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アタック8徹底検証! その5

前回まででアタック8の粒の大きさによる変化の違い、スポンジの硬さによる感覚の違いをいろいろと検証してきましたが、所詮クリエイターレベルの検証です・・・・汗。

ということで、卓球道具といえば王国ブログでもお馴染みの王国編集部のゆうさん。僕自身のラケットやラバーなどの道具選びの時にも助言をいただいたりしております〜。そんなゆうさんにしっかりと検証してもらうため、王国編集部に顔を出してまいりました〜。

編集部のゆうさんには試打にて検証を行ってもらい、レシーバー役には同じく編集部の柳澤さんが協力してくれました。

そして、その結果はというと・・・・。

・アタック8を使うなら、やはりM粒。L粒は安定しているけど、やはり変化が弱くレシーブする側も返しやすいボールになる。

・スポンジの硬さは自分の卓球スタイルに合わせて考えるのがよい。

という明朗なコメントをいただきました。(さすが道具の達人。ポイントをバシッとついてきます・・・汗)

つまり、アタック8を使う人はM粒が使えるように自分の技術をあげないと、もったいないよ〜ということです・大汗。

また、スポンジの硬さに関していうと、パシン!とアタック8で打つタイプの卓球を目指したい人は硬いスポンジを選択、コースをついて止めたりする人はスポンジの柔らかいタイプがよいのではということです。(ブロックに変化を求めたい人は、硬いスポンジがよいそうです〜)


ちなみ王国バックナンバー(2016年9月号)にてGoods特集で紹介されたアタック8の記事を皆で見てみると

安藤みなみ選手
L粒 中 硬さ:48度

高橋真梨子選手
M粒 厚 硬さ:53度

山本真理選手
M粒 特厚 硬さ:43度

となっています。

ゆうさん自身も大昔、表ソフトを使用していた時期があるらしく、もしアタック8を使うならM粒 厚 48度を使うかな〜とのこと。(53度は硬すぎて飛ばないし、コントロールしづらいと言っていました〜)

やはり男性は硬め、女性はやや硬くらいがよいのかもしれませんが、高橋真利子選手の硬さ:53度のM粒の厚というのは、おーーーーすごいと思いました!!!!(自分のひ弱さを痛感します・・・・涙)。さすがです。ちなみに福原愛選手はさらにすごい組み合わせです・・・・。

バックナンバーをお持ちの人はチェックしてみてください。(お持ち出ない人は、販売部にお取り寄せくださいw)

次回はいよいよアタック8のまとめです・・・・

アタック8徹底検証! その4

皆さんご存じの通り、卓球のラバーはスポンジ部の薄、中、厚など厚さの異なるものが用意されている訳だが、このアタック8は超薄、極薄、薄、中、厚、特厚と、6種類の厚さのスポンジが用意されている。

通常なら、自分の卓球スタイルに合わせて、スポンジの厚さを選択すれば済むわけですが、このアタック8の厄介なところは、スポンジの厚さだけでなく、硬さも選べてしまう!!!というところ。

スポンジの厚さだけでなく、スポンジの硬さの選択肢があれば、当然より自分の卓球スタイルに合った硬さを選びたくなってしまうではないですか〜!!

はあ〜、なんで原田社長はそんな選択肢を作ってしまったのだろう〜涙。

まあ原田社長からは直接お伺いしてませんが、選手の要望を聞いているうちにいろいろな選手に合ったスポンジの硬さのバリエーションがどんどん増えてしまったのではないかと思います。

この硬さの選択肢が加わることで、もう頭の中は正直パニック状態です。

そんな組み合わせを考えると、72種類以上になってしまうため、今回はスポンジを中に固定して、スポンジの硬さを40、43、48、53の4種類に絞って打ってみることに。

自分の打ちやすさもそうですが、やはり相手にとってのやりずらさの意見も大切です。どんなに自分が打ちやすくても、相手にとっても返しやすいボールが出ているようなら、アタック8を使っている意味が半減してしまいます!!笑。

とりあえず、4種類のスポンジの硬さを試打〜!

