろな遊びに手を出していたようなんですよ・・・」

なるほどなるほど、それ故、他の卓球コーチと異なり、ダンスやミュージックをうまく取り入れた企画溢れる卓球動画が作れるわけなんですね。実は僕の台湾の卓球仲間が「この卓球動画面白いよ~」と見せてくれたのが、まさに祐コーチがyoutubeに公開している卓球動画だったりしました。

総監督「基本的にうちのスクールの方針は、卓球が強くなくても挨拶と礼儀だけはしっかりできるというのがベースにあります。逆を言うと、どんなに卓球が強くても挨拶や礼儀を知らないようじゃダメですね」

あれれ、この言葉、数カ月前に神奈川県卓球協会会長の鈴木一さんにも言われたばかりです。

総監督「中国北京の強化チームのこども達は、卓球もそうですが礼儀、挨拶、そして英語もしっかり教えます。大きくなって卓球だけでやっていけるのはほんの一握りの選手だけです。ですから当時はもし中国国内で中国代表になれなくても、英語ができると海外チームの代表選手になれる可能性が出てきたり、一般の仕事においてもメリットがあったりします。日本でも同じです。卓球だけで生きていくのは本当に大変です」

昨年からはTリーグもスタートし、そういった意味では卓球選手の環境は少しずつよくなっているのかもしれませんが、やはりそれでも長い目でみると卓球というスポーツだけに携わって生きていくのは大変です。

総監督「今は100名以上の方が通っていますが、やはりこのスクールを開いてからしばらくは運営は本当に苦しかったです。僕自身の中でも、市の体育館や公民館など卓球できる場所はあちらこちらにあり、皆そういう場所で練習するというイメージがあるので、わざわざお金を払って卓球を習いにくる人がいるのかな?という疑問をいつももっていました。」

確かに、今の卓球人気などの流れで、ここ5年くらいで一気に卓球スクールや卓球バーなどは増えましたが、ちょっと前までは民間で卓球を教えているスクールはかなり限られていたかもしれません。

総監督と話をしていると時間がいくらあっても足りません(以前にも卓伸スポーツで橋本会長の話を聞いていた時も、話がとても面白く、生徒達の練習の様子がさんの次になってしまいました・・・大汗)

ということで、ちょっと本日のメインであるはるるーんカップに顔を出したいと思います。

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