年別アーカイブ: 2015

春の展示会⑥ヨーラ

高校選抜に向けて夜までやっているうどん屋を調べまくっています。候補を2〜3軒見つけたので、夜はうどんの旅に出かけようと思います。

会場にも特設のうどん屋ができるようなので、昼も夜もうどん尽くしです!

展示会も中〜終盤に。本日はヨーラです。

ラケットは

スピリットALL+

スピリットOFF

のバルサシリーズ。

もともとあったMC1の後継モデル!!

2本とも板厚が薄くなっているとのことですが、MC1がヨーラ基準でExtreme(超速)の弾みだったのが、

ALL+はミドル(中)、OFFはファスト(速)になっています。スピン系のラバーが重くなってきているので、ラケットをバランスタイプにした、ということでしょうね。

特にALLの角丸とローターペンは、68gという軽量です。アンバードイドローより軽い!そして弾む!

軽快な打球感で良かったです!

 

こちらはTPEフィーリング

5枚合板です。上板が焼いてあるスモーク系ウッドで作られており、中板を柔らかくして球持ちをあげてスピードアップしたラケット。

6.8㎜という結構厚めの板厚で弾む5枚合板です。

打球感はちょっと硬めでしたが、予想以上にボールを持つラケットでした。

軽いし、持つし、すごく良い! そして個人的な好みですが、

この赤のグリップ色がすごく好き!

 

そして

こちらは5枚+ケブラーカーボン2枚の

TPEファイト

こちらは弾みますね。ボールが速い速い! リズム-Pが貼ってあったので、しっかりボールをつかんでくれましたが、これは飛ぶな!

ちなみにTPEとは

Top player editionの略

トップ選手まで使えるラケットであり、ラケットにする前、つまり木材の選別からしっかりしているので、非常にラケットのバラツキが少ないとのこと。

MAXXX-P

マックスPのスポンジ硬度は、42.5度。それまでのマックスは50度、45度、40度の3種類で、硬めが2つ揃っているので、軟らかめの42.5度をリリース。でもシートの素材が新しくなっています。MAXXXについては王国WEBの試打動画をご覧ください。

 

そして期待のリズム-P

リズムは逆に48度、42.5度、37.5度と軟らかめがあるので、リズムPは45度。これもシートが新しい。

このリズムPはすごく良かったです。もちろんリズム特有の硬いシートなのですが、45度のスポンジとすごく調和がとれており、グリップ力がかなり良かったです。

あれ?これは45度のスポンジシリーズでは最高レベルのグリップだな!フォアにもバックにも良い!

加えて、打球音がキン!と高いのも気持ち良い。

ただ、価格は従来のリズムよりも千円アップの5400円+税なので、そこは自分の財布とご相談です。

 

他にもヨーラらしいウェアのラインナップや

新しいシューズ「レイザー」など、いろいろあって楽しめました。

このシューズの性能? 履いてないのでわかりませんが、、、触った感じはクッション多め

あとは、

アウトソールを見れば、想像できると思います!

 

さて、卓球王国ウェブに2月分の用具売り上げランキングもアップしました。テナジーの駆け込み需要がかなりあったそうです。勝負は来月ですね。どう動くのか、楽しみです。

協力していただいている専門店さん、いつもありがとうございます。

また、他にも協力していただける専門店さんがいればうれしいです。コメント、もしくはお問い合わせのメールにてお待ちしております。

春の展示会⑤スティガとルーセント

展示会の様子、続いてはスティガです

ラケットの新製品は2月発売のエメラルドVPSⅤ。

数が少なくて、品薄状態が続いているそうです。人気が高いですね。割と使い手を選ぶラケットです。エメラルドVPSⅤについては過去記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