今まで使っていた硬さ40と比較して、43はその微妙な差がよくわかりません・大汗。何度打っても似たようなラバーに思えてしまいます・・・・。(きっと球離れとか微妙に違うのだと思うのですが、僕の実力ではその違いがわかりません・大汗)

続いてスポンジの硬さ48と53を打つと、今度は硬さ40との違いがはっきりわかります。

球離れがよく、硬さ40の時は多少プッシュしていたような球も、プッシュせずとも気持ちよくパン!っと飛んでいく気がします。無論、硬いスポンジほどコントロールしにくいと言われますが、その辺は慣れでカバーできると思えるレベルでした。多分・・・・。

しかしカタログを見ると硬さ48とか53には「上級者向け」との記載が・・・・汗。正直、とてもとても上級者からは、ほど遠い卓球レベルの自分なのですが、でもでも40より48や53のスポンジの硬さの方がしっくりきます・・・。まあ、カタログの上級者向けといった表現を無視して、自分にしっくりくるものを使うのがいいですよね???(っと読者に同意を求めます・汗)

さらに打ったボールのレシーブに協力してくれている方々の意見を聞いてみると、53より48で打っているボールの方がいやらしい球でとりずらいとの声が多かったですね〜。実は自分的には48より53の方がしっくりきたのですが、レシーブしている人の意見も大切!

ということで、硬さ48を選択することに!!!

しかしながら、もうひとつ気にしなくてはいけないのは「ラバーの重さ」
硬いスポンジは、同じ「中」の厚さでも確実に重くなります。

ラケットに貼ってあるアタック8をはがし、重さを量ってみると、40と43、そして48と53では、1gの違いがあるかないかでしたが、40(43)と48(53)ではなんと10gの差がありました!!!

アタック8を使用する人は、僕もそうですが、圧倒的に前陣速攻で台にへばりつくタイプの人が多いはず。つまり早い展開の中でのフォアバックなどの切り替えを含めて、ラケットを振らなくてはならないタイプ。

この10gの差は、あくまでも僕の体感ですが、ラケットの前についての早いラリーだと、結構重く感じ、振り遅れが生じてしまうかもしれない〜といった感想をもちました。(特に女性の方には、この差はとても大きいです)

重さも含めて考えると、女性及び僕のようにひ弱な男性には40〜43くらいまでの硬さのアタック8がオススメかもしれません。

なんか検証していけばいくほど、土ツボにはまっているように感じはじめています・・・。

Be continued…..

アタック8徹底検証! その3

今回検証するアタック8は全8種類。

アームストロング社の原田社長に特別に協力いただいて、40、43、48、53のスポンジの硬さのMとLの粒の大きさ2種類での比較です。
(スポンジは中に統一)

通常はお店に出向いても、スポンジの硬さは40のものしか扱いがなく、43〜53といった硬さのものは取り寄せになってしまうケースが多いです。そのため、ほとんどのアタック8を使用している人はスポンジの硬さ40のものを使用しているのではないでしょうか〜。

ちなみに僕が使っているアタック8は硬さ40、M粒、スポンジの厚さは中。
(一番、オーソドックスともいえるタイプです)

なので、僕自身もスポンジの硬いアタック8を使うのはこれが初めて!!

