かれこれアタック8を使用して、10年近く経ちます。その間、他の表ソフトや異質を試したりもしましたが、結局はアタック8に戻ってきます。他の異質にはない微妙な変化があるからでしょうか。まあ、永遠の初心者の僕ですが、今回は「これからアタック8試してみたい」「アタック8ってどんな感じか気になる」「どのアタック8を使ったらいいんだろうと」いった方に向けて、クリエイター視点にて綴りたいと思います〜。
まずアタック8の特徴のひとつはそのバリエーション。粒の種類はM粒とL粒の2種類。M粒の方が変化が大きい分、コントロールも難しいです。スポンジの厚さは、超薄、極薄、薄、中、厚、特厚の6種類に加え、スポンジなしのOX(1枚ラバー)の合計7種類。スポンジの硬さは40度、43度、45度(特注)、48度、53度の5種類があります。これらの組み合わせにより70種類以上の組み合わせが可能で、単にアタック8といっても、使い勝手や球質は異なってきます。
そしてアタック8の大きな特徴としては、一般的な表ソフトが1.0mm前後の粒であるのに対して、0.2mm高い1.2ミリ。粒高のラバーがだいたい1.4〜1.7mmなので、表ソフトよりは高く、粒高よりは短い粒を使用しているラバーです。つまり表ソフトとの0.2mmの差の中で生まれる微妙な変化が、このラバーの特徴で、それを嫌がる対戦相手が決して少なくありません。(中にはアタック8大好き!という対戦相手もおりましたが・汗)
そのため、アタック8は他の表ソフトよりコントロールや扱いに癖があるような気がします。僕の約10年の使用の中で、他の表ソフトを使用したりして比較すると、一般的な表ソフトは非常に扱いやすいし、攻めやすいのに対して、アタック8は慣れるまでに時間がかかるように思います。が、慣れた時にラバーの威力を発揮してくれる、そんなラバーです。
特に相手選手がいうのは、一般的な表ソフトと比較して回転がわかりにくいということらしいです。何度となくアタック8の講習会を開催した時には、皆が皆、アタック8を使用しているため、お互いに回転を見ぬけなかったり、揺れるような微妙な変化があったりと、見ていてとてもとても気持ち悪かったです・苦笑。まあ、それがアタック8です。
どんなプレイヤーにおすすめか?
カットマンのことはよくわからないので、カットマンについてはここで記述できませんが、消去法で考えるとフォアもバックもブンブン振り回す卓球ができる方は、そもそもあまり異質ラバーを使用しないと思います。ペンでもシェイクでも、このラバーを使用する人は、ラリーや組み立ての中で、相手をいなし、繋いできたボールを決めるというパターンを取り入れたい人が多いかもしれません。日本を代表するアタック8使用選手として、福原愛選手や安藤みなみ選手などはまさにそういった卓球をさらに極めた次元のプレーをしていましたよねー。相手をいなしたり、惑わしたりしながら、組み立てる卓球がアタック8の得意とするところだと思います。たまに惑わすけど、圧倒的に攻める卓球を求める人は、それこそ伊藤美誠選手のようにモリストSPなどがよいのかもしれません。
アタック8に最短で慣れるには?
