Dr. Neubauer キラー検証 その2

Dr. Neubauerのキラーは一体どんな感じなのかの検証レポートをお送りさせていただきます。

このラバーは日本国内であまり出回っていないのは、WEB上でもレポートがほとんどあがっていません。逆に海外のサイトをチェックするといろいろとレポートを見ることができるのですが、まあ他の方のレポートはさておいて、実際に使用してみた感想を一言で表すと

はじめてアタック8を使用した時は「出会えてよかった〜」という感想でしたが、
このキラーの場合は「もっと使いこなしてみたい!」と思わせるラバーでした。
(全く参考にならないコメントですね・・・大汗)

アタック8との比較が中心となりますが、今回の検証はアタック8とキラーの貼ってあるラケットを、マシンを使用し強い回転の球と弱い球による同一環境にての検証と、約3ヵ月に渡って練習、練習試合などで使用してみた感想レポートになります。

キラーの特徴は、とにかくスピードを感じさせる直線的な打球と、ふわっとしたナックルの球をはじめとした変化にとんだ球質の球が非常に出しやすいということです。

アタック8(特にM粒)では相手の強力な打球の威力を殺し、相手台上にツーバウンドで落とすようなストッププレイもやりやすいのですが、このキラーはアタック8ほど打球を殺すことができません。そういったプレイではアタック8の方に軍配はあがります。

逆に相手の球の威力や回転を使用したカウンタープレイのスピードの速さはキラーの方があるように感じます。

球質のいやらしさはもしかしたらキラーの方があるかもしれません。

自分で打っていてもわかるのですが、検証に協力してくれたパートナーの方々が、アタック8よりキラーの方が打ち返しにくい球が出ていると言っておりました。

これはナックルやいやらしい回転の球がある程度のスピードにて向かってくるせいかもしれませんね。そういった意味では粒高に近い球質なのかもしれません。

キラーでの攻撃ですが、僕はバック面に貼っているのですが、いやいや実に攻撃しやすいです。ある程度の威力のある球に対しては、面を作って返球するだけでもカウンター的なスピードボールを作れますが、やはり威力のないボールに対しては自分から「打つ」「しかける」といった攻撃的なプレーをしなければなりません。

正直アタック8の時は、僕にとってはそこが大きな壁でした・苦笑。

が、このキラーは実に攻撃しやすいというのを感じます。単なる攻撃ではなく、いやらしい球質で攻撃しやすいといった感じです。イメージ的には攻撃ができて、慣れてくるとコントロールもしやすい粒高ラバーといった感じでしょうか。(下手くそなヒラヤマが言うくらいですから、そのコントロールのしやすさがわかるかと思います・・・汗)

そしてさらに感じたのは、ボールをきりやすいということ。

表ソフトでもそれなりに角度をつけてボールを切ることができますが、このキラーはそれがしやすいです。
なので、アタック8よりも、サービスなどでもきれたサービスを非常に出しやすいです。

僕は前陣プレーなのですが、試合などで下がらなくてはならなくなってしまった時に、アタック8では下がったところからの攻撃にはちょっと難がありますが、キラーは下げられてからの攻撃も「いける〜!」と感じさせてくれるところがあります。日本では前陣用とか、下がったら辛いといったコメントが目に付きますが、海外のプレイヤーは結構下がった状態でプレーしていますね。ぜひ、リンク動画を参考にしてみてください〜。

結論的には

緩急をつけたいやらしいプレイスタイルをのぞむなら、やはりアタック8。
緩急はアタック8ほどつかないけれど、安定した攻撃もガッツリやりたいという方にはキラーがオススメかもしれません。

ただし、アタック8同様、それなりの高度な技術を身につけるには、それなりの時間と努力は必要かもしれませんね。(多くの海外のレポートにも書かれていました・苦笑)

ただその先には、明るい未来が待っているかもしれません〜!

今までアタック8のL粒を使っていたという方は一度試す価値はあると思います。
他の表ソフトユーザーで、もっと変化が欲しい、スピード感を求めたいという人、粒高を使用していてもう少し攻撃を増やしたい人などにもオススメです。

どんな球質が生まれるのかが参考になりそうな動画を見つけたので、ぜひぜひチェックしてみてください〜。(この動画見る限り、攻撃的なカットマンにもいけるのではと・・・と思ってしまいますね・汗)


(ブルー系のユニフォームの選手のバックハンドの赤色がキラーです)


(グリーン系のユニフォームの選手のバックハンドの黒色がキラープロです)

Dr. Neubauer キラー検証 その1

ある程度使い慣れた道具があるのに、より自分のプレイに合った道具を試してみたいという衝動が周期的に襲ってきませんか?