アタック8 M粒とL粒

とりあえず、まずはM粒とL粒を打ち比べ。

メーカーのカタログでは、M粒は「攻撃変化タイプ」、L粒は「カット打ち、前陣速攻タイプ」と紹介されています。つまり粒が小さいM粒の方が変化が大きく、L粒よりもコントロールしにくい。L粒はこの逆でM粒よりコントロールしやすいが、変化はM粒ほどではないとことになります。

見た目も一目瞭然。触った感じはM粒の方が柔らかく、粒高に近い感じです。L粒は一見は通常の表ソフトといった感じでしょうか。

実際に今回はじめてL粒を使用してみたが、やはりM粒と比較するとコントロールしやすい〜です。特に強く回転のかかったドライブや、速いスマッシュなどのボールの返球はM粒より断然扱いやすいです。
また、すべりも少ないな〜といった感じです。

そのためL粒は、アタック8特有の変化が低くなるのかと思いきや、そんなことはなく、検証パートナーをしてくれた人達の中に「L粒で返球した変化の方が嫌だ」という人が半分近くおりました。

これは正直、意外な発見でした〜!

ということは、もしかしたらミスが少ないL粒の方が一般的なレベルの方々にはお勧めなのかも知れません。

とはいえ、徹底的に検証を重ねると、M粒の方がいやらしい回転が出ているように思えるので、毎日のように練習できる環境で、微妙な面を作り、合わすことが可能なレベルならM粒、週1くらいの練習で、実力を上げていきたいという方にはL粒がオススメかもしれません〜。

アタック8を長く使っている人に聞いてみると、一般レベルではM粒からL粒へ移行している人は決して少なくありませんでした。僕も今回の検証で、現在使っているM粒からL粒へ変更しようと考えております〜。やはり昔の21点勝負と違い11点というゲームカウントの中でのコントロールからのミスで失う1点は大きいですよね〜汗。

次回はスポンジの硬さを検証することに〜!

アタック8徹底検証! その2

ということで、アタック8の製造元のアームストロング社にお邪魔させていただくことに。

あまりご存じではないかもしれませんが、アームストロング社は1946年設立し、古くから国内にて卓球のラケット・ラバーの開発・製造をおこなっている卓球メーカー。そして、現在でも国内にて製造を続けている数少ないメーカーのひとつなんです。

今回忙しい中、原田征明社長にもお時間をいただき、いろいろとお話を聞くことに〜。

原田社長「ヒラヤマさんもアタック8でしたよね?」

ヒラヤマ「現在はこれを使っています〜」と持参したラケットを見せると、
原田社長「これM粒で、スポンジ中の硬さ40ですね〜」とその場で僕のラバーを的中!自分のところの商品だから当てるの当たり前と思うかもしれませんが、いやいや72種類以上のバリエーションがあるアタック8、そんなに簡単には当たりません・・・汗。

会社に入って真っ先に目に飛び込んできたのはアタック8ユーザーでもある愛ちゃんこと福原選手と原田社長が一緒に写っている写真。

実は僕自身は、アタック8を使用してから、福原選手も使用しているラバーということを知り、かなりのショックを受けました・・・。

ん?
何がショックかって?

使用している立場で言わせてもらうと、どうしたらアタック8でよくあんな正確で速いバックが打てるのか不思議でなりません・・・・。よくネットで「福原選手のようなプレーがしたいです。ラバーは何を使っているのでしょうか?」的な書き込みがありますが、ラバーを同じにしても同じプレーはできません・・・。

原田社長「そうなんです。ああいう風にアタック8を使いこなせるのは、彼女の実力、そして努力もそうですが、もともともっている感性だったりする部分大きいと思います」

ちなみに、福原選手が使用しているアタック8の種類(粒の大きさ、スポンジの厚さ、硬さ)がいろいろなところで「これです!」的に書かれていますが、正解を原田社長が教えてくれました〜。残念ながら、多くの皆さんハズレですね・笑。

そして次に飛び込んできたのは、福原選手もそうですが、日本で活躍するトップクラスの選手達の特注のアタック8のラバー。

選手達のリクエスト応じて、完全にひとつひとつを手作業で仕上げていました。

原田社長「ヒラヤマさん、僕自身は実は全く卓球しないんですよ。もともと、工学系出身でアームストロングを継ぐまでは、業界とは関係ない企業に勤めていたんですよ。」

原田社長「自分が卓球やる人間だと、どうしても自分に合った道具とかの開発に熱が入ってしまうでしょ? なので、そうではなく、メーカーとして選手の意見をダイレクトに聞き、その声を商品開発に活かすスタンスをとっているんです」

