またまた忙しい時期にぶつかっています
年末ですから、仕事以外の行事も忙しいのです。
ブログの更新もやや滞っている・・・のではなく、
あまり連投するとトップページにぼくの記事ばかりが上がってしまい、本来の目的である選手のブログというのが埋もれてしまう。。。自分はブログ開始時に「10人はほしいよね」と集められた数合わせのブログですから。
さてさて、今回、画期的な製品を紹介します。
その名も
ラバーウォーマー
なにそれ?と思う人いると思います。
ラバーの上に乗せられたプレート
そしてつながれたコード
ラバーを温める機械です。
ラバーはゴムでできています。寒い時にラバーが冷たくなって、カチコチで全然飛ばないという経験は誰にでもあるはずです。
そんな時にこのラバーウォーマーをセットしておけば・・・ラバーが温まり、柔らかくなり、めちゃくちゃ弾む!会場が寒くても問題なく弾む!
皆さんの言いたいことはわかります。その質問をぶつけました。
①ラバーなんて服の中に入れるか、ホッカイロでいいじゃないか
→服の中ではほとんど温まらず、ホッカイロだとかなり時間がかかります。また、ホッカイロの場合、熱が逃げるのも早いんです。だから最初の5分ですぐに冷たくなってしまいます。また、ホッカイロは当てた部分のみが温かくなり、全体を均等に加熱することは難しい。ホッカイロの場合、何個も使って、隙間なく貼り付ける必要があります。
②じゃあ、ラバーウォーマーならどれくらい温かいの?
→試合の20〜30分前にラバーウォーマーに入れてもらえれば、50度程度まで温まります。熱は徐々に失われていきますが、ゆっくりなだらかにです。20〜30分はかなり温かいので、一般の選手の1試合は保ちます
③ラバーが温まるとどうなるの?
→ラバー本来の性能を引き出します。使っていないラバーと比べるとスピードがあがり、ボールの引っかかりも良くなります。スピードグルーを使ったことがある人ならばわかりますが、キンキンと金属音も鳴るようになります。
④これは後加工にならないのか?
→たとえば暑い熱帯地域で卓球をしたらラバーが柔らかくなり弾むようになります。それと同じでラバー本来の性能を引き出しているだけなので、問題ありません。それが後加工になるのであれば、会場でラバーを懐に入れて温める行為自体が後加工になってしまいます
⑤ウォーマーの電源はどうするの?
→スマートフォンでも利用しているモバイルバッテリーで可能です。電圧はDC5V、消費電力は4.4Wです。普通のバッテリーならば一日何度も使えるでしょう。
ラバーを温める側はこんな感じです
これでラバーをガンガン温める。
45℃程度なので、やけどはしません。確かにウォーマー後はラバーが温かくてじんわり中にも熱が浸透していました。
実際に温めていないラケットと温めたラケットで打ち比べると・・・
同じ用具でもとんでもなく違う
ブルーファイアがこんなに良いと思わなかったと感じるくらいウォーマー後はラバーの弾み、伸び、そして音がいい。
キンキンなります!すごいです!
画期的ですね。
試合に行って、会場に着く前にウォーマーを起動させ、朝の練習でキンキン鳴らし、ウォーマーを起動させ、第1試合でもキンキン鳴らす。
冷たくて寒い体育館でもボールが飛ばないってことがなくなりそうです。
また、実はまだ検証前なのですが、湿気にも強い可能性も高い。
雨の日、湿気の高い日でもウォーマー効果で湿気をラバー表面に停滞させない。
冬だけじゃなくて、夏にも欠かせない製品になるのかなー。
温めたらラバーは飛ぶよ!と当然みんなが思っていたけど、
想像以上に飛びます。想像以上にラバーが変わります。
テナジーとか、スピン系とか、性能が高いラバーであればあるほど、性能を引き出します。
発売は・・・来年1月中旬らしいです。
全日本のドニックブースでも実演するらしいので、気になる人は実際に触れてみましょう。
あ、モバイルバッテリーはこんなにでかいやつじゃなくても大丈夫。
これは別売りなので、持ち運び便利な形を自分で見つけましょう。
ウォーマー側のプラグはmicroUSBです
正直、大ヒットするような商品ではないかなと思っていますが、使った人はその良さに気づいてくれるはずです。
使い捨て製品が多い卓球用具の中では、半永久的に使える製品なので。