カテゴリー別アーカイブ: 卓球馬鹿な生き方

千葉の卓球スクール その2

そのフットワークや下半身を重視している内容ですが、強豪校などでは当たり前のように加えられている2台の卓球台を使用したフットワーク練習。

見ている方も「うわ〜、辛そう〜!大汗」と思ってしまいます。

僕がこの練習をやらされたら1日で卓球を辞めてしまいそうです・・・。

そんな練習の最中にちょっと目に留まったのが、卓球ネット。縦長で実にコンパクトであまり見たことがありません。どこのメーカーの卓球ネットか小川先生に聞いてみると、

小川先生「実はこれ卓球用のネットではなく、ホームセンターなどで売っている洋服用のハンガーラックをプチDIYして作ったものなんです」
なるほど!これは稼働も収納も楽そうでとても便利そう。早速真似させていただきます〜。

そんな感心をしていると、生徒のひとりが下半身にスポーツギブス的なものを装着して練習開始。

まさに、巨人の星でいうところの、強制ギブスじゃないですか!

小川先生「この生徒にはさらなる下半身強化とフォームの修正を施すために使用しているんです」

確かにギプスを付けていない状態と比較すると、ちょっと前屈み気味かなっと思っていた姿勢がピシッと伸びています。僕の時代には体幹といったものを取り入れる練習方法はあまりありませんでしたね。しかも、これはかなり下半身強化になりそうです。

隣では、踏み台らしきものを使用して下半身強化をはかっている生徒の姿が・・・。単に下半身強化といっても、生徒ごとにその強化するための異なったカリキュラムがここストリームでは用意されているようです。

そしてさらに気になったのは練習場の隅に置かれたドラムセット。
ヒラヤマ「これはやはり、リズム的な感覚を身につけるために使用されたりするんですか?」
小川先生「あっそれ・・・それは単に置き場がないから置かせてくれと預かっているだけですw」

変な期待をしていたのに残念です・・・苦笑。

そしてこの後、カーリングで一躍有名となった「もぐもぐタイム」の時間に突入!(休憩です)

学校の授業後の部活の練習を終え、その後お母さん達の運転する車にのって1時間。そして、ここストリームでの練習ですから、当然お腹も減るはずです。やはりこういう環境で頑張るからこそ、千葉の上位に入ったり、代表になったりできるんですね。

でも、先ほどまでのアスリートの顔と違い、女子高校生らしい笑顔が垣間見られる時間です。いろいろな意味でこういったスイッチの切り替えは必要ですね。

その3へ続く

千葉の卓球スクール その1

アタック8などの異質ラバーの検証などでいろいろとお世話になっており、このブログにも何度も登場していただいている小川先生ですが、実は卓球アカデミーストリームという卓球スクールを千葉県東船橋にて運営。

僕がスクールに顔を出すときはいつも生徒さんがいない時間帯のため、どのような卓球指導がこのスクールにて行われているのか興味があっても、その練習の様子をまだ見たことがありません。

小川先生「実は今来ている生徒の中に、ヒラヤマさんのマンガのたけるくんにソックリな生徒がいるんですよ。今日は彼も夜からの練習に参加予定です。」

え〜っ、マジですか〜!!
自分の描いてるマンガのキャラに似ている生徒がいるとか言われたのは、連載されてから10年経ちますが初めてです〜!

