指導者は汗をかけ〜! その2

タクシンスポーツ会長と話をしながら練習に目をやると、至る所で腕立て伏せをしている小学生の姿が。

なんと練習メニューで、ミスをしたら腕立て伏せをしなくてならないのだ〜。

タクシンスポーツの教室の練習風景を見ていると、自分が学生だった頃の練習風景が脳裏に浮かんできます。ツッツキを30回続けられなかったら腕立て伏せ、スマッシュミスをしたら腕立て伏せ、、、そんな練習していましたね〜。

僕の知る限り、都内においてこういった感じの指導方法をとっている卓球教室は今のところお目にかかったことはありません。

橋本会長「ジュニアチームを営むほとんどの卓球教室は、卓球指導とか教育といった視点ではなく、ビジネスが優先されてしまう傾向にあります。指導するということはそういうことではないんです。厳しくするところは厳しくしなくてはなりません。」

卓球教室の経営者は、いかに卓球のスキルをアップするかということの次には、いかに生徒を集うかという部分を考えてしまうのですが、このタクシンスポーツの教室はそれ以上に「人間教育」や「しつけ」という部分をしっかりと育てているんです・・・。

実はまず最初に驚いたのは小学生の子ども達がみんなしっかりと挨拶をしてくる。学校の部活ならともかく、僕が一般の卓球教室に顔を出した時に、子ども達が挨拶をしてきたところは、この教室がはじめて。(特に僕のような怪しい格好をしている人物は、通常なら「怪しい人とは口をきいてはいけません!」となるんですが・・・、それはまた別の話ですね・汗)

さらには入り口の脱いだ履き物や荷物もきちんと整理されている。

おーーー、この光景はどこかで見たことがある。

そうそう、それは中国・上海にあった卓球強化施設。中国全土から親元を離れて集まった卓球エリート達の通う全寮制の学校だ。どんなに卓球が強くても、勉強ができなければ試合に出してはもらえない。卓球だけではなくて、挨拶や身の回りのことがちゃんとできなければ練習すらさせてもらえない。

この卓球教室はまさに上海の卓球強化施設のそんな感じなのだ〜!

タクシンスポーツでも練習エリアとは別のスペースで勉強をしている生徒達が・・・。卓球も大切だけど、勉学も大事。卓球教室がそこまで担う必要があるか?という声も聞こえてきそうですが、そこまでできている卓球教室がスゴいことに違いない・・・・・ですよね。

>>「指導者は汗をかけ!その3」へ

指導者は汗をかけ!| その1その2その3その4|

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です