なるほど、それは確かにそうかも知れません。

そんな最中にも、原田社長の携帯に選手から連絡が・・・・。

原田社長「がはははっ。今の電話なんですけど、アタック8に負けた!と知り合いの選手から報告受けましたw」

ようするに相手の選手がアタック8を使っていて、その影響で負けてしまった!という笑いを含んだ連絡でした。(原田社長はこの報告を喜んでいましたね・笑)

会社1階のスペースには所狭しと別工場にて生産された大量のラバーがおいてあります。接着剤のにおいなのか、そこはまるでアートで言うところのアトリエのような臭いがします。これは親近感を抱かずにはいられませんw。

今回、いろいろな種類のあるアタック8の打ち比べをしたいというリクエストに対して、原田社長が特別に粒の大きさとスポンジの硬さが異なるアタック8を用意してくれることになりました!!ありがとうございます〜。

いよいよ次回から打ち比べ検証を行いたいと思います。

お楽しみに〜!

アタック8徹底検証! その1

世界卓球、ジャパンオープン、チャイナオープン、T2、そしてオーストラリアオープンと、卓球観戦が日常化しているこの頃です・汗。

日本選手の活躍も気になりますが、チャイナオープンで劉国梁総監督の事実上の更迭に対して、試合放棄した馬龍、許シン、樊振東のその後がどうなっているのかが気になってなりません・・・。なんとか最低レベルの処分、そして早期復帰を期待しています。

何はともあれ、卓球観戦のため仕事はドタバタ状態。ここ数週間睡眠をろくにとっていないのではという状況にあったのですが、飛び込んできた愛ちゃんおめでたのニュース。

おめでとうございます〜。

幸せなニュースは、心癒やされるだけでなく元気ももらえます。

そして愛ちゃんと言えば、僕も使っているアタック8!!
王国読者の中でもアタック8を使用している人は多いのではないでしょうか。

相手選手からは非常に嫌がられる表ソフトのラバーです・笑。

僕自身は学生の頃より20年以上、裏裏のシェイクだったのですが、このブログをスタートした頃にバック面をはじめて表に変えました。あれこれいろいろな表ラバーを使っているうちに薦められたのが、このアタック8。

そして、そして、このラバーを使っての感想は
アタック8に出会えてよかった〜!」ですw

まあ、何がよかったかと言うと、僕のような市民大会レベルの卓球の試合にて、1ゲームの中でアタック8のおかげでとれた点数が2〜3点あったりするんです。相手がボールの回転を読み切れずネットしたり、あまく返球してきたりっと、裏裏時代には、味わったことのない卓球です。

従来の表ソフトの粒の高さは1mmなのに対して、このアタック8は1.2mm。この0.2mmの差により、ブロックは止まり、癖のあるいやらしい回転のボールを生みだすのがこのアタック8の特徴なんですね〜。

ところがこのアタック8というラバーは、とにかく種類がある。
粒の大きさ、スポンジの厚さ、そしてスポンジの硬さと、カタログを見る限りでも72種類以上のバリエーションになるのだ〜。

さっそくインターネットにてアタック8を調べてみるものの、バリエーションによる違いの情報がなかなか見当たらない!とはいえ、もしかしたら現在自分が使用しているアタック8 より、より自分に合ったアタック8があるのではないかと思ってしまいます。

しかしながら、72種類以上もあり、片っ端から試したらお金がいくらあっても足りません・・・。

単純計算しただけでも、30万円以上かかってしまいます・・・大汗

ということで、今回はアタック8を開発しているアームストロング(株)にのりこんで、徹底的にアタック8を検証してみることに〜!!!!アタック8ユーザーは無論、これから表ソフトを使おうかと思っている方、必見です!

乞うご期待!

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