これは他の約束をキャンセルしても、練習の様子を見ていかなければなりません!ということで、今回は卓球アカデミーストリームの練習風景をお伝えしたいと思います。

千葉県といえば、東京も隣接しているし都会です。しかしながらそれは一部で、やはり広い!都内のスクールと異なり、スクールに通うにも親御さん達が車で1時間以上かけて送り迎えするのは当たり前といった世界です。

この卓球アカデミーストリームに通う生徒さん達も例外ではなく、多くの生徒さん達が片道1時間以上かけて通ってくるとのこと。

それでも、50名以上の中高生が通っており、すでに夜の時間帯はフルに埋まっているというから、ここのスクールの人気ぶりがわかります。

駅から少し離れているところにあるスクールは、小川先生が建設業者の方々と一緒に卓球の練習空間を意識して設計し、自らも建設作業に参加したという筋金入りの空間。いやいや、本当に卓球するにはとてもよいスペースです。

入ってすぐの入口には、伊藤美誠選手をはじめとしたトッププレイヤーの使用しているラケットと同じ物がサイン色紙と共にディスプレイされておりました。

卓球王国をはじめ、卓球関係の書籍もいろいろとおいてあります。休憩時間や練習前後に生徒達がいろいろと読まれるみたいです。

卓球練習にはほどよいスペースに卓球台が4台常設してあり、基本このうちの3台を使用して練習しているということ。

小川先生「基本個人レッスンは行わないで、1台にて僕がついて指導、もう1台にて生徒達に課題を与えての練習、もうひとつの台をマシンを使った練習やサービス練習に使い、ローテーションでまわします。」

他にコーチなどはおらず、全ての生徒の指導を小川先生ひとりで行ってるという。そのため、常に合理的な手法にて練習カリキュラムを組んで指導しているといった感じです。

遠方から時間をかけて通ってくる生徒さんにとっては1分1秒大切に活用したいというところもあると思います。

中学生は卓球の基本的技術を学ばせ、高校生にはそこから特化した部分のさらなる技術の向上や、応用的なものを練習カリキュラムに加えているという小川先生ですが、他のスクールと比較した時に感じたのは、常にフットワークを重視した練習内容。

定位置でひたすらラリーを続けるというよりは、前後左右など常に動いている状態にてラリーを続けているといった感じです。

その2へ続く・・・

ヤサカのボール

38mmから40mm、セルボールからプラボールとボールに関してのレギュレーションが変わり、その当時はその微妙な変化にあーだ、こーだとあちらこちらで検証が行われましたが、今となってはもう当たり前のように40mmのプラボールを使用しちゃっていますよねw。

日本では卓球のボールと言えば「ニッタク」と言わんばかりに、関東に住む僕の周りではニッタク球の使用率がかなり高いです。そして関西では「TSP」の使用が多いとの話を聞きます。

普段の練習で使用するのは主にこの2つのメーカーが多いのかもしれません。あとは皆さんの参加される大会での使用球に合わせて、ニッタク、TSP、そしてバタフライといった感じで大会前に使用球にて練習をしたりするのでしょうか。(ちなみに、2018年のラスベガスでのベテラン卓球ではJOOLAが使用されました)

まあ、メーカーによって、打球感の重さ、回転のかけやすさなど微妙に異なってくるのですが、一般消費者の僕が気になっているのは
やはりボールの価格です。

まあ、それでも僕のような個人レベルではそうでもないですが、やはり部活、サークル、スクールといったところで多球練習や大量にボールを使用するところでは、予算や経費は少しでも抑えたいとういのが正直なところです。

とはいえ、安ければどんなボールでも良いかというと決してそういうわけにはいきません。

そんな中、最近すすめられたのが「ヤサカ」のボール。

僕にとってヤサカといえばマークⅤ。中学生時代にタキネスと同じくらい使っていました〜。しかしながらヤサカというメーカーからボールというイメージは全く浮かんできません・・・・・。

今までいろいろなメーカーのボールを使っていましたがヤサカのボールは人生で一度も使ったことがありませんでした・・大汗。(スミマセン〜!)

でも僕だけでなく、日本で卓球している人でヤサカのボールを使ったことのある人はそんなに多くいないのではないでしょうか〜!

