年別アーカイブ: 2014

初日の用具 後編

先日紹介した、ドイツのビッグな男・メンゲル選手。

でも

構えが極小です。 つーか、足長げぇ!!

そんでもって、

指、長げぇ!!

ラケットがキッズサイズに見えてしまいます。

そして人差し指を台につけておくのが彼のレシーブの基本なんでしょう。

31年前の東京大会にも出場し、ふたたび代々木第一に戻ってきた倪夏蓮。

円熟の卓球で、

梁夏銀(韓国)、ドルギフ(ロシア)、リー・ジエ(オランダ)、ガスニア(フランス)

など、強豪に次々に勝利。

50歳を過ぎてもこんなに強いのはペン粒の特権でしょう。

フェイントロング2、裏ソフトはトラクション。

そしてラケットはパーソンパワースピード。

取材陣が釘付けになっており、バタフライ卓球レポートの人に

「ゆうはあの粒は何を使っているのか知ってる?」と聞かれたので、「フェイントロング」ですよと答えたら、、

「マジ?うちのラバーなの?」とバタフライの人も把握していなかった模様です。ペン粒にも良いっぽいですよ。

フェイントロング2!!

こちらはガシアンマックスウッドを使うキム・ヒョクボン。

クラシックなスタイルですが、やはりフィジカルがすごいので、技術を超越したものがありますね。

ベラルーシの3番手は美男子カハニン。

今はなき、インナーフォースULC。

 

女子最年少は13歳のワン・クリスタル(アメリカ)。

見ての通り、水谷隼使用。

スピーディな卓球のリュウ・ジャはインナーフォースALC。

同じくオーストリアのリ・チャンビン。

エバンホルツNCTⅤを使用。

呉佳多はスポンジがグリーン。

ラザントはすぐにわかりますね。

朱世爀を使用のリ・ミョンスン。

リーグとトーナメントの両方で中国と当たるという不運がありました。日本と当たってたら、、危なかったなぁ。

リ・ミョンスン、ちょっと痩せた、、、。絞ってきたんだなぁ。

ベラルーシ戦で田代さんと対戦したクチュック。

インナーフォースALC、2本目!

佳純ちゃんと対戦したプリワコワはティモボルW5。

 

あー、人が多すぎて追いつきません。。。

今、思うことは、、、卓球がやりたい。。。。

そして

 

こんなサービスを、私も打ちたい。。

世界戦初日の用具を見る・中編

初日の日本男子はギリシャ、女子はベラルーシと対戦しました。

相変わらず強いジオニス。特注ラケットのようですが、コルベルちっくですね。

予選リーグに登場したメンゲル。ドイツはバウムとシュテガーが来ないという緊急事態でした。使っているラケットは水谷隼。

彼とフランチスカを見ていると、

ロスコフですら小さく見えます。でかすぎです。

新たなペンドラの台頭と期待した黃鎮廷は勝ち星に恵まれず。

正直、、、ペンドラらしくない。台上のフォア前、バック、ミドル、ほとんどを裏面で打つ。むしろフォアがあまり得意でない。

インテンシティNCT。これも許昕以来、ペンドラの定番。

すっかりドイツの主力となったP.ゾルヤ。

ロスコフエモーションを使用。

 

 

そしてみなさんお待ちかね

まだまだ強い40代。クレアンガ。

テレビでクレアンガのプレーが見られる幸せって・・・あるよね。

おや?これは???

グリップはレグーですね。

古いバタフライのマーク。物持ちが非常に良い。

そして、

チラっと見えるカーボン。

バラフライのカタログには「特注(カーボン)」とあるので、

カーボンラケットのレグーグリップ特注になっているのでしょう。

 

それにしてもコメントにも来ましたが「水谷選手のフォアのラバーが新しくなっている??」「色が違う」とかなんとか。

つまり、こういうことですね。

フォアとバックのラバーの色が違って見えます。

でもねー。これは床に貼ってあるフロアマットが反射したり、世界選手権の光の感じが違ったり、コートによって光が変わったりなんですよ。

 

その証拠に、、、ほら。

光の当たり方が一緒だと、ちゃんと同じラバーに見えるでしょう!