もうこのラケットとラバーの組み合わせが自分にとってはベストだ!と言い切れない限り、この衝動は周期的に襲ってくるのではないでしょうか。特に自分の卓球にスランプを感じている時はその周期に入りやすいですよね。

僕はアタック8を裏面に貼った、前陣速攻のスタイルで、アタック8の達人を目指し、日々頑張っております。
が、周期的な衝動 + 検証ということで、今回Dr.イノバウアというメーカーの「キラー」というアタック8同様に粒高に限りなく近い表ソフトのラバーの検証レポートをお届けしたいと思います〜。

そもそも、皆さんDr.ノイバウアという卓球メーカーをご存じでしょうか?

コアな卓球人で異質系のラバーを使用している方は知っていると思いますが、
Dr.ノイバウアはドイツの卓球メーカーで、アンチ、粒、粒高などを異質系のラバーを中心としたラインナップを扱うメーカーなんです。(日本ではJUICが総合代理店を務めています)卓球王国の12月号でも「コアな変化ラバーを分析 P164」でも紹介されているのでそちらもぜひチェックです!

と、偶然というかたまたま王国の記事と同じタイミングになってしまいましたが、実はこのメーカーのオーナーのノイバウア氏と息子さんのカースティン氏とは2009年の世界卓球の会場にて知り合い、それ以降お付き合いさせていただいております。そして、この6月に開催されたベガスの世界ベテラン卓球の会場にてもご一緒させていただきました。(写真は世界ベテラン卓球2018のDr. Neubauerブースの様子とカースティン氏。)

その時に、アタック8との使用感の違いなど聞かせてとのことで、検証用に3種類のラバーを手渡された1つが、今回ご紹介させていただくキラーです。実は、カースティン氏もアタック8を以前に使用していたということで、このキラーにはアタック8的な要素も含まれているのではと興味津々に検証させていただきました。

まあ、検証というと、1、2回打っての感想をのべるといったのが多いのかもしれませんが、今回は6月にラバーを預かり、約3ヵ月に渡って試打させていただきました〜。やはり検証となるとしっかり使いこなさないとメーカーさんに対しても申し訳ないですからね〜。

そして検証レポートと思ったのですが、その前に気になったのが、Dr.イノバウアの商品名とパッケージデザイン。キラー、デスペラード(無法者)、ギャングスター、K.Oなどとても男性的なネーミングと男性的なパッケージデザインが多いです。(商品名とは違い、オーナーのイノバウア氏とカースティン氏はとても紳士的で親日の方ですよw)

カースティン氏「ヨーロッパがメインのマーケットで、そのお客さんのほとんどが男性なんだよね」
ヒラヤマ「あのね〜、日本では異質系のラバーは、男女同等もしくは女性選手の方が多く使っているんだよね〜。多分アジア系はそうじゃないのかな〜」
カースティン氏「えーーーー、そうなの!日本は女性の方が多いの〜・大汗

実際に女性のプレイヤーに聞いてみないとわかりませんが、はじめて使用する商品を選ぶときにその商品名やパッケージデザインが怖すぎると、避けてしまうのではないのかな〜っと思います。

と、クリエイターの立ち位置でカースティン氏にプチアドバイス。(卓球技術のアドバイスはできませんが、パッケージデザインとプロモーションに関しては本業ですからねw)。

実際にはできませんが中身が同じキラーでもピンク色のパッケージカラーで「ハローキティー」というラバー名に変更したら、異質系ラバーを使っている卓球選手の購入が今より確実に増えそうです。(間違ってキティラーの方々も購入してくれそうですし・・・)

という前置きはこのくらいにして、いざ検証です!

まずはアタック8との比較ですが、スポンジを手で触ってみてた感覚ですが、かなり硬めのラバーです。

アタック8は店頭で販売されているのはスポンジ40の硬さなのですが、僕の使用している48の硬さとほぼ同等の硬さに思われます。アタック8にはM粒とL粒があるのですが、このキラーの粒の大きさはそのL粒に近く、粒自体の柔らかさがまさにM粒とL粒の中間くらいといった感じです。

つまり簡単に言うと、このキラーは硬さ48のM粒とL粒の中間に近い感じの感触のラバーです。

粒の高さはアタック8より若干高いです。アタック8が一般的な表ソフトより粒が高いといわれていますが、それより高いので、さらに粒高に近い感じでしょうか。

ここから想像できることは、アタック8のL粒より変化があり、M粒よりも変化が少ないラバーではないかということです。

ということで次回は実際に打ってみての検証をお届けしたいと思います〜。

Tリーグ試合観戦レポート その3

Tリーグ木下アビエル神奈川とトップ名古屋の試合は2勝2敗ともつれ、Tリーグ女子初めてのビクトリーマッチへと。

ビクトリーマッチは1ゲームマッチです。

この1ゲームをとったチームの勝ちとなります。そして出場選手は、その日の調子やコンディションを見極めて、改めて選出されるというルールです。そして、このビクトリーマッチの対戦は木下アビエル神奈川の袁 雪嬌選手(中国)とトップ名古屋の鄭 怡静選手(台湾)。

心置きなく、トップ名古屋を応援できます〜!