とりあえず、試しに打ってみたところ
「あれれ、いいんじゃない〜♪」
といった感想に。

いやいや、正直悪くないです。

知り合いのコーチ曰く「ニッタクのJトップ並みかもね」との一言。

そして気になる価格も1球あたり約50円。
(2019年1月現在にて、1スターのものも同じような価格にて販売しているみたいです)

ということで、その価格につられ、とりあえず120球ほど入手し、マシン用のトレーニングボールと普段使いの練習ボールとして使用してみることに。さらには、卓球仲間などにこのヤサカのボールを練習や練習試合で使用してもらい感想を聞かせてもらったところ

・練習ボールとしては全く問題ない
・回転もニッタクみたいな感じでかかる
・打球感がよい
・悪くない
・打球感が重い

といった意見が多く

・色がニッタクのものより白くて嫌だ!

というニッチな意見もありましたw。

結果、トレーニングボールとしては全然ありです!というのが皆さんの意見でした。

そしてもうひとつ気にしなくてはいけないのが、ボールの割れやすさ(耐久性)という部分。

現在約1ヵ月使用し、割れたボールは2個。ボールの寿命というよりは、品質レベルの確率だと思います。

基本的に僕はスマッシュを前陣でバシバシ打つタイプの卓球スタイルなのですが、ヒラヤマ的には問題なく使用できています。というか、コストパフォーマンスは高い気がします。

まだ1ヵ月しか使用してないので、耐久性に関しては何とも言えない部分ありますが、以前使用していたトレボールより割れにくい感じがします。(WEBなどでもそのようなコメントが多々見受けられました)

部活やスクールなどでの練習ボールの選択肢に加えてもよいかもしれませんね〜。

2019初打ち〜!

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします〜。

部活のある学生の皆さんはすでに練習もはじまり、すでに初打ちなどは終わっていると思いますが、多くの卓球愛好家の方々はいかがでしょうか?

僕は高校時代の恩師がこの3月で定年を迎えるとのことで、1月2日に神奈川県立相原高校卓球部にて、現役高校生を中心にOB、OG、そして様々な関係者が集うの初打ちに顔を出してまいりました〜。

神奈川県の女子というと、横浜隼人。そして次に出てくるのが県立相原高校。男子も昨年は神奈川ベスト4といった感じで、卓球では男女共に強豪校であります。それにしても1月2日からガチ卓球モード。さすがです・・・。

そしてこの相原高校、高校としては、実は農業・商業に力を入れている大正時代設立の歴史ある学校で、校舎や校内施設から風情が感じられます。しかしながら、実はリニアモーターカーの開通に伴い、現在学校のある場所がその駅になり、学校そのものはこの4月から新しい場所に移転するとのこと。多くのインターハイ出場選手を輩出してきた卓球場もこの3月に取り壊されてしまうとのことです。

一般的な体育館よりこじんまりとした相原高校の卓球場は、非常に卓球の練習に使用しやすい大きさで、建物自体も古く長年に渡る伝統を感じます。

OBやOGなどからは寂しくなるとの声を聞こえてきましたが、ぜひ新しい場所での新しい歴史を作ってもらいたいものです。

僕の恩師でもある外部顧問の平屋先生。現在、ドイツのブンデスリーグに参戦している平屋広大選手、元明治大学卓球部主将の平屋慶四郎さんのお父さんでもありますが、僕が現役高校生の時に新任教師として高校にやってきました。かれこれ30年以上昔の話です〜苦笑。先生との再会はこの卓球王国、そして世界卓球横浜大会のおかげでもありますが、恩師の新任時と定年時に立ち会えるというのは非常に嬉しいものです。

この会には九州は宮崎の実家から先生のお父さんもかけつけておりました。

今回は初打ちということで、現役高校生、大学生、OBOG、そして様々な方が楽しく真剣にといった感じで卓球を楽しんでおりました。まあ、楽しむという割にはレベルはかなり高かったような気がします・・・汗。

