微笑みの国タイの卓球 その4

今回のナビゲーターを務めてくれているPakornさん。バンコク市内の複数の卓球ショップのオーナーさんという認識でいたのですが、なんとなんと実は本格的なジュニアの卓球クラブ「DONIC SCG TABLE TENNIS ACADEMY」をもうひとりのタイの元ナショナルコーチの方と一緒に運営されていました。

ということで、そのクラブチームの練習している練習場へと案内してもらうことに。

連れていってもらった先にあったのはすごく立派な体育館〜!大汗。メインはタイでも人気のバトミントンを中心に使用されている体育館のようですが、卓球のナショナルチームの選手達もここで練習することもあるらしく、とにかくとても立派で素晴らしい施設です。

そしてPakornさんの営むアカデミーのコーチ達は元ナショナルチームのコーチ経験者が多くいます。ヘッドコーチのKorakij Sermkijseree氏も元ナショナルチームのコーチです。

練習をはじめる前の準備運動っと、ここまでは日本でもよく見る光景ですが、この後のラケットを使わずのストレッチとフットワークに、みっちりと時間かけるところは、日本のジュニアスクールの練習方法とちょっと異なります。限りなく日本のナショナルチームの練習スタイルのように思えました・・・・。

えー、まだやるのー?というくらいストレッチとフットワークに時間をかけておりました。前後左右への足の動きは細かい動きを必要とする卓球では本当に大事です。フットワークはラケットをにぎらず、シャドーにて様々なバリエーションにておこなっていました。

そしてストレッチ、フットワークが終了し、ようやくラケットを握っての練習がはじまります。

その前にまずは給水。写真では感じられないかもしれませんが、実は体育館の中は冷房は効いておらず、かなり蒸しています。外に比べたら涼しいものの、タイの気候に慣れていない僕にとっては何もしていないのに汗がダラダラと溢れてきます。真夏の日本の小学校の体育館のような感じでしょうか・・・。

このアカデミーでは練習は週6回1日3時間。学校に属した部活動がないタイですが、学校の授業終了後に自宅にもどり、皆アカデミーに通ってくるとのことです。

そしてようやくラケットを握っての練習開始です。日本でもそうですが、タイでも皆待ちに待ってたかのようにラケットを握り各コートに散らばります。

基本的には年の近い者同士、卓球のレベルの近いもの同士であらかじめ決められた相手と練習を行っていました。

このアカデミーに入ったばかりの生徒や低学年の生徒はフリーで打つのではなく、数台を使い、各台にコーチがつき、多球練習にてフォーム、ボールを弾く感覚、ボールを狙ったところに打つ感覚などを身につけるための練習をおこなっています。

正直、一般の卓球アカデミーであるのですが、日本の味の素ナショナルトレーニングセンター並みの強化チームの練習のようにも思えるくらい、ビギナーのコースもコーチも生徒も真剣に練習に取り組んでいました。

狙ったコースに打つための練習にはカラーキューブを使用しておりました。徐々にキューブの間を狭めたりして狙ったところにしっかり打てるようにの基本練習ですね。ちなみにこの女性のAnisara Muengsukコーチはスターシニー選手の元コーチでもあります。

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