が、試合の方は袁雪嬌選手の気迫のプレーと集中力で、このビクトリーマッチを制し、木下アビエル神奈川が勝利しました。

鄭怡静選手は体調を崩しているというような話を事前に入手していたのですが、やはりいつもよりプレイの調子が悪そうに思えました〜。でも、やはり袁雪嬌選手の集中力はすごかった〜。

最後の最後までもつれた今回の対戦に会場からは割れんばかりの拍手が。
今までの日本選手権などの試合観戦と異なり、試合観戦が本当に楽しかったです。(チームが勝利していたら、もっと楽しかったと思います。)

まだ産声をあげたばかりのリーグですから、今後どんどん充実していくことを考えるとかなりリーグ自体は盛り上がるのではないでしょうか〜。

日本ではあまり採用されていないマルチボールシステムのため、審判がボールを選手に渡すのを忘れ、選手から催促されたり、また、ボールをとんでもない方向に投げてしまったりと、そんな、ご愛敬的なものが見れるのも今だからこそといった感じですw。

今回の試合の中でちょっと気になったのは、観客と選手達の交流のタイミング。ハーフタイムの時にアリーナ席に座っていたこども達が「サインは今もらいにいっていいのかな?」と、選手達にサインをしてもらうタイミングというのがわからず、結局試合終了後にもそのようなタイミングが見受けられず、サインをもらえぬままこども達が会場を後にする光景がありました。

国際大会などでは、選手が試合後退出する時にサインなどをしてくれたりするのですが、この辺は、何かしらのサポートかアナウンスが欲しいところかもしれませんね。僕もタイミングがわかりませんでした・汗。今会場に足を運んでくれているファンの心はしっかりとわしづかみにしておきたいですからね〜。

なにはともあれ、Tリーグは今までの卓球観戦にエンターテイメント要素をプラスした楽しみ方を与え、そして出場選手には多くの観客に試合を見てもらう機会、そして自分の技術を磨く機会などをはじめ、卓球界に非常に意味のある多くの可能性を秘めているものだと思いました。

いろいろと大人の事情もあると思いますが、実業団ともうまく落としどころを見つけたステキな展開になってもらえたらな〜と願います。

僕はこどもの頃から野球観戦のために球場に足を運んでいましたが、Tリーグの方が20倍以上楽しかったですw。

とりあえずは、僕の中ではプロ野球観戦の予算がTリーグに移行する感じですねw。

正直、また時間を作って会場に足を運びたいと思いました。次回は男子の試合ですね〜。

単にチームの勝ち負けだけでなく、トップ名古屋の応援団がどのように進化していくのかも目が離せませんw。頑張れ〜w!

ということで、育ちも、現在住んでいるところも神奈川なのに、今回はすっかりトップ名古屋を応援してしまいましたw。

やはり会場に出向いたら応援するチームをしっかり作っておいた方が10倍楽しめることは間違いなさそうです。

今回出場こそなかったものの、張本選手の妹の美和ちゃんもベンチ入り。一生懸命ベンチから石川選手とチームを応援している姿がかわいらしかったですね。将来楽しみにしています〜。これはある意味、貴重なツーショットかもしれませんねw。

Tリーグ試合観戦レポート その2

思えばこのTリーグの選手には、なんと森薗政崇、森薗美咲、そして森薗美月と森薗一族が3名も参加しているんですよね。(他にも張本家、吉村家、松平家と兄弟参加多いですね。いつか家別で試合をしてもらいたいものですw)

いよいよ、試合の開始です。
その第一試合はTリーグの新しいルールのもと、ダブルスからのスタートです。
(試合中の写真は卓球王国のTリーグ応援サイトオフィシャルサイトにてお楽しみくださいw)

森薗美月選手と袁雪嬌選手(中国)、森薗美咲選手と鄭怡静選手(台湾)という、両チームとも日本人選手と外国人選手がペアーを組んでの対戦です。これこそTリーグだからこそ実現した組み合わせですね。どんな試合になるのか楽しみです。そして森薗一族の美咲選手と美月選手の従姉妹対決でもあります。バチバチっと火花が散っておりました〜。)