これは自身の経験、そしてアタック8を中心にコーチングしているコーチ、そしてアタック8を販売しているアームストロング社の原田社長などともいろいろと話してみてのひとつの結果ですが、全70種類以上あるアタック8にて、現状の卓球レベルにて、段階を追ってアタック8の種類を変えていくのがよいのではという感じです。
⬜︎初心者レベル
これから小中学校にて本格的に卓球を開始する、初めて表ソフトを使用するといった方は、アタック8のL粒のOXまたは極薄(スポンジ硬さ40度)がよいかと思います。これでアタック8を使用しての面(ラケットの角度)をしっかり体に覚えさせるのがよいかもしれません。ボールが飛ばないため、オーバーミスは少なく、短期間でしっかりと面を作ることができます。この工程があると短期間で次のステップに進めそうな気がします
⬜︎初心者・中級者レベル(次のステップ)
基本的にアタック8の中で主流となっているのがL粒の中でスポンジ硬さが40というもので、店頭に置いてあるのはこのアタック8が多いです。硬さ40度という柔らかめのスポンジにより、多少面の角度がくるっても、それなりのボールを打つことができます。またミスも発生しにくいです。このアタック8に慣れてきたら、粒をM粒に変えて変化をさらに大きくする(コントロールも難しくなるのでミスは多くなりやすいです)、またはもっと攻撃したい人はスポンジを硬めのものに変えて反発を強くし、鋭いボールを出せるようにするというしていくのがよいのかと思います。
⬜︎上級者レベル
上級者レベルの人はこのブログ読む必要ありません・笑。
ちなみに福原選手は確かM粒皮付き硬度43度の薄を、安藤選手はL粒硬度48度の中を使用していたと記憶しています。
ヒラヤマユウジ的使い方
そもそも僕は前陣速攻で前に張り付き、ほぼオールフォアといった卓球スタイルで、たまに回り込みをやめて、アタック8にてつなぎ、相手が繋ぎ返してきた球を攻めるといった組み立て、レシーブにては相手のサービスの回転が読めない時に、アタック8でレシーブし、4球目、6球目攻撃につなげるといった使用方法が多いです。ポコッと当てるだけでも、それなりのいやらしい変化が生まれますので、要所要所で助かります。ただし、ゲームを重ねることに相手選手もその変化に慣れてきます。そういう時はプッシュや、アタック8での無回転に近いバックハンドなどを交えると、効果的面です。相手の戸惑う様をみて、卓球を楽しんでいます・笑。
僕の失敗から学べ〜
そんな僕は、はじめてアタック8を使用した時はM粒からスタートしました。やはりアタック8といったら変化の大きいM粒を使用しないともったいないというのがありました。さらには、フォア同様に攻める時にはガンガンするどく攻めたいという気持ちもあり、スポンジ硬度も48度と硬いものを使用しました。そして待っていたのは試練の日々でした。最初はなかなかコントロールできなくても、長くやっていればいつか花が咲く、そんな思いで取り組んだのですが、僕の場合、永遠にその日は訪れませんでした。そこからいろいろな種類のアタック8を使用して、試行錯誤がはじまります。M粒は使用続け、スポンジの厚さと硬さを変えての日々です。ここで毎日のように練習できる環境であれば、また話も違ってくるのでしょうが、週に1回、月に2〜3回しか練習できるかできないかの僕にとっては、毎回いろいろなことが初期化され、恐る恐るアタック8を使用していました〜涙。活字でいうと、チャンスボールを「このボール入るかな、もしかしたら入らないかもな〜」といった次元で打っていたような気もします。(温泉卓球の領域ですね・苦笑)
そして今使用しているアタック8はL粒、40度極薄になります。(初心者の使用しはじめにオススメのものになります・苦笑)自身の卓球スタイル、組み立て、卓球レベル、腕力、そして使用しているラケットの反発力など10人いたら10通りですが、僕の卓球にあっているのは現状この組み合わせになります。もっとがっつり練習する時間があればアタック8のスポンジの厚さや硬さは変わってくるのかもしれませんが、たまにしかできない僕にとってはこの組み合わせが一番安定し、ミスも少なくみたいです。(ちなみに参考までですが、現在僕は木製合板を使用していますが、前陣型の僕にとってはカーボンだと弾みすぎました。今は使用していませんが、バタフライから出ている特殊素材を使用した福原愛PRO(廃盤)との相性はとてもよく感じました〜。)
ただ途中でOXのM粒やL粒を使用して、面をカラダで覚えることができたのが、大きな成長になったな〜と思うと同時に、最初はそこからスタートしておけば無駄な時間を省けたのではと思っています。野球でいうと、基礎がなくても独自のスタイルでブンブン振り回しセンスや才能でホームランを打ちまくるバッターより、基本的な素振りからミートする感覚を覚え、やがてはホームランを打てる選手になるという流れでしょうか。
結果、全くの異質初心者は、L粒のOXや極薄のスポンジから、異質経験者などはL粒硬度40度の中くらいからスタートするとよいのかもしれません。そこから目指す卓球スタイルによってスポンジの厚さや硬さを変えていくのがよいと思います。そして粒の大きさに関してはぜひ両方を試してもらい、M粒でミスが多かったり、コントロールできないようならL粒に変更し、安定した卓球ができるようにするのがよいかもしれませんね〜(ゲームで1点に泣くことの大きさありますよね。そしてL粒でも一般の表ソフト以上の十分な変化を出すことができます)
いろいろと書きましたが、所詮クリエイターレベルのアタック8レビューですので、参考レベル程度にしてもらえればと思います〜。