トリプル21スポンジを貼ってみましたが、さすがに飛ばなすぎました・・

契約選手のラケットの展示や、

ウェアやバッグの展示など、、、

その中でもスティガイチオシが

昨年秋から告知していたエアロック

バックリングが半端じゃない! 貼りづらそうなので、苦手な人はお店の人にやってもらいましょう。

シートの質感が今までの日本製とは違いますね。ボールの飛び出し方向はドイツスピン系レベルです。ミートした時にかなり上に飛びます。飛び出し方向がおもしろい。

MとSの2種類がありますが、Mでも少々柔らかいので、フォアというよりはバック向きだと思います。

ただ、ひとつ特徴的だと思ったのが、

下回転、つまりツッツキやストップが異常に止まること

つまり下回転が飛びません。なんでこんなに飛ばないの!?と思うくらい、飛びません。

それを利用して、簡単にストップできます。普段のストップ感覚でやったらネットミスします。それゆえ、ギュッと切っても入ってくれるし、切ったツッツキのコントロールが素晴らしい。

その特性を優位と思うのか、不利と思うのかはプレーヤー次第ですが、理解をして使うと独創的なプレーができると思います。孔令輝のような切れたストップが簡単にできる(気分になれる)のは楽しいです。

 

続いて展示会は、、、スティガのとなりに新規メーカーのルーセント

ラケット&ラバーはありません。ウェアと小物です。

小物は女性向けかなー。ピンクが多い気がします。

これは恐らくTシャツ

このへんがウェアでしょう。

まだ大会などでは見たことがないですが、徐々にみなさんに認知されていくのかな。

ウェアの購入って性能や素材うんぬんよりも、デザインの好みになるので、そこは個人の感覚ですよね。

でも自分が選ぶと似たようなウェアばかりになってしまうので、最近はあえて苦手なほうを買ったりします。・・・結局失敗するんですけど

安物買いの銭失い

中国のネットショップを見ていると、

バタフライ製品は偽物ばかりで呆れます。

正直、ここで本物を引き当てること自体が難しいレベルです。

それにしても精巧に作ってありますねー。タマスさんの新しいラケットはコピー防止にも力を入れているそうです。

すごいですよね。精巧に作っています。

これ間違いなく偽物です!

グリップエンドのプレートの蝶蝶の形が違います。

ちょっとキツメになってますよね。

でも中には本当に似せる気があるのかと思えるレベルの偽物もあります。

パッケージのバックが真っ黒なテナジー

グリップの裏にレンズが入っていないティモボル・ALC

この検査合格証すら偽造しているといいます。

ラバーにも合格証入れてしまっているし・・・

このテナジーなんて、フィルムがついてるし、何と言っても、モールドの下に余計な余白がある。ちなみにこのテナジーは約700円です。性能はもちろん低く、以前手にした友人は「スレイバーのほうが飛ぶ。別物すぎる」と。

極めつけは、蝶蝶マークに触角が・・・。しかも

バタフライ(butterfly)ではなく、tとr足りないブテフライ!

これは確信犯ですね。「真似てないですよ。うちはブテフライですから。似てます?私は似てないと思いますよ。全く別の商品ですよ。お客さんが勝手に勘違いして買ってるだけです」という言い訳が聞こえてきそう。

 

展示会の話題とは関係ありませんでしたが、先日ベトナムの富岡さんが来て、いろいろ教えてもらったので、このブログでも注意喚起という意味で・・・。

第一段階として、極端に安い物は怪しいということです。

春の展示会④JUIC

社会人ならば1枚は持っているJUICのウェアでおなじみ(かなりの憶測ですが)。私は今、頭で数えるだけでも8枚はありました・・・。

ウェアの種類が多いです。

意欲的ですよね。

全国大会でのブースでは常に人だかりができています。

双魚のプラボールを扱っていることは知っていましたが、、

日本卓球協会にも公認申請しているようです。

日本の大会でも使えるようになるのね。

そしてフランスメーカーのコニヨール。

ターゲットPRO GT-H47が秋発売されていましたが、続いて

X-51、M43、S39の三種類が登場。

数字が硬度とのこと。イメージしやすいです。

これは6月発売と書いてありました。

同じくコニヨールで、

パイロットファスト

スポンジ硬度は40度。

パイロットサウンドパワー

スポンジ硬度35度。

と、この2種類(5500円+税)をリリース。

 