両チーム譲らずの強気の白熱した展開でしたが、この対戦の軍配はトップ名古屋に。3人の応援団スタッフしかいない、トップ名古屋が会場の観客を交え一気に盛り上がります。

そして続く第2試合が、木下アビエル神奈川の石川選手とトップ名古屋のサマラ選手(ルーマニアのエース)。

日本人同士の試合は除いて、過去僕の卓球観戦の中では、石川選手の応援をしなかったことは一度たりともありません。

まだ石川選手が高校生だった2009年の世界卓球の舞台では声をからして、帖雅娜選手からの逆転勝利を応援したものです。が、今回はトップ名古屋の席においてはルーマニアのサマラ選手を応援することに。

頭ではわかっていても、精神的には非常に複雑な思いです。

サマラ選手が好プレイで得点すれば、うわ〜すごい〜!とばかりに大きな拍手をするのですが、同時に悔しそうな石川選手の顔を見ると、胸が痛くなります・・・。

うーん、精神的に病んできそうです・汗。

(撮影した写真もメインはサマラ選手。石川選手はなんと写真の左端に〜!過去こんな構図で写真撮ったことありませんね・・・汗)

それでもこれはTリーグ。トップ名古屋を応援すると決めたからには、日本というアウェイにて頑張っているサマラ選手を全力応援しない訳にはいきません。

試合は石川選手が3-1にて勝利したのですが、いやいやサマラ選手惜しかったです。最初の戸惑いも何処へやら、すっかりトップ名古屋のベンチメンバーと共にサマラ選手を応援し、石川選手に負けてしまったことに悔しがっている自分がおりました〜!!!

そして第3試合は、安藤みなみ選手の先輩でもあるスポット参戦している鈴木李茄選手の出場かと思いきや、インターハイ制覇の現役高校生野村萌が出場。

試合の出だしこそ緊張して固くなっていたものの、中国選手を相手にファイナルゲームまでもつれる互角の勝負。「もえ〜!頑張れ〜!」「もえちゃん〜!」とトップ名古屋の応援席からは熱い声援が飛び交い、その応援にベンチメンバー達も思わず笑っていた様子がとても印象的でありましたw。

そしてTリーグのルールで、ファイナルゲームは6-6からのスタートです。新井監督のアドバイスも熱くなっています。

ここからの雪嬌選手(中国)の気合いと集中力の高さにあっという間に試合の方は5点連続の11-6でゲームを決めてしまいました。ここという時の集中力の違いを感じさせられた最終ゲーム。勝敗も大切ですが、このような環境を与えられた若手の選手達の実力がのびていくことは間違いないように思えます。

第4ゲームも木下アビエル神奈川の木原選手とトップ名古屋の鄭 怡静選手(台湾のエース)。この展開は第2試合の石川選手の試合と同じく応援に精神的なぐらつきを覚えます・苦笑。

鄭怡静選手は僕がよく足を運んでいる台湾の選手ということもあり、国際大会では応援していますが、対戦相手は現役中学生の木原選手。鄭怡静選手を相手にどんなプレーを見せてくれるのかが楽しみでした。このゲームも勝敗よりも試合内容に興味津々でしたが、やはりトップ名古屋の応援スタッフ3名に巻き込まれ、気がつけば鄭怡静選手を応援しまくっている自分がおりました・・・苦笑。(やるね、応援スタッフ・・・w)

Be continued…
その3へ続く

Tリーグ試合観戦レポート その1

平日に開催された開幕戦は残念ながら見逃したものの、まあ、両国国技館は大体どのくらいの大きさなのかわかるので、どんな感じで会場が作られるのかはなんとなく想像ができました。しかしその後の様々な会場で開催されるTリーグの試合はどんな感じで開催されるのが未知数で、とても気になります。

今回は、そんなことの観察もかねて、アリーナ立飛で開催されたTリーグの試合レポートをお送りしたいと思います〜。

初の週末となる10月27日の土曜日にTリーグの試合会場のひとつである東京は立川市にあるアリーナ立飛に足を運ぶことに。当日は終日雨との予報だったので、車にて会場入りしたのですがなんとプチ暑苦しい晴天に・・・。

頼むよ、あまたつ〜!!!