初代教え子としての最年長にて、私もちょこっとだけ参加させていただき、同じチームの皆さんと記念撮影〜!今回、年末年始ということで帰省していた四天王寺中の菅澤さん。平屋広大選手とレベルの高い試合をしておりました。(結果は当然、平屋選手の負けです!w)

菅澤ゆかりさん「今日ここから6時の新幹線で大阪に帰ります〜。明日からは学校で通常練習なんです。」

ひい〜、やはり正月3が日をのんびりコタツで過ごすという訳にはいきませんよね・・・。

トップを目指す次世代の選手達は当然ですが、休む暇なく卓球です。中国などでもそうでしたが、皆親元離れての環境にての卓球生活。正直、親御さんとしては頑張ってもらいたいと思いつつも、ちょっと寂しいですよね〜。まあ、中学、高校、そして大学と同じような境遇の学生さんは多いと思いますが、遠方で親御さんが単に応援しているのではなく、寂しい思いもしつつ応援しているということをさらなる頑張る励みにしてもらいたいものです〜。

本日も、卓球場の外では現役選手達の親御さん達が寒い中、お汁粉を作っておりました。ありがとうございます。

長年に渡って使用されてきたこの卓球場の最後の初打ち会に参加させていただき、楽しい一時を過ごすことができました。

恩師・平屋先生にはすでに1歳になる初孫がおり、それだけでご満悦の様子w(卓球は三の次くらいになっていましたねw)僕の現役時代は、大学卒業したばかりの若い先生でしたが、すっかりおじいちゃんですねw。

平屋先生「いやいや、まだまだ俺は卓球指導していくよw」とは申しておりましたw。

ちなみに、初打ち会は一応チーム対戦形式になっており、平屋広大チームが優勝いたしました。おめでとうございます〜。

平屋先生「長男の慶四郎、あいつはあれでも明治大学の時はキャプテンで、最優秀新人賞ももらってたんだけど、あの体格じゃもうダメだな・・・・」
ヒラヤマ「でもさっきから良い感じでドライブ決まってるじゃないですか?」
平屋先生「あいつさ〜、カットマンなんだよw。それなのに動けないから、さっきからサービスからの3球目攻撃ばかり・・・ダメだね」

確かに、全然カットしてません・・・もはやカットマンではありませんw。まあ、かわいいお孫さんのパパなんだからそれでもう十分ですよね〜。女子が強く、人数が多い卓球部ということもあり、多くのOG・OBがこどもを連れて新年の挨拶と同時に同窓会モードに入っておりました。今回顔を出してくれた多くのこども達の中から、きっと卓球をはじめる子達も出てくるのでしょうか〜。

最後は皆で記念撮影、3月の取り壊しまでもう少し時間がありますが、皆で長年に渡って使用した卓球場に感謝です。そして新たなる練習の場で、皆さんの活躍を期待しています〜。

特注アタック8 【45度スーパーイエロー】

先日までの様々なラバー検証にて、すっかり手首と肘を痛めてしまったヒラヤマですが、

「練習や試合で手首痛めるとかならわかりますけど、検証で痛めるってありえないですよね〜笑」と心にまで追い打ちをかけてくる王国担当編集者の高部氏。確かにありえませんよね・・・汗。

実は先日のKO Proの検証の後に、異質ラバーのエキスパートともいうべき、卓球アカデミー・ストリームの小川先生が「せっかくなのでいろいろと試してみませんか〜」と様々なメーカーのアンチ、粒高、表ソフトなどを試打させていただきました。皆さんもそうだと思いますが、やはりいろいろなラバーを試してみないと自分に合っているかどうかわかりません。

おー、このラバーはこんな感じなんですね〜などと小川先生と軽くオールラウンドをしつつ、僕のプレースタイルを見ていただくこと15分。
小川先生「ちょっと待ってて・・・」とアカデミーの事務室から1枚のラバーを持って戻ってきました。

アタック8 スーパーイエロー

なんとそれは見たこともない
黄色いスポンジのアタック8〜!