ラケットもたくさん出すようです。

ガシアンシリーズを7種類

エアロシリーズを5種類

合板構成だけ紹介します。

 

ガシアンシリーズ

①オリジン 7枚合板

②グローリー 5枚合板(板厚5.9㎜、上板紫檀)

③ビジョンソフトカーボン 5枚+カーボン2枚(5.6㎜インナー系)

④コンクエスト 9枚合板(6㎜、上板ウエンジ)

⑤アブソラム 7枚合板(6.1㎜、上板黒檀)

⑥ピュアカーボン 13枚+カーボン2枚(6.7㎜、アウター系)

⑦クラウン 5枚合板(上板アニグレ)

 

とドバーっと種類があります。

 

そして重量の軽い エアロシリーズ

①エアロOFF 5枚合板(6.6㎜/75g)

②エアロOFF+ 3枚+カーボン2枚(6.2㎜/75g)

③エアロOFF- 5枚合板(6.2㎜/75g)

④エアロALL+ 5枚合板(5.8㎜/75g)

⑤エアロALL 5枚合板(5.4㎜/70g)

 

全部75g以下です。

残念ながら試打台が混んでいたので、試打はしていません。

発売されたら・・・ですね。

コニヨールはリュックやラケットケースなどアイテムも投入するようで楽しみです!

春の展示会③ヤサカ

昨日のブログのアクセス数が過去最高記録だったことに少々ビビってます。絶対にメーカーさんが目を光らせているんだろうな・・・。

さて、次はヤサカです

自分の自腹買いでは何かとヤサカ製品が多い気がします。

プライド40、ラクザX、ダブルフェイスTO、馬林ES。さて次は

神君オススメの翔龍になるのかなぁ・・・。

昨日の神君ブログで超オススメしていましたね。

黒には黒スポンジ、赤には赤スポンジになっている。アカディタイチのような仕様です。

打球感はいわゆる中国系のカチカチという感じではなく、どちらかというとポコポコしていました。中国寄りのテンション系みたいなイメージで、どちらのユーザーにも使えます。食い込ませてもかかるし、引っかけてもかかる。そして現状の中国ラバーの中では弾みは高めだと思います。さすがに塗ったキョウヒョウレベルではありません。

 

神君は試打相手で大忙し!

自分で打ってみるとあまり打球の唸りは感じられなかったんですが、神君にラクザXと翔龍を打ってもらったら、ボールの飛んでいき方が違いましたね。ラクザよりも圧倒的に取りづらい。ボールは少し浅く入るけど、そこからの上への伸び尋常ではないので、かなり取りづらい。

でもやっぱりある程度のパワーがないと使えなさそうです。中国ラバーに戻ってきたい人には良さそうですが、「誰でも簡単扱えて、スゴイボールが出る」というラバーではありません。

中国ラバー好きの人には救世主になるかも!

むしろ、「誰でも簡単」というコンセプトは

ラクザXソフトのほうでしょうね。

シートは少し調整してあるけど、ほぼ同じ物を使用し、スポンジは42.5度。

みなさんがイメージしている通りのラバーです。かかって、飛んで、扱いやすい。このラバーを嫌いな人はいません。

「来る者は拒まない」まさにその通り!

 

ラケットは

デュラングルスーパーインナー

もともと木材寄りのデュラングルをさらにインナーにしたバージョン。カーボンの位置はワルドナーウルトラセンゾーカーボンくらい中に入っています。

もちろん飛ばなくなっていて、軽いタッチは木材そのままの感覚で、強く打った時にだけ中のカーボンが顔を出すという仕組み。

もうひとつのラケットは

ヒートブレード

スモーク系の5枚です。馬林系の木材はコントロール重視なので、薄くてしなって飛ぶ5枚になっています。

イメージ図

あくまでイメージです。

 

普通だったらラケットの説明は「あれもできる。これもできる。全部できる。誰にでも合う。こんな高性能技術で作っているんですよ」的になって、「どんなラケットか性能がぼやぼやしててわからない」となるんですが、、、

「手っ取り早く飛ばしたい人に最適」

となんとも潔い!!! この潔さが好きです。

 

あとは卓上卓球マシーン

「形は格好悪い代わりに、性能は良いんですよ」とのこと

潔いです!