約30分前に現地入りしたのですが、会場周辺にはすでに試合観戦を楽しみにしている多くの卓球ファンがおりました。

入口を入ると、Tリーグオフィシャルグッズなどを販売しているブースが。(この会場では卓球メーカーのブースはありませんでしたね・・・)

試合会場に足を踏み入れると、ドイツなどのヨーロッパのプロリーグを感じさせるような、卓球の試合会場ができあがっておりました。1台の卓球台に対し、1500人規模の集客ができそうなスペースで、非常に試合を見やすいサイズに感じました。

今日この会場で観戦するのは、日本のエース・石川佳純選手率いる木下アビエル神奈川と台湾、香港、韓国などのトップレベルの外国人選手が多く所属するトップ名古屋の試合。

以前に僕のブログにも登場していただいた専修大学の安藤みなみさんも、このトップ名古屋の所属ということで、久方ぶりの安藤選手の試合をライブで見ることができる〜!と楽しみにしていたのですが、なんと全日本学生総合卓球選手権と日程がかぶり、こちらの試合には参加しないとの情報が〜!!

がーーん!

残念です・涙(ちなみに全日本学生卓球選手権にてシングル、ダブルスにて優勝していました〜!おめでとうございます〜)

試合会場では、卓球王国の高部氏と合流予定になっていたのですが、高部氏の姿がどこを探しても見当たりません・汗。

探すのを諦めて、携帯で高部氏に連絡を取ってみると

高部「ヒラヤマさん、すみません〜!連絡するの忘れていたのですが僕、急遽全日本学生卓球選手権の取材になってしまいました〜!!!」

えーーー、高部さんも全日本学生卓球選手権ですか〜!!!大汗。
そうですか、みんな兵庫なんですね・・・・。

そんなやりとりをしていると、選手達が入場してまいりました。

観客席も良い感じで埋まっていて、進行のMCの元、拍手でむかえられ選手達のモチベーションもアップします。

客席上段には左右2カ所を陣地取った大勢のスーツ姿の木下グループの応援団。100名近くおります・・・。そして、それに対して迎え撃つトップ名古屋の応援団は・・・・。

トップ名古屋「ヤバいっす、木下の人数スゴいですね。どうします、うちは3人しかいないんですけど・・・大汗」
ヒラヤマの背後から聞こえるトップ名古屋のスタッフらしき人の小声・・・。

こらーーー、トップ名古屋〜!応援団3人かい!
と、心の中では怒鳴っておりました。

とはいえ、まだTリーグはスタートしたばかり。僕もそうですが、どこのチームを応援するというのは、今段階ではほとんどの観客は特にもっていないと思います。

実は僕自身も座席に着くまで、どちらのチームサイドの席なのかよくわかっておらず、気がついたらトップ名古屋の方だったということになっておりました〜汗。

ということで、基本的にはTリーグ全体を応援するスタンスを持っているのですが、トップ名古屋サイドに座っているというのと、3名しかいないというトップ名古屋の応援団をサポートすべく、今回はトップ名古屋を応援することにいたしました〜w。

100名規模の木下グループの大応援団でしたが、いざ試合が始まると、トップ名古屋の3名は自分サイドに座っている観客をうまく巻き込み木下に負けない大応援団体勢を見事作り上げました。さすがです。(ちょっと応援のかけ声と拍手のタイミング苦しいのもあったけど・苦笑)

ベンチの選手達も一丸になって、会場を盛り上げていきます。

それは、今までの日本の試合観戦にはあまりみられなかった応援を楽しむ光景ですね。日本選手権や世界卓球といったオフィシャルな会場の雰囲気と異なり、演出がパワーアップされた実業団の試合みたいな感じでしょうか。今回の会場はわからなかったのですが、やはり試合会場にて飲んで(アルコール含む)食べれるというのは大きいですね。

試合内容や結果は、卓球王国のTリーグ応援サイトおよびオフィシャルサイトにおまかせするとして、引き続き観客視点でのレポートをお届けしたいと思います〜。

Be continued…
その2に続く

Tリーグがついにスタート!


(写真引用先:Go for T.League(卓球王国WEB))

Tリーグがついにスタートしましたね〜。両国国技館は相撲の「」の字も感じさせないほど卓球色に染まっていたのではないでしょうか〜!

そして試合前の様々な演出もステキでした。卓球という競技がこんな感じで日本にて展開されるとは実に嬉しい限りです!!

といいつつも、実はこの歴史的な瞬間、会場に足を運ぶことができませんでした〜!大涙。

と、同時にテレビ放送すらライブで見ることもできませんでした〜!追涙。

この記念すべき日に、事務所にてバタバタと締め切りに追われておりました。

卓球馬鹿といいつつ、まあまさに単なる馬鹿ですね・・・。
(しかも自宅で録画していた放送は水谷選手と鄭栄植選手の試合の途中でなぜか終了してるありさま・・・)

実はTリーグ開催前夜は、なんとTリーグの夢を見ていました。なんと、あの張本選手と安藤みなみ選手から携帯に電話があり、僕が会場に行けないことを気遣って「頑張ります!」との連絡でした。こんな夢を見るとは、かなりヤバい人ですね・・・汗。

何はともあれ、とてもステキな開幕となり、ついにサイは振られたということです。

そして大事なのはここからです〜!