ちゃんと64です。

 

本日も0時ギリギリにさらっとで。

世界戦初日の用具を見る前編

リーグ戦なので、初日から豪華メンツなので、メダルメンバーは後回しにしますね。

日ペン、単板、ペンドラ魂のマツモト。

サイプレスMAXにテナジー05。

なんだこれ!と思わず叫びたくなるようなセンスとボールタッチ。

レトロな卓球でヨーロッパに勝つにはやはりセンスが必要。

 

デンマークの2番手グロス

アディダス契約の選手で、ハイパータッチに両面テンゾンウルトラ

一方、デンマークの1番手であるメイスは、

第一試合の1番で負けて、ラバーに納得がいかなかったようで、

仲間の試合中にすぐに貼り替えるという速攻プレー。

ちなみに、フォアのみ貼り替えていました。

相変わらずティモボルスピリット

 

ポーランドのフローラスはパワー溢れる選手。ティモボルZLF使用。

ロシアの当たりやシバエフは今大会いまひとつ。コルベル使用。

シンガポールの超センス男ヤン・ツーは、クリッパーCRWRBに

両面にブルースポンジ。よく見ると色合いが違いますね。

フォアがキョウヒョウでバックがブルーファイアです。

 

写真が多すぎて追いつけません。これは毎日小出しで頑張りますね。

世界卓球終演

世界戦が終わりました。

世界戦中は忙しくてブログの更新ができず、ほとんどツイッターでつぶやいていました。

只今、報道記事の作成中で、じっくりとした用具ブログはそれが終わってからになりそうです。世界卓球特集号、5月21日発売です!

 

だから、本日は少しだけ。

 

パタンティウス、

まさかの

KVU!!!!

ハンガリーでどうやって手に入れたんだ? ネットかな?

 

ギリシャの謎の3番手、パパイエオリウー。

バックのプッシュが強力でしたが、、、

スペクトル!!!!

ついでに

譚瑞午もバックはスペクトル!!!!

ワン・ツォンイーの裏面がジーニアス

などなどなど

世界で活躍している選手たちの用具はおもしろいです。

 

 

ちなみに、紅双喜のブースにあってみんなが気になっている

キョウヒョウ8

ですが、、、

話を聞くと、キョウヒョウネオに比べて15%弾みがアップしているそうです。そして若干ですが軟らかくなっているとのこと。

そして

天弓5とキョウヒョウ3-50

天弓5は非粘着のバックハンド用。

キョウヒョウ3-50は、なんだかいろんな情報が飛び交っていまして、確定情報があまりないです。

 

日本での発売はまだ未定。

 

締め切り明けに、もっとドドンと世界の用具を紹介しようと思います。それこそ、日別、男女別、戦型別などなど。

間近!

世界戦、間近です!!!

 

ぼくらも世界選手権に向けて

調整はバッチリです!!!

いや、ウソです。

運動量が減りに減って、どんどんお肉がついていってます。

世界選手権の会場でカメラかついで右往左往して痩せます。

 

おそらくブログでの更新は厳しいと思いますので、リアルタイムの小ネタは

https://twitter.com/yu_okoku

ツイッターのほうで発信してきたいと思います。

 

さあ、テンション上げていきましょう!!! 初日からラストまでぶっ通しで頑張ります!!!!

 

世界戦後、落ち着いたら世界選手権用具編をやりたいと思います。

高島シリーズ・攻撃編

先日に続き、宣伝です!

 

高島規郎さんのラケットシリーズはカット用だけではありません。

攻撃用も2種類ございます。これがホント木材ユーザー垂涎の品です。

まずこちらが

高島KH5

上板桧、中芯桂、そこに2枚のコト材を挟み込んでいます。

これは5枚合板ですが、中〜上級者向きです。

パワーを伝えやすくて、しっかり持ってから飛ばします。木材のつかみがありながら、特殊素材のようなスピードが出る!そして打球感はもちろん木材の響きを維持! トップ選手にとって待望の木材ラケットのようです。

先日、協和発酵キリンに行ったときに少し打ってもらいましたが、U選手が「すごいつかむ! カウンターの安定感が本当にすごい」。

同じく協和の小野選手も「これはすごい! 本格的に使ってみます」と絶賛するほど。

特に下回転打ち、カット打ちが苦手な人には最適で、おもしろいほど下回転が持ち上がります。

 

そして

KH3

私は個人的にはこちらのほうがオススメです。

上板桧、中芯桂の見るからに硬そうな3枚合板です。しかし、打球感は硬い木材ですが、ボールの飛び方は超弧線!