台に置くと、何とも言えないプレッシャーが!

R2-D2と対戦しているみたいだ。

切り替えや三点や、いろいろボールが出せます。とりあえずオールフォアのフットワークで大量に発汗しておきました(笑)

最後に意外なオススメ商品のクッションガードテープ

サイドテープの強化版で、従来の3倍以上の衝撃吸収をしてくれるそうです。

狙いはラケット保護だけでなく、ボール保護です。プラボールが割れやすいので、角に当てると割れてしまいます。クッションガードをつけておけば、ボールも割れにくい!

 

そんなヤサカ展示会でした

照明が全部顔の所に当たっていたので写真が難しい・・・。

春の展示会②ヤマト卓球

展示会、次はヤマト卓球です!

基本的に展示会の様子の紹介は、自分が行った順番でお送りさせていただきます。

2日目の朝イチでヤマト卓球に到着!!!

目玉はVICTASのV>15

47.5度のエキストラと40度のリンバーの2種類

 

トップシートのグリップ力のあるノンスリップ系のドイツラバーで、ドライブに対してのかけかえしやカウンターなどが良いとのこと。

XIOMの代理店をしているヤマト卓球の中で、オメガⅤとどう差別化していくのかと聞いたら・・・

オメガ=トップシートで引っかける

V>15=食い込ませて引っかける

つまりV>15はシートが軟らかめで強く打っても負けない。粒形状は1.7㎜のスティフタイプで少し太め。

 

打った感想は、シートは確かに柔らかいけど、ピンとテンションがかかっていて、食い込むけど反発力がありました。

リンバーはさらに食い込み安定感がありますが、ボールは少し浅めです。

2枚ともスワットとカルテットVFCに貼ったあったものを打ちましたが、木材で打っても特殊素材で打ってもなかなか重いボールが出てくれる。回転がかかるので、グンとかかったボールが台におさまります。展示会はあまり下がれませんが、このラバーは下がっても伸びてくれそう。これは良いラバー!! うーむ、フォアに貼りたい。。

そして広いところでちゃんと試打したい。飛距離のある重いボールが出そうなので、十分にフォアで活躍しそうです。GFT48から変更しようかなと迷わせるくらい。

ただし、価格は強気の6千円!

これがユーザーにどう受け入れられるのか・・・そして7月下旬発売という時期はどうだろうか。。。

 

VICTASのラケットは

ダイナウッドの日本式ペン

上板の桧を厚めにとり、ウッドファイバーを入れることで、まるで桧単板のようなラケットになる、とのこと。

しかも合板ならば割れにくいし、品質も安定する。

打ったら、かなりスイートスポットが広い! ダイナウッドはトップ向けという位置ですが、この広さは、むしろ初〜中級向けにありがたいと思う。いろんなところに当たってしまってもちゃんと弾みます。

打球感は桧単板に比べると割と柔らかい。スピード15をもっと柔らかくした打球感でした。

弾みはなかなか良い!

 

TSPブランドもウッドファイバー日本式を発表

WFS ハイの角型、角丸型、両面対応角型、両面対応角丸型があり、

弾みを抑えたミッドの角と角丸、ローターの角と角丸

というかなり多いラインナップ

両面対応というのは

日本式の裏面コルク&黒なしということで、ラバーを貼れるようになっています

WFS(ウッドファイバーシリーズ)を試打すると、

ハイ=安定感があって、思った以上に弾みます。操作性も良いし、本格的な日本式。ダイナウッドは高いという人はこっちで十分でしょう。打球感は軟らかめです。

ミッド=ハイよりも手に響きます。その分、弾みも少し抑えてありますが、これはオールラウンド系のペンとしては楽しい。中学生の時の自分に渡してあげたい。板厚はハイより薄い。

ローター=手にかなり響くけど、板は硬いので、粒高にも良さそう。両面裏裏はおもしろいですね。板厚はミッドより薄い。

このローターは松下雄二さん、渡辺武弘さんが試打をして意見を反映させたそうです。ふたりの共通意見は、飛ばないようにすること。抑える技術を軸にして、ボールはスイングと体で飛ばす!