Tリーグに関してはすでにチケットの価格、プロモーション方法、集客のしかたなどなど賛否両論様々な意見が聞かれます。ぜひぜひ、運営側は外の声をうまくひろいあげて、よりステキなリーグを作り上げてもらいたいものです。

そして多くの卓球ファンは「どうしたら自分は会場に足を運びたくなるか」「チケット料金はいくらぐらいがよいか」などなど様々な声を運営にフィードバックし、みんなで盛り上げていきたいものです。それはきっと確実に日本卓球のレベルアップにもつながってくるような気がします〜。

でもプロリーグの運営というのは選手を育てる環境作りだけでなく、ファンを楽しませる環境(エンターテイメント性)の双方を充実させないと、卓球ファンだけでなく一般の人をもなかなか巻き込めないですよね〜。

これは、僕が横浜のアートやクリエイティブ系のイベントで実行委員長として散々経験してきているので、運営側の苦労もなんとなくわかります。アートに携わらない世の中の人をどうやったらアートイベントに足を運ばせるか・・・・本当にいろいろなアイデアを出しまくりましたw。

両国に行ってないのに偉そうなことを言うな〜!とのお叱りの声が聞こえてきそうですが、なので松下浩二氏サイン入りTリーグ開幕記念卓球ネットをすぐに購入いたしました〜!汗。これで勘弁してください〜。(やはり平日の夜抜けるのが一番辛いです・・・汗)

でも、録画番組を通じてもいろいろな可能性を感じさせてくれる開幕。
松下チェアマンをはじめ、運営の皆さん頑張ってくださいね〜。応援しています。

ボクシングから学ぶこと

打ち合わせを兼ねて、最近はよく新宿界隈に出没しています。

今回は、キックの藤原こと、藤原敏男先生を中心に、出版社やクライアントの皆さんと飲み歩き。クリエイターであり、卓球馬鹿のヒラヤマユウジと格闘家の藤原敏男先生との絡みに?マークを頭に浮かべる方が少なくないんですが、やはり自分が直接携わらなかった世界だけに学ぶことも多いいんです。

鬼の黒崎と呼ばれた空手家・黒崎健時先生を師範に持ち、地獄のようなトレーニングをこなしてきた藤原敏男先生だけに、肉体的にも精神的にも本当に強いんです。

藤原先生「リングのロープをくぐり抜けた瞬間に、勝つことだけを考えるんだよね」

対戦相手とグローブ交じり合わせながら、自分の距離感、スタイルを保てる時間を多く作る、そして待つのではなく、自分から一歩前に踏み出していく精神力がとても大事ということ。

頭の中でボクシングから卓球に置き換えて考えても、通ずることは多いです。

練習方法や勝つための法則は、卓球ばかりをみていないで、他のスポーツから学べることも本当に多いんです。精神面の鍛え方などはスポーツそのものだけでなく、人生においてのいろいろなシーンで本当に役立ちます。

藤原先生「僕はね、胴体視力を鍛えるために卓球もトレーニングに取り入れていたんですよ」

動体視力を鍛えるために、電車に乗って通過する駅の看板を読んだりするなどの話は聞きますが、卓球というのは嬉しいですね。

藤原先生「目を鍛えるというのもあるけど、相手の動きからフォアとバックの切り替えの感覚を瞬時に身体で覚えることも大切なことです。」

確かに卓球でも瞬時に相手の動きからボールのくる方向を見極めて対応しなければなりません。

しかし卓球ならもしミスをしても1ポイントを失うだけですが、ボクシングではパンチのくる方向の見極めを間違うとその試合の命取りになるため、その反応に対する感覚が卓球以上に鋭く研ぎ澄まされているかもしれません・・・・。

ということはもしかしたら、メンタルトレーニング的にボクシングの試合を意識して、卓球の試合に挑んだら何かかわってくるかもしれない~!と思ってしまいました。

一歩前に出る姿勢というのも、まさに攻める卓球のスタイルに通じますよね。特に自分より強い相手と戦う時に、いかに平常心で攻めの姿勢を忘れずに試合する精神力ですよね~。

僕の場合は正直攻める姿勢はあるのですが、技術力が伴わないためこの歳になっても成長がみられないんですけどね・・・汗。

卓球イラスト

そんなことを考えていると、元プロレスラーであるキラー・カーンさんが登場!
藤原先生とは同い年でお二方とも71歳!!!いやいや、昭和の臭いがプンプンします。あの頃はよかったな~と急に黄昏れてしまう自分もおりましたw