木材マニアの並木さん(シチズン)曰く、「これはぼくのためのラケット! 現役の時に出合いたかった」。

上級者と違い、中級者のドライブはたいてい下から上へスイングしますよね。安定感を求めているから、少し持ち上げ気味のスイングですよね。後ろから前へ振るのは決め球くらいです。

このラケットは下から上へスイングするドライブにこそ特長があります。

私が今まで使ったラケットの中で、ここまで安定&威力が出るラケットは初めてです。それは並木さんも言ってました。

カーブドライブ、シュートドライブ、台上など、木材の良さが出る技術でやりやすさはそのまま威力がぐーんと高くなります。

初めての感触です。最初は独特の打球感に慣れが必要かもしれないですが、使っているとやみつきになりますよ。

 

ラバーは選手は両面にテナジーを貼って試打してもらいましたが、

私のオススメは、フォアのラバーをいつものラバーより少しだけ硬度を落としてみたほうが良い思います。47.5度を使っている人なら45度とかに落としてみてください。

私はヴェガジャパンに裏面はフレクソンソフトを合わせて打っていますが、前〜中陣のラリーが楽しいです。木材なのにキンキンと金属音も鳴ります!

 

両ハンドが入る!入る! そして威力が出る!

それがKH3です。

 

おおまかに分けると

ループ、チョリドラ、中級はKH3

カウンター、ゴリドラ、上級はKH5

が良いと思います。

並木さんは即答でKH3を使いたいと選び、小野くんはKH5でした。

高島シリーズ・カット編

コラボキングのラケットの宣伝みたいになってしまいますが、

紹介したいと思います。

 

高島規郎さんの名前を冠したモデルです。何年も前から高島さんが考案しており、試行錯誤を繰り返してできあがったものです。

ハッキリ言います。価格は高いです!なんでこんなに高いのかよ!と思う人もいるかもしれないですが、それはハンドメイドで作っているので、仕方がないのです。

ただし性能はハンパじゃないです。

オリジナルモデルの高島H3

高島さんの現役時代に使っていたラケットを再現したものです。グリップはSTのみで、板は桧3枚合板!!

まじか、桧3枚でカットができるんか?こんなカットラケット現代では存在しないと思いますが、

これぞ高島さんの理想のカットラケットなのです。

桧だけでは手に響きすぎてしまうので、グリップに緩衝材を入れており、打球感を操作しています。

高島さん曰く「桧は吸収力が高い木材。カットが極端な山なりにならなず、直線的に飛んでいくので、攻撃的なカットになる。そしてこちらが攻撃時には桧がしっかりと反発する」とのことです。

そんな理想の性能があるのかな、と思いますが、、

高島さんが目の前でおもしろいほど鋭いカットを披露してくれて、納得しました。

 

そして

もうひとつのカットラケット

高島SH3

これは、H3よりも反発をおさえており、カットの安定感を高めたモデル。

中芯が杉材で、上板が桧の3枚合板です。

これも見たことがない合板構成です。でもこいつもハンパがない性能です。

SH3はFL・STのほかに、中国式ペンもあるので、粒高ユーザーにもオススメです。

私は裏裏のドライブ型ですが、どちらかと言うと安定タイプなので、これの中国式がかなり良いです。

 

今まで見たことがない合板構成というのも魅力ですが、打った時にもっと衝撃を受けると思います。

 

攻撃型の2本は次回紹介します。

ビッグトーナメントで用具を見る

ビッグトーナメントが終わりましたね。

私は取材には行っていないのですが、弊社の担当が撮ってきた写真を見ると、、、用具がちらほら変わっています。

変わっていない人も含めてわかる範囲で紹介しましょう。

女子優勝の阿部さん。

さすがですねー。2度目の優勝です。スマッシュが打てるとカットマンに強い。

スワットカーボンは変わっていないようです。

バック、、、以前と変わってますねー。これが勝利の秘密かも知れない!

 

中国電力の新人・宋恵佳ちゃん。ギャラクシャは変わっていないようです。

これに両面特厚ですよ、何で振れるのかな??

東京選手権ではSK7だった天野さんですが、コルベルにカムバック!

 

実は日本一の王子サービスの使い手という豊田自動織機の井上さん。

スワットにフォアはヴェガプロ?かな??

松澤さんは、ファイヤーフォールSCにフォアはテナジー。

バックがV>01スティッフに変更。

市川さんは次号の用具のこだわりで登場します!