 

もともとスイートスポットの広い日本式ですが、さらに広くなったシリーズは、初〜中級者にうれしいでしょう。

打ち損じのないラケットってあまり多くないので、これはかなり良かったです。両面対応のやつを、、、買ってみようかな。

春の展示会①バタフライ

今年も展示会の季節がやってきました。

まずはリーディングカンパニーであり、廃番やら価格やらいろんな意味で注目されてしまっていたバタフライへ行きました。

さすがですね。すごいのひとことです。

とりあえず、デカイ!!! 広い!!!

廊下にはラケットの歴史が展示されており、懐かしいから伝説的なラケットまで。。。

レジェンドルームには、そうそうたる人たちのラケットが展示。

これがヨニエルのラケットです

創業者の田舛彦介さんのラケットもありました。

 

では現代の用具に行きましょう。まずはシューズです

新シューズがあります

レゾラインTB

厚底のクッションタイプ。エナジーフォース系は前足部が細かったが、これは広くしてあり、幅広のアジア人の足に合わせている。

素材は前足部は柔らかく、中足部は厚くしてねじれを抑制。

現在、ティモボルも履いているようですが。。。シューズばっかりは履いてみてプレーしないと評価しようがないですね・・・。

デザインは攻め攻めです!

アシックスとの共同開発ではないので、性能でミズノ&アシックスにどこまで迫れるのか!?

 

ラバーの新製品はないので、ラケットへ行きます!

水谷隼のグリップデザインリニューアルバージョン「水谷隼・ZLC」

スーパーZLCが出た時点で「水谷ブレードシリーズ」にすることが決定していたとのこと。これからは見た目でスーパーZLCとZLCの区別がつきにくくなります。グリップの縦線の色で判別できますが・・・。

 

さあ、こちらは期待の木材シリーズ、「ハッドロウ」

完全新作のハッドロウ・SR

上板に硬いウエンジ材を使用した7枚合板。ボールを突いただけですが、弾くけど持つタイプ、上板で弾いている感はほとんどないです。

ボールを突いた時に、スッと中までボールが食い込む感じがあり、コントロールがかなり良さそうです。

スティガのハードウッドシリーズのようなラケットかな、バタフライらしくないなーと思いましたが、打球感はラケット全体で打てるようなバタフライテイストになっています。ここはさすが!!!

同じく7枚合板シリーズのハッドロウ・SK

SRよりもマイルドに作られている7枚。板はSK7タクティスと同等の物を使用。

5枚シリーズのハッドロウ・VR

これは今回の展示会のラケットの中で一番ビックリしました。

硬くてパンチがある5枚なんですが、ラバーを貼ると顔がかわります。すごく柔らかい7合板を使っているようなイメージです。

案の定 弾みは ハッドロウVR>ハッドロウSR なんです。

7枚より5枚のほうが弾みます。VRが5枚なのに7枚っぽい、SRが7枚なのに5枚っぽい。

2本とも木材ならではの打球感が素晴らしいですが、個人的にはVR推しです。これ、すごい。ほしい! でもオープン価格が怖い。

そして4本目のハッドロウ・VK

これはコルベルスピードのブレードとのこと。

しかし、ハッドロウはVとかRとかKとかいろいろついてわからないという人もいると思います。それぞれの略称を学べば簡単です。

V=5枚(ローマ数字のⅤ)

S=7枚(SEVENのS)

R=(Revolution=上板ウエンジ材の革命)

K=(コルベル的な使いやすさ)

最初のVとSで合板枚数を把握して、次のRとKで性能を把握する。

 

 

次は特殊素材の新シリーズガレイディア

ガレイディア・ZLCはみなさんの想像通りです。

3枚+ZLCときたら、アムルタートですね。

ガレイディア・ALCは3枚合板+ALCなので、孔令輝スペシャルかなと思いましたが、

性能的にはアイオライトと孔令輝スペシャルの中間くらいだそうです。

ガレイディア・T5000はバタフライ史上トップクラスの弾みとのこと。シュラガーよりも弾むらしいです。バチバチ系の人向け!