お二方とも元気とはいえ、体中のいたることろに金属が入っており、体中手術の傷だらけ。様々なスポーツから学ぶことは多いですが、こればかりは避けたいものです・・・大汗。やはり格闘家はスゴいです・・・。(こんなところで、傷の見せ合いやめて下さい〜!!大汗)

藤原先生「次回は卓球対決だな〜!
実は前にも言われたのですが、これはいろいろな意味で怖いです。
多分、スマッシュの代わりに、ジャブが入ってくるような卓球になるのではと思っています・・・大汗。

でも機会があれば、藤原先生をはじめとした格闘家の方々との卓球対決このブログにてお伝えできればと思います。

藤原先生「ヒラヤマさん、リングの中でも外でも、常に360度どこから敵が攻めてきてもやられないようにしないとね」

うーん、やはり生きている土壌が違いますね・・・汗。

デザインカッターでラバー切り

以前より、ラバーを切ることの難しさ、そして苦しみと悲しみをこちらのブログで何度となく綴ってまいりました。

なんで周りのみんなはラバーがキレイに切れるのに、クリエイターの自分だけがうまく切れないのか不思議でなりませんでした。

高額な大きな裁ち切りばさみも購入したのに、進歩なしといった感じで、正直内心はかなり落ち込んでおりました〜。

しかしこのブログやTwitter、そしてメールなどで多くの方にサポートしていただいた結果、なんとかなりキレイに切れるようになりました〜!!!
(実はここで報告するのをすっかり忘れておりました!!!すみません!大汗)

皆さん、ありがとうございます。

卓球ショップのレベルまではいきませんが、このくらい切れるようになれば、もう笑われることもないと思います〜涙。

ちなみに僕にフィットしたラバーを切るための道具はデザインカッターでした。通常のカッターもありなのですが、ベトナムの富岡さんがメスを使っているという情報をブログ読者の方から伺い、それならもしかしてデザインカッターなら同じように切れるのでは?と思い、普段仕事でもよく使うデザインカッターを試しに使用してみたところ、キレイに切れました〜!

後日、試しに100均で売っている安いデザインカッターを購入して試してみたところ、これでも何の問題もなくキレイに切れることも確認しました〜。

カッターでラバーを切るのは敷居が高いと思っていただけに、いやいや固定観念が崩されました。コツとしては、やはり一度に切らずに丁寧に何度も同じ切り口に刃を入れて切るという事でしょうか・・・。

もしかして、ハサミで切っても、もしかしたら上達してるかもと思い試してみましたが、ハサミの方は相変わらずのひどさでした・・・涙。

このくらい卓球も早く上達できるといいんですけどね〜・大汗。

ヒラヤマ的メンタル術

卓球は楽しい。そしてやるからには少しでも強くなりたい。

そのためにみんな、自分に合った道具選び、卓球技術の向上、試合での組み立てなどなどいろいろなことを考えていると思います。
これはトップ選手だろうと、僕のように底辺でもがいている選手でも一緒ですよね〜。

そんな底辺でもがいている自分なのですが、
実は自分より強い選手などから勝利する金星の数は結構あったりするんです〜。

「ヒラヤマさん、よく勝ったね〜、相手はマスターズとかにも出場している選手ですよ〜」
「まさか、ヒラヤマさんが勝つとは思わなかった〜」
「ドーピングしてる?」

結果的には自分自身も驚くことしばしあります・苦笑。

そして
「え〜、そんなすごい相手だったのですか〜!!大汗」といった流れになります・・・。

実は試合に挑むときに、戦術などいろいろとあると思うのですが、僕は精神的にちょっと変わった気持ちの切り替え方をして試合に挑んでいたりします。

ひとつは皆さんもやると思いますが

相手選手の前情報はなるたけ入れない。
まあ、大会などにはあまり出ないので、対戦する方はほとんどの人がはじめてといったことが少なくありません。やはり相手が強い選手とわかることで知らず知らずのうちに精神的に萎縮してしまいます。最悪は負けても自分よく頑張った的な状態になってしまいます。なので、自分を萎縮させる情報はいれませんw。(戦型や弱点などの情報はいくらでもウェルカムですけど・・・w)

そして独自の方法ですが

戦っている最中に相手が強いと感じた場合や、競り合った試合展開になった場合は、学生時代自分より弱いチームメイトや後輩を思い出しますw。
練習試合では決して負けたことのない相手といった感じです。

僕の場合は、現在も親交のある朝香さんという方がいるのですが、対戦相手をその朝香さんに見立て

「朝香の分際で、何攻めてきてるんだ〜!むかつく〜!」
「朝香の分際で、調子いいじゃないか〜。でも絶対に負けない〜!」
「朝香〜!、上等じゃないか〜!」

と心の底で叫んでいます・笑。

卓球イラスト

これが功を奏しているらしく、強い相手を攻めるための「強気の精神力」を保てるみたいです・・・苦笑。

ちょっと面白いと思った方はぜひぜひ試してみてください〜。

えっ相手が水谷選手でも?

