アタック8徹底検証! その2

ということで、アタック8の製造元のアームストロング社にお邪魔させていただくことに。

あまりご存じではないかもしれませんが、アームストロング社は1946年設立し、古くから国内にて卓球のラケット・ラバーの開発・製造をおこなっている卓球メーカー。そして、現在でも国内にて製造を続けている数少ないメーカーのひとつなんです。

今回忙しい中、原田征明社長にもお時間をいただき、いろいろとお話を聞くことに〜。

原田社長「ヒラヤマさんもアタック8でしたよね?」

ヒラヤマ「現在はこれを使っています〜」と持参したラケットを見せると、
原田社長「これM粒で、スポンジ中の硬さ40ですね〜」とその場で僕のラバーを的中!自分のところの商品だから当てるの当たり前と思うかもしれませんが、いやいや72種類以上のバリエーションがあるアタック8、そんなに簡単には当たりません・・・汗。

会社に入って真っ先に目に飛び込んできたのはアタック8ユーザーでもある愛ちゃんこと福原選手と原田社長が一緒に写っている写真。

実は僕自身は、アタック8を使用してから、福原選手も使用しているラバーということを知り、かなりのショックを受けました・・・。

ん?
何がショックかって?

使用している立場で言わせてもらうと、どうしたらアタック8でよくあんな正確で速いバックが打てるのか不思議でなりません・・・・。よくネットで「福原選手のようなプレーがしたいです。ラバーは何を使っているのでしょうか?」的な書き込みがありますが、ラバーを同じにしても同じプレーはできません・・・。

原田社長「そうなんです。ああいう風にアタック8を使いこなせるのは、彼女の実力、そして努力もそうですが、もともともっている感性だったりする部分大きいと思います」

ちなみに、福原選手が使用しているアタック8の種類(粒の大きさ、スポンジの厚さ、硬さ)がいろいろなところで「これです!」的に書かれていますが、正解を原田社長が教えてくれました〜。残念ながら、多くの皆さんハズレですね・笑。

そして次に飛び込んできたのは、福原選手もそうですが、日本で活躍するトップクラスの選手達の特注のアタック8のラバー。

選手達のリクエスト応じて、完全にひとつひとつを手作業で仕上げていました。

原田社長「ヒラヤマさん、僕自身は実は全く卓球しないんですよ。もともと、工学系出身でアームストロングを継ぐまでは、業界とは関係ない企業に勤めていたんですよ。」

原田社長「自分が卓球やる人間だと、どうしても自分に合った道具とかの開発に熱が入ってしまうでしょ? なので、そうではなく、メーカーとして選手の意見をダイレクトに聞き、その声を商品開発に活かすスタンスをとっているんです」

なるほど、それは確かにそうかも知れません。

そんな最中にも、原田社長の携帯に選手から連絡が・・・・。

原田社長「がはははっ。今の電話なんですけど、アタック8に負けた!と知り合いの選手から報告受けましたw」

ようするに相手の選手がアタック8を使っていて、その影響で負けてしまった!という笑いを含んだ連絡でした。(原田社長はこの報告を喜んでいましたね・笑)

会社1階のスペースには所狭しと別工場にて生産された大量のラバーがおいてあります。接着剤のにおいなのか、そこはまるでアートで言うところのアトリエのような臭いがします。これは親近感を抱かずにはいられませんw。

今回、いろいろな種類のあるアタック8の打ち比べをしたいというリクエストに対して、原田社長が特別に粒の大きさとスポンジの硬さが異なるアタック8を用意してくれることになりました!!ありがとうございます〜。

いよいよ次回から打ち比べ検証を行いたいと思います。

お楽しみに〜!

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