こだわりは、「ラバーの切り方」です。

リコーの田中選手。

クリッパーウッドにテナジーです。

バック表の田口選手(三菱重工長崎)

インナーフォース・ZLCとテナジー。バックの表ソフトはVO>102と思われます。

 

世界代表の石垣さんは、キムギョンア(石垣モデル?)と未だ発売未定のP12。そして閃霊です。

協和発酵キリンの新戦力、上田くん。

以前ツイッターで書きましたが、ラケットの一部分にだけサイドテープを貼っています。

ツッツキや、チキータをやると台にぶつけたりして、ラバーが剥がれてくるが、この部分にだけ貼ると全然剥がれなくなると。

以前の接着剤なら剥がれてもすぐにそこだけ塗って貼れたけど、今の接着剤は全部剥がさないとキレイに貼れないから、小さいようだけど、かなり重要らしいです。

 

ということで、実際に「変えた」という人は少ないですね。

新製品がこれからどんどん出回ってくるので、変えるとしたらこれからだと思います。

実際に、メーカーさんにようやく春の新製品が入荷しているところなので。選手に届く、そして試合で使うのはもう少し先かなと思います。

 

私個人も今、3本のラケットで迷っています。

中学選抜決勝で用具対決

全中選抜の決勝の用具を見てみましょう。

中学生といえども、インパクトは強いので、みんなシニアと遜色ない用具です。

 

選抜決勝を争った愛工大附と青森山田で団体戦をしてみましょうか。

愛工大附・先鋒

木造選手は、キョウヒョウ王3にテナジー。

 

青森山田・先鋒

沼村選手は、ティモボル・ZLCにテナジー

むむむ。特殊素材で引き分け。

愛工大附・次鋒

宮本選手は、水谷隼にテナジー。

青森山田・次鋒

五十嵐選手も水谷隼&テナジーで両者引き分け。

 

愛工大附・中堅

高見選手はアコースティックにテナジー

青森山田・中堅

蛭田選手は、三田村プロモデルにテナジー。

両者つかむ5枚合板で引き分け!

愛工大附・大将

橋本選手は、ティモボルZLFにテナジー。

 

青森山田・大将

大谷選手は、水谷隼にテナジー。

※卓球の強さと順番は関係ありません

 

とまあ、結果的には

テナジーが圧勝しました。

誰もが納得でしょう!!!

 

全然別件ですが、

このスーパーセルカーボンOFF2の中国式が登場しております。

ヴェガジャパンとヘキサーパワースポンジを貼って打ってみましたが、

めちゃくちゃ良いです!

打球感=カーボン

飛び=カーボン

コントロール=木材

というおもしろい性能で、楽しいです。しばらく使いたいと思います。

中学選抜のペンに注目

全中選抜にもおもしろい用具がたくさんあったよ!

と全中選抜に行ったタローさんから聞いたので、どれどれっと見てみましょう。

ただし、自分は行っていないので、写真だけの判断です。選手の名前もわからない人が多いのであしからず。

島根県の益田中のダブルスの原納選手。おいおい、この年でティモボルスパークを使うなんて、卓球何年生だい??

いいね!ペンですよ! バイオリン中ペンは、益田東の選手。

なんだ!?益田東中には左ペンもいるの??

ペン王国ではないか!!

左ペンの新宮選手もバイオリン中ペンっぽい。フォアは表ソフト。

と、思ったら、次に出てくる井内選手は剛力にバック粒のプレースタイル。恐ろしい、益田東中。戦型のバラエティーがすごい。

 

インフェルノ中ペンの粒高選手。千葉の松尾中、伊藤選手。

豪快に振り回す愛知・富貴中の澤田選手。両面に厚いラバーを貼っても楽々振り回せるデネブを使用。

明豊にもいるぞペンがペンが。

インナーフォース・ZLCとチャイニーズ・ALのダブルスだ。

チャイニーズスリムの粒高選手は茨城・波崎三中の武田選手!

 

中学生にしてダーカーの単板の良さを理解するとは恐ろしい。

こちらは合板でいつの間にか廃番になっていたヒノキペンウィナーⅡ。

群馬の前橋一中の田附選手。

練習の跡が伺えます。

明徳義塾の佐藤選手はエバンホルツ5。

フォアはヴェガ系かな?

最近明徳がヴェガが流行っているようです。高校の金博選手もフォアはヴェガプロでした。

北海道・北斗上磯中の小西選手。インテンシティです。

日南学園の深野選手はサナリオンC

 

と、このように初日の予選リーグをざーっと見るだけでも

ペンがずらずらーーといました。

 

おかしいな、最初にティモスパを見つけて、なつかし用具特集になるかと思いきや、ペン特集になってしまいました。

 

次は、決勝トーナメントの用具を見たいと思います。

 

ではでは!!!