その場合は、きっと握手求めて、サインもらって、記念撮影ですねw

きっと皆さんもいろいろとあると思います。
ぜひぜひ、皆さんの独自のメンタル術がありましたら、教えてくださいね〜。

近藤欽司監督出版記念パーティー

先日、都内ホテルにて開催されました卓球女子ナショナルチーム・実業団サンリツの監督でもあった近藤欽司氏のPPC(パコピンポンクラブ)主催による出版記念パーティーにお邪魔いたしました。非常にステキなパーティーでしたので、ちょっとブログでお知らせさせていただきます〜。

今回は「魅せられて、卓球」という近藤監督のまさに卓球人生においての卓球指導法や考え方がまとまった一冊の出版記念の集い。

参加者は卓球王国、卓球メーカー、卓球業界の関係者をはじめ、近藤監督が学生時代にダブルスを組まれていたというパートナーの方、近藤監督がはじめて指導した教え子の方々、多くの白鵬女子校(当時・京浜女子商業高)の教え子の皆さん、そして実業団サンリツの方々と、近藤監督の卓球人生を節目節目に携わった多くの方々が出席されたとても温かく楽しい会となりました。


近藤監督の初めての教え子のひとりである鈴鹿さん。


学生時代にダブルスを組んでいた田中さん。


実業団のサンリツからは天野選手らが参加。

クリエイターということもあり、様々な出版パーティーなるものに顔を出す機会がありますが、どうしてもビジネスビジネスしている感が強いです。しかし今回のこのパーティーは近藤監督が集まっていただきたい方に声をかけ、近藤監督をお祝いしたいと本当に思う方々が集ったステキなものでした。

歌や音楽の演奏などの催しがあり、さらに今宵のスペシャルゲストとして演奏家が登場するとのことで、一体誰がきているんだろう!!と会場がざわめく中、登場したのは・・・

なんとオカリナを片手に持った
近藤監督自身でした!

卓球ラケットではなくオカリナです!w

これにはパーティー会場からは割れんばかりの拍手と笑いが・・・。

長きに渡り、卓球の指導を受けてきた生徒や選手の皆さんも近藤監督のオカリナ演奏はさすがに見たことはなかったのではないでしょうかw

このオカリナの演奏を北京オリンピックのコートサイドでお披露目していたら、選手達の緊張がとけてもしかしたらメダルが取れていたのではないか!と勝手に想像してしまいました。

きっと監督自身、北京オリンピックの舞台より、緊張されていたのではないでしょうか!

そしてパーティーの終盤には近藤監督の娘さんもステージ上に。あまり見られない親子の会話が垣間見られました。このアットホーム感がステキでした。

そして今回、本の編集に携わった王国の柳澤さんと大塚さんの姿も。

21点ゲームやセルボールの時代とは、当然卓球の指導方法も変わります。昔の感覚をもったままでの指導では勝つことが難しく、今の時代にあった新しい指導法や勝つための考え方が、この「魅せられて、卓球」には書かれています。

やはり長い卓球人生の中で、そして指導者として携わってきた近藤監督の言葉や卓球指導の考え方からは多くのことを学ぶことができます。

今回の「魅せられて、卓球」の本文で引用させていただくと

“実は卓球というスポーツは、相手のプレーに対応することのほうがずっと多いのです。”
“経験の浅い中学生や高校生は、自分の卓球をやろうという意識ばかりが先に立ってしまい、相手の心理や戦術、どういう特徴があるのかを観察しないまま試合をしてしまう傾向にあります・・・・。”

この一文を読んで、「あっ自分だ!」と思う人は多いのではないでしょうか。(自分もでした・・汗)自分だと思った人はぜひ手に取ってみるとよいかもしれませんよw。

卓球を指導する方、そして指導される方にも本当にオススメの一冊だと思います。
(決して王国から発売されているからという訳ではありません〜。ここ大事!)

最後は白鵬女子校時代の生徒さんに囲まれての記念ショット。もう同窓会感がプンプンでしたw。綺麗どころに囲まれて近藤監督もご満悦の様子。

皆さん、お疲れ様でした〜。