小川先生「これアームストロングのベクターの45度のスーパーイエローのスポンジをアタック8に貼ってもらった特注品なんです。多分、ヒラヤマさんのプレースタイルには合うと思います」

【ヒラヤマスタイル】
台にへばりついて、全く下がらないバタバタ卓球の前陣速攻。バック面に表ソフトをはり、台上にて変化プレーでしのぐものの、バックハンドでの攻撃にイマイチ自信をもてない人のスタイルのこと。

アタック8ユーザーの方はご存じかもしれませんが、アタック8は一般的に店頭に販売されているのは硬度40度のスポンジで、その他にこのブログでも紹介させていただいた41度、43度、48度、53度というのがアタック8のスポンジ硬度のラインナップ。

45度というのは基本存在しません。

無論、現行のカタログにも、アームストロングのWEBサイトにものっていません。

僕自身は昨年より48度の硬めのアタック8を使用しているのですが、48度の魅力はなんといってもストップ。台上で2バウンドするストップや、フワフワとした遅めのストップで相手の打つタイミングをずらすというのにとても効果的でした。

しかしながら、それなりにパワーがないとパンパンといった相手のコートに突き刺すようなボールをなかなか出すことができない〜!という部分も多々ありました。

逆に40度〜43度では、突き刺すようなボールは出しやすいのですが、台上で2バウンドといった死んだ球を出すのが48〜53度のように楽ではありません・・・。

そんな中間的な硬度45度の特注アタック8は、ベクターのスポンジというのも影響しているのかもしれませんが、従来のアタック8の変化を残しつつ、48度のように止まり、そして48度より攻撃しやすいです。(非力の僕が言うのですから、うまい人が使ったらかなりすごい武器になるのではないでしょうか)

アタック8 45度 スーパーイエロー

早速、メーカーのアームストロングに問い合わせてみると、なんと特注にて一般販売も可能だそうです〜。
(メーカー小売り希望価格4700円(税別)だそうです〜)

なんか一般に販売されていない特注というだけで、嬉しくなってしまうのは僕だけでしょうか・・・苦笑。
(それだけで、強くなった気になれますw。)

ちょっと硬めのアタック8を使用していて、もっと楽に攻撃したい!と思っている方や、通常のアタック8で、もっとストップを止めたい、ボールの威力を殺したいと思っている方は試す価値がありありの1枚です。

興味のある方はぜひアームストロングにお問い合わせみてください〜!。
(店頭経由での注文も可能だそうです)

あっ、商品名はアタック8 特注45度スーパーイエローです!
※粒の大きさ、スポンジの厚さなども確認くださいね〜

グランドファイナル熱かった〜!

2018年のグランドファイナルスゴかったです。

格闘技でいえば、大晦日に行っているRIZIN、歌でいうなら紅白、そして卓球ならこのグランドファイナルといった感じでしょうか。

昨年2017年は、男子はオフチャロフ、女子はCHENが優勝し、ダブルスは大島・森薗選手が優勝、女子は早田・伊藤選手が準優勝という結果でしたが、今年は皆さんすでにご存じの通り、若干15歳の張本選手が優勝という快挙を成し遂げました〜。

結果をみれば4-1という圧巻の勝利なのですが、やはりライブで試合をみていると、もうハラハラドキドキの連続で勝利する瞬間まで目が離せません。行きたいトイレも我慢しての試合観戦となりましたw。

女子のダブルスも昨年の屈辱を晴らすかのような早田・伊藤選手のストレート勝ちでの優勝。実に見事でした。

上位入賞は果たせなかったものの、多くの日本選手の活躍に感動させていただきました〜。21点のルールで育った僕にとって、11点ルールは本当に実力差が出にくいシビアで難しいゲーム展開の競技だな〜と感じてしまいます。

しかしながら、今回このグランドファイナルのいろいろな試合を見ていると、いつもと何かが違う。

何だろう?