インナーフォースレイヤーは説明不要でしょう。

レイヤーとはイラレやフォトショを使ったことがある人ならばわかるように、階層という意味です。中の階層に特殊素材を入れているということで、以前のデザインリニューアル。

ただし、

ZLCのブレードサイズが小さくなっています。

前は大きくて重くなっていましたが、ティモボル系の大きさに変更。琉球アスティーダ特注モデルですね(笑)。渡部さん、まだ使ってますか??

 

日本式ペンはサイプレスが3種類。

JP1=9.3㎜

JP2=9.0㎜

JP3=8.7㎜

と厚さで分けられている&桧のランクも違うとのこと。もちろん厚いほうに良い桧が使われています

中国式の形が変わりました。

でかでかというよりは、ちょっと縦長。吉田海偉ラケットと同じ形に統一されています。

やっぱりハッドロウ・VRは良い! 平均91gに耐えられるのであれば使いたいラケットです

反転式の日本式。

左のガレイディアリボルバーRは3枚+ALC

つまり、パラドックスです。ブレードの形が変わっています。

右のハッドロウリボルバーRは板はVRで、厚さもシェークと中国式と同じ。ただし、面の小ささ、重量の軽さが手伝って、弾みはかなり落ちています。平均66gなんで・・・、そこは仕方がないです。

両面のスピン系を貼れば、全然弾みは問題ないでしょう。弾みを抑えてあるので粒高系の変化ラバーを合わせるのもあり!

 

カット用のハッドロウシールド

渋谷プロモデルの復刻番です。

このラケットは次号の四大ライバル用具カット編に登場します。是非読んでください!!

 

と、全体的にラケットのデザインはシックになり、さらなる格好良さになりました。

ラケット棟の見学もできましたし(これは写真撮影NG)、楽しいツアーでした。

荘智淵、フレイタス、アポローニャなど豪華な世界トップランカーの海外選手のライブデモンストレーションや記念撮影など全体を通して、さすがバタフライと言ったところです。

荘智淵は奥様と一緒に来てました。夜は池袋に買い物に行くそうです。

今日はバタフライでブログが埋まってしまいました。あまり長くするのもなんなので、他メーカーは明日から順次にします。

 

会場でいろいろな人に声をかけていただきましてありがとうございます。意外に見られているのね、このブログ・・・。下手なことはかけませんなぁ

八王子と言ったら丸善

新製品情報が続々と出ていますが、

あくまで現在開示されているのはカタログ情報なので、展示会後に触った&打った感想&開発者の話などを交えて紹介したいと思います。

展示会は3月3・4日ですので、もう少し待ってください。

 

来年度から新体連のチームを移籍するので新しいウェアを考えています。

レギュラーアイテムにチーム名だけ乗せても良いけど、どうせならオリジナルがいいかなーと思いながら、、、ピポパポっと!

うーん、こんなの良いなーと思いながら作ってみたら

仲間から「色が微妙」と意見を言われ、

いろいろやっています。

10種類くらい作って、見直してみると・・・

どのウェアにも赤が使われている・・・。あー、無意識なんだけど、自分は赤が好きなんだなと認識しました

 

さて週末は、

土曜日に東京・八王子にある丸善クラブにお邪魔しました。

丸善スポーツの梅澤裕輔さんが共通の友人(弊社ナラアンガ)を介して「ぜひ飲みたい」と誘ってくれました。

ブログをいつも見てくれていて、コメントまでチェックしているとか・・・。ありがたいことです。

どうせならばと丸善クラブの練習に参加させてもらい、しっかり汗をかいてから飲みに行くことに!(梅澤さんは車だったので、ぼくとナラアンガのみアルコール摂取、失礼!)

