地獄のような体調不良から片足だけ生還させて帰って参りました。
ただの夏風邪のようですが、20年ぶりに38.0度を超えて布団を汗だくにさせてやりました。ここまで悪化すると卓球打ちたいなんて思わなくなるものです。
インターハイが終わり、すぐに全中がやって参ります。
インターハイはおもしろかったです。用具?用具はつまんないですよ。
上は画一化されすぎてブログでは取り上げません。ベスト8の使用用具については来月号(9月発売)でご確認ください。
しかしその中でこのラバーを使う選手がいたので、XIOM新作紹介でも致しましょう。プラスチックボールの対応をうたっています。
まずは
オメガⅤのアジアとヨーロ
当初はふたつともスポンジ硬度45度で出すという話でしたが、プラスチックボール対応のためにかわりました。
①スポンジが変わった
硬度はアジアが50度、ヨーロが45度ですが、そもそもツアーとプロとスポンジ自体が変わった。硬度だけでなく、よりつかむスポンジに変更。
②シートは踏襲
アジアがプロのシート、ヨーロがツアーのシートを装着。
③ヨーロはちょっと女性を意識
実際に実物を見るとヨーロのパッケージは赤紫のような女性っぽい。男子のバックや女子のフォアに良いとのことで、女子でも使えるオメガをイメージ。実際にインターハイ使用選手は女子のフォアでした。中級男子にはフォアでも良いでしょう。
まとめると
こういうこと
アジアは柔らかいシートでつかんで、50度のスポンジで吹っ飛ばす。
ヨーロは硬めのシートで引っかけて、45度のスポンジで気持ち良くコントロール。
個人的にはヨーロかな。最近軟ラバブームが来ています。軟ラバのストックがたくさんあって、困っているくらいです。そのうち自腹買いで感想を載せますね。
ラケットはもっと種類がありますよ。
すごくおもしろい合板構成のヴェガツアー
現在、ヴェガプロとヨーロが発売されていますが、ツアーはおもしろい。
上板:桧/添芯:アユース/中芯:桂
そしてアウターにゼフィリウムエックスカーボン。
めちゃくちゃな合板です。しかし打球感は意外に軟らかくて、正直想像より飛ばないです。もっとガチガチかと思ったら、むしろコントロールが良い。
回転のかかり具合も良くて、弧線もしっかり。これ、おもしろいですよ。使いたくなるほど。
そして
ラケットのオメガシリーズ。
こちらもツアー/プロ/ヨーロ の3種類。
ラケットオメガは7枚合板シリーズです。
簡単に言うと、ツアー=黒檀。プロ=紫檀。ヨーロ=洋材 を使った7枚合板です。
ええ、あのシリーズが頭に浮かぶことでしょう。
そして他にも黒檀や紫檀を使ったラケットはあります。
ではどこに違いを出すのか。それは上板の作り方に秘密があるようです。
ヒントはブレードに書かれたジョイントレス
ハッキリ言って、これが卓球にどう良いのかはわかりませんよ。でも他との違いのひとつですね。
全部7枚合板ですし。
ラバーと違い、いまいちXIOMのラケットが認知されていないのは、名前が似ていて、しかも性能差がわからないということがあるでしょう。
一般的には
ツアー プロ ヨーロ
とあれば上から弾みが良いと思いますが、それも違う。
ヴェガは ヨーロ、プロ、ツアー
オメガは プロ、ツアー、ヨーロ の順で弾むようだし。
その辺をいったん整理する必要があるかもしれないですね。いくら性能が良くても理解しにくい物、よくわからない物だと手が出しづらいです。
これだけのスペックで4本とも15000円ですから、良心的な価格かと思います。見つけたもん勝ちのメーカー、用具はまだまだ埋まっています。
さあ、プラボールになりますよ。用具をもっと盛り上げていきましょう。
これからプラ対応用具がどんどん出てくることでしょう。