とにかく、選手達の空振りが多い、サービスミスは多い、ネットが多い、ラリーが続かない、etc….。

そしてその理由は王国のグランドファイナルレポートの中に書かれていたのですが、「表面がツルツルして飛ばない卓球台」だったそうです〜!

納得ですw

大会ごとに試合球、卓球台、湿気など、試合を行う上で多少の誤差を生み出す要素は当然あるとは思いますが、今回の大会はその誤差の許容範囲を大きく越えていたんでしょうね〜。

まあ、自分レベルならきっと全く気がつかないのかもしれませんが・・・大汗。

しかし、どこかの地方都市の市民大会ならともかく、年間の卓球界のトップを決めるグランドファイナルにてこのようなことは起こってはいけないでしょう〜。(正直、張本選手、早田・伊藤選手が優勝しているから怒りも半減していますが・・・)

確かに皆同条件にてプレーしているといえばそうですが、そもそも通常の卓球台でプレーしてきて選ばれたトップ選手達ですから、その最後の大会で異なった球質を生み出す台を使用するというのは、双魚、ITTFやはりあかんでしょ〜!という感じです。

まあ、張本選手、早田・伊藤選手が優勝してくれたから今回は大目にみますw。

半粒ラバー K.O. Pro検証 その3

クリエイターの僕ではこのラバーの検証にも限界があるため、表・粒・アンチなどの異質ラバーに詳しい卓球アカデミーストリームの小川先生に協力していただくことに。(ついでに前回このブログで検証したKillerも再検証〜!)

アカデミーを運営する小川先生、アタック8のアームストロングのラバーをはじめ、今回のDr. Neubauerのラバーなどもいろいろと検証しているらしいのですが、このKO Proは初めてのこと(というより、まだ日本国内で販売されておりません・・・汗)

そしてラケットを手に取ると、いきなり計測器を取り出し、粒の大きさをチェック。(先生、マニアックですね・・・さすがです)

小川先生「アタック8とのL粒より、若干小さいけどほぼ同じですね。でも粒が柔らかいですね」

そして早速マシン相手に試打を開始。

そして最初に出た一言が「思ったより使い辛くはないけれど、飛ばない!ですね。これはしっかり振れないと飛ばないラバーです」
小川先生が打った球が次々にネットにかかります。

小川先生「Dr. Neubauerのラバーはプロというのが商品名に記載されたものは、基本スポンジがさらに硬くなります。なので、それなりに力がないとこのラバーを使いこなすのは難しいかもしれないですね。KOの方がまだスポンジも柔らかく、このラバーよりは飛ぶと思います。」

やはりドイツメーカーのラバーということもあり、基本力(パワー)のある男性選手を想定して作られているため、日本人選手には不向きなのでしょうか。


パッケージもメチャクチャ男性的ですしね・・・汗。

小川先生「ただ一般的な粒高よりはコントロールしやすいし、下回転なども気にしないで打てるので、しっかりと振れる人で、粒高から変更するのはありかもしれません。逆に表を使っている人には難しいかもしれませんね」

僕のように使用した時に「うわ〜、これ面白い。ちょっと頑張って使ってみようかな〜」といった姿勢があれば、徹底的に練習をして、ラバーに慣れていくということも考えられそうですが、アタック8に慣れるため以上の険しい道が待っていそうです・・・。

せっかくなのでDr. NeubauerのKillerも検証していただくこと。

小川先生「おー、これはKO Proと違い安定していて打ちやすいです。アタック8よりも弾みます」

実は僕もKillerとKO Proをここ3ヵ月以上使ってみて、Killerの方がいろいろとプレイの可能性があるのではと思い始めておりました・・・。

小川先生「あとナックルとか攻撃とかいろいろな可能性はありそうですが、両方に共通してアタック8のようなふらつくような変化が少ないかもしれないです。そういった意味では扱いずらさはあるけれど、その見返りが少ない感じがします。」

ヒラヤマ「どういったプレイヤーにオススメですかね?」
小川先生「うーん、わかりません・・・・汗」

先生〜!