東京選手権前なので、プラを使った試合もちらほら。

さすが強豪チーム、みなさん強い!

 

もちろん梅澤さんも超強い!

桜丘高→東京経済大と進学し、関東学生リーグ(3部)では特別賞を獲得。

インターハイでは阮震杰のダブルスパートナー。

阮震杰の豪快伝説もいろいろ聞けて楽しかったです。

 

梅澤さんはすごく話がうまくて、快活で、楽しい人です。そしてもちろん用具マニアでした(笑)

行ってすぐ見せてくれたのが・・・このラケット!

6.3㎜のクリッパーウッドの反転式!

素直に欲しい!が、最近は中国式オンリーになりつつあるので、やめておこうかな。

ほしい人は今なら丸善に行けば売っていますよ。限定1本!

これがまたスイートスポットが広くて、良さげなんですよ。あ、やっぱり俺欲しい!

 

 

そしてこんなラケットも

ウォールナットの5㎜単板。

い、いらねぇ・・・。

以前自分も桧6㎜単板を作ったことがありますが、この手の木材は掛け合わせるか、8㎜以上にするかしないと弾まない。硬い打球感が好きだけど、割と止めるプレー重視というコアな人向け。それでも5㎜単板ってことは、、、割れそう

 

と、練習だけでなくて、今度は面白用具を見に行きたいと思います。

左:梅澤さん 中央:自分 右:クレアンガマニアのナラアンガ

帰りは車で家まで送っていただきました。

梅澤さん、ありがとうございました。

 

お、なんか今日は普通のブログっぽい。次回は何か用具レポします!

エメラルドは使用者の力量を測る

ようやく発売、と言っても良いでしょう。

スティガのエメラルドVPSⅤ

すでにEditor’sEYEでの動画をアップしていますが、改めて打ってみました。

まずは誰向きかと言うと、、、

当然ながら攻撃選手。それもスピード重視で打ち抜きたい人向けです。私の主観ですが、思った以上にかっ飛びます。

 

本当に5枚合板なのーー?

と思うほど、弾みます。しかも弾きが強め。フォア打ちの段階から飛ぶナー、と感じるほど、前へ飛び出します。

5枚合板という先入観がなければ、アリレートカーボンのようなラケットでした。

木材でアリレートカーボンを表現したら完成しました!という表現が一番感覚的に落ち着くと思います。商品名を出すとタクシームでフォア打ちした球離れの感覚に近い。

 

さてさて、早速スピン系テンションのラバーを両面に貼ったら、まあ飛びすぎて難しい。

いつもより良いボール、スピードのあるボールで打ち抜ける回数は確実にアップしているけど、コントロールがとてもきかない。大半のミスの原因はオーバーミス。

愛用アルバが回転量の多さで飛ばしているならば、エメラルドは回転をかけているけど、それ以上にラケットの弾きで飛ばしているイメージ。

「この回転量ならここに入るかなー」と頭でイメージして打ったら、弾きの分だけボールがオーバー。

しかし、勝手に弾いてしまうラケットは回転は少なくなりますが、エメラルドは比較的回転量もある。軽いボールにはなりづらいのが良いところです。

だからこそ中陣での打ち合いには滅法強い!  引き合いってこんなに楽なんだなーと思うほど良い木材ラケット。契約ではなかったらぜひ賢二君に使ってもらいたい。

しかし、両面にスピン系テンションを貼る人は技術力が必要です。ハッキリ言って、難しい!

そう、このラケットを使うに当たって

技術力

は相当に求められる。5枚合板の中でも難度の高いラケットです。自分は使っていて「へたくそ! お前にはまだ早いよ!」ラケットに言われている感覚になりました・・・。

 

そして同じVPSシリーズのインフィニティと共通している部分もありました。それは弾きが強い故の台上の暴れやすさ。

ツッツキ、ストップなど、最小限の低さと弾みがほしい技術が暴れまくる! これはインフィニティも同じで、弾きが強い故に小さいパワーでも余計に弾いてしまう。

 

そこで考えた結果、

小さいパワーでは全く飛ばず、かけた時にしっかり飛ぶラバー!

そう粘着ラバーを貼ってみたら、ちょうど良いのではないのかなと!!!

 

案の定、ツッツキとストップは全く問題なし!

そして

えー、キョウヒョウってこんなに飛んだっけ?と思うほど補助剤テイストの弾みが実現。

あー、これは中級者の粘着使いには最高のラケットができちゃった・・・

 

台上が収まるのは当たり前だけど、結局スピード不足で打ち抜けなかった粘着使いは、スピードを求めて特殊素材のラケットに移行する。しかし、それだとドライブの時にしなりが生まれず、あまりかかっていない棒球のようになってしまう・・・と感じる人に朗報。

契約ではなかったらぜひ時吉君に使ってもらいたい。

 

もちろんテナジーや他スピン系テンションを合わせても良いけど、使いこなすにはかなり高い水準の技術力を求められます。

価格も22000円とかなり高額なので、ヒョイヒョイとオススメすることはできませんが、今まで以上にスピードがほしい木材ユーザー、粘着使い、そして技術力のある上級者に良いです。

 

自分ならばバックは柔らかいスピン系を貼るけど、

フォアにはトリプルを貼りたい。

とにかく弾みよりも回転がかかるラバーを貼れば良いので、スピン系テンションにはこだわらなくて良いラケットです。

スピン系テンションだと回転&弾みも高いので、このラケットと合わせるととても扱えない。

トリプルを貼ってみて、またレポします。

異例の報道

中国では蘇州大会の国内選考会「直通蘇州」が開催されています。

男子は樊振東と馬龍

女子は劉詩雯と木子が通過!!

 

??

木子?? 今さら・・・これは怖い!!!

決して、顔のことではございません。(左が木子)

中国の国内選考会を突破してくるだけあって、強さは折り紙付きなのですが、なんと言っても怖いのは世界ランキングがないという点。

しかも中国主力がエントリーしているクウェートオープンにも出場せず・・・。これは本大会まで世界ランキングなしでくる可能性が高い。

 

世界ランキングがないと、何が怖いかというと・・・。

実力がはかれないので、シードが与えられない。つまり、誰かのシード下に入るということ。

2011年ロッテルダム大会では范瑛がまるで外国選手殲滅要員かのようにシングルスにエントリー

范瑛は当時世界ランキング24位と、8シードにはほど遠い。

そして福原、平野のシード下にぶっ込まれたのです。范瑛は勝ち上がり、ベスト8入りしました。

13年ではこちらも世界ランキングがない

胡麗梅がシングルスにエントリー。

誰のシード下に入るのだ!と会場は戦々恐々。

結局、丁寧の下に入ったことで、事なきを得ましたが・・・。

 

つまり、、

今回、木子が外国選手殲滅要員として使われる可能性があるということです。中国はそんなことは考えていないかもしれませんが、それ以外の国はそう考えてしまう。うちの下に入るな!と。

 

とりあえず2013年全中国運動会の情報ですが、用具を確認しておきましょう。

クリッパーCR WRB、キョウヒョウ、スペクトル!

バック表!そして攻める時はオールフォア!女子とは思えないほどの威力と速さ!

 

もしかしたらシングルスのエントリーからは外されるかもしれませんが、木子の存在がひとつの波乱を起こすかもしれません。

また男子では中国国内で異例の報道がありました。

普段は選手の用具についてはあまり触れないのですが、

馬龍と劉詩雯がバック側を国内製ラバー(中国製)に変えたという報道があったそうです。

王励勤や許昕がバック面もキョウヒョウに変えたように、ふたりもプラボールでチェンジしたようです。

プラボールは、近年固定されていた中国選手の用具にも多少なりとも影響を及ぼしているようです。

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