カテゴリー別アーカイブ: 佐藤祐

エメラルドは使用者の力量を測る

ようやく発売、と言っても良いでしょう。

スティガのエメラルドVPSⅤ

すでにEditor’sEYEでの動画をアップしていますが、改めて打ってみました。

まずは誰向きかと言うと、、、

当然ながら攻撃選手。それもスピード重視で打ち抜きたい人向けです。私の主観ですが、思った以上にかっ飛びます。

 

本当に5枚合板なのーー?

と思うほど、弾みます。しかも弾きが強め。フォア打ちの段階から飛ぶナー、と感じるほど、前へ飛び出します。

5枚合板という先入観がなければ、アリレートカーボンのようなラケットでした。

木材でアリレートカーボンを表現したら完成しました!という表現が一番感覚的に落ち着くと思います。商品名を出すとタクシームでフォア打ちした球離れの感覚に近い。

 

さてさて、早速スピン系テンションのラバーを両面に貼ったら、まあ飛びすぎて難しい。

いつもより良いボール、スピードのあるボールで打ち抜ける回数は確実にアップしているけど、コントロールがとてもきかない。大半のミスの原因はオーバーミス。

愛用アルバが回転量の多さで飛ばしているならば、エメラルドは回転をかけているけど、それ以上にラケットの弾きで飛ばしているイメージ。

「この回転量ならここに入るかなー」と頭でイメージして打ったら、弾きの分だけボールがオーバー。

しかし、勝手に弾いてしまうラケットは回転は少なくなりますが、エメラルドは比較的回転量もある。軽いボールにはなりづらいのが良いところです。

だからこそ中陣での打ち合いには滅法強い!  引き合いってこんなに楽なんだなーと思うほど良い木材ラケット。契約ではなかったらぜひ賢二君に使ってもらいたい。

しかし、両面にスピン系テンションを貼る人は技術力が必要です。ハッキリ言って、難しい!

そう、このラケットを使うに当たって

技術力

は相当に求められる。5枚合板の中でも難度の高いラケットです。自分は使っていて「へたくそ! お前にはまだ早いよ!」ラケットに言われている感覚になりました・・・。

 

そして同じVPSシリーズのインフィニティと共通している部分もありました。それは弾きが強い故の台上の暴れやすさ。

ツッツキ、ストップなど、最小限の低さと弾みがほしい技術が暴れまくる! これはインフィニティも同じで、弾きが強い故に小さいパワーでも余計に弾いてしまう。

 

そこで考えた結果、

小さいパワーでは全く飛ばず、かけた時にしっかり飛ぶラバー!

そう粘着ラバーを貼