いろいろな異質ラバーの検証を行っている小川先生にも「?」マークをつけさせたKO Pro。

3回に渡る検証結果をまとめてみると

・KOよりもスポンジが硬く、コントロールしにくくなったがスピードが出る
・しっかりとラケットを振ることのできるパワーが必要
・変化はさほどない
・下回転、サービス回転などに全く影響されず攻撃できる
・ドライブマン相手にはメリット大

といった感じです。特に4番目の回転に影響されないというところが僕が数カ月にわたり検証している中では大きかったです。うまい選手だと試合で、サービスの回転がわからなかったりしてレシーブミスや甘いレシーブになってしまう事がありますが、そんな時にもリターンエースがとれるスピーディーな攻撃的レシーブを様々なシーンで演出してくれました。

それと対ドライブマンのドライブに対して、突き刺すような早いナックルでのリターンは効果的でした。

表や粒高でもっと攻撃的なプレーを増やしてみたいという方にはKO Pro使ってみてはいかがでしょうか。(今回検証していませんが、日本人にはKOの方があっているかもしれません)まずは、国内ですでに販売されているKOからスタートですかね・・・。

この3ヵ月に渡りの検証で僕はなんと手首と肘を痛めてしまいました〜!涙。今まで一度たりとも卓球で身体を痛めるということはなかったのですが、手首はかなりきています・・・・。やはり検証はほどほどにですかね〜汗。

半粒ラバー K.O. Pro検証 その2

前回からの続きで、KO Proを徹底検証〜!
ということで、このラバーを使用すること1ヵ月。

このラバーにだいぶ慣れてきたと同時に、本来のアタック8の貼ってある自分のラケットではボールがうまく打つことができなくなってしましました〜!大汗。

なにわともあれ、このKO Proは打っていて面白い。
しっかりと面を作れればブロック、プッシュ、スマッシュ、ドライブと早く微妙な変化をもたらす返球ができます。(しっかり面を作れれば・・・です・苦笑)しかも相手の強打の重さを感じません・・・。通常の粒高よりコントロールしやすいというのもあるのかもしれません。

特に面白いと思ったのが、相手の回転に影響されにくいラバーのため、横回転の時に、通常左回転の球に対しては右回転をかけて返球するのですが、あえて左回転に左回転をかけて返球するととんでもない返球になり、一体ボールにどんな回転がかかっているのか自分自身も混乱してきますw


そして、このラバーで打った球の特徴としては、相手コートでバウンドしてからの伸びるような軌道です。打ったボール自体がスライスしているような感じなので、伸びているように感じるのかもしれませんね〜。

なので、低い打球の球をパチンと弾くのはアタック8などより難しいと感じました〜。

そして今回は地元でいろいろな方の協力をいただき、いざ練習試合を行いこのラバーの効果を検証。

基本的に僕は前陣速攻というスタイルで前にへばりついてプレーするタイプなのですが、対ドライブマン系選手へのこのKO Proの与える効果は絶大でした〜!

変化そのものはアタック8の方がなんとも言えないイヤラシいボールなのですが、パチンと弾いた時のスピードと相手のドライブによって生まれるこちらからの逆回転(つまり下回転)で振り遅れるか、ツッツキなどでつないで返球するかといった状態に追い込まれておりました。アタック8を使用しての時より、皆やりにくそう感がプンプンしておりましたw。

しかしながら、スマッシュ、面打ちを中心とした前陣速攻タイプの選手との対戦ではなかなか辛いものがありました・涙。特に下回転をかけられた時やナックル系のボールでせめられた時の対応がしっかりできないと、パンパン気持ちよく打ち込まれてしまいます・・・。

もうサンドバッグ状態でした〜!
悔しい〜!

(そもそも1ヵ月くらいのマシンを使ったクリエイターごときの練習で、このラバーを使いこなせる訳はありません・・・)

サンドバッグ状態でありましたが、それでも可能性と楽しさをヒシヒシと感じさせてくれるラバーではありました。

あくまでも僕個人的な感想ですが、世の中の人が皆ドライブマンだったら、迷わずこのラバーを極めると思いますw。

次回は、ちゃんとした外部のエキスパートの方を呼んで検証したいと思います〜。

Be continued…..

半粒ラバー K.O. Pro検証 その1

前回のDr.NeubaureのKillerに続いて、今回は同メーカーのKO Proの検証です。
KO Proは2018年12月現在において国内にて販売されていないようですが、KOは販売されております。

そしてこのDr.NeubaureのKillerとKOは、JOC エリートアカデミー所属の木原美悠選手がバック面にて使用しているラバーでもあります。全中のタイトルをとったときは、バック面にkillerを使用していたようです。(多分・・・汗)

アタック8のL粒、Killer、そしてKO Proを比較してみると、アタック8のL粒より、KillerとKO Proの粒の大きさが若干小さく、KillerとKO Proの粒の大きさはほぼ同じ大きさといった感じです。そして粒の高さはアタック8とKillerはほぼ同じの1.2mmに対して、KO Proは1.4〜1.5mmくらい。この数字からもわかるように、KO Proは限りなく粒高に近い表ソフトなのでしょうか。よくいうところの半粒です。

実際に指で粒を触ってみると、柔らかさはKO Pro、Killer、アタック8の順なのですが、KO Proの柔らかさは一般的な粒高よりは硬いといった感じです。

それにしても、一般的にはアタック8ですら、表ソフトとしては特殊な感じなのに、このKO ProとKillerはその上をいく感じのラバーです。

ラケット上でポンポンとラケットで打ってみた時のボールの弾みは、スポンジの厚さは1.8mmという状態(アタック8は硬さ:48を使用)にては、KO Pro、Killer、アタック8の順で、KO Proが一番弾みます。普段アタック8を使っている僕にとってKillerはさらなるスピードと変化を感じましたが、K.O. Proは半粒といいつつも、表ソフトとの扱いが全然違います。やはり粒高よりの感覚で使う必要がありますね〜汗。

マシンを使って実際に打ってみると、弾道が非常に直線的で早いです。自分の力を使わずに、するどいリターンが可能になります。が、その面を作るのは決して楽ではありませんね・汗。やはりそれなりの練習は絶対必要です。

アタック8を使い始めた時もまさにそんな感じでしたね・・・汗。

アタック8で40〜53のスポンジの微妙な硬さを検証した時は、その微妙な違いの中で自分のプレイスタイルに合っているものをといった感じで検証していましたが、KillerやKO Proは使い方のスタイルが違います。

アタック8で出せるような、台上で2バウンドするようなブロックは、KO Proでは簡単には出せません・汗。その代わりに力を使わず(=大きなスイングが不要)で早くするどいリターンができるのがKO Proといった感じでしょうか。

Be continued…

全日本選手権危なかったよ〜

卓球コミック

全日本卓球大会のスーパーシードが発表されました。今年ももうそんな季節ですね〜。
数年前までは当日会場に出向いてもアリーナ席のチケットが購入できたのですが、一昨年、去年と、アリーナ席は前売りで完売状態。

ということで、すぐに公式サイトからチケットを購入しようとアリーナ席や指定席を眺めていたのですが、何かが違う。

何だろう?

よく見てみると、今年の大会はなんと例年開催されている東京体育館ではなく、大阪市中央体育館〜!

大阪ですか〜!!

危なかった・・・・です。

ということで、今までは東京だったから見に行けなかったという関西エリアの卓球人の皆さん、全日本選手権楽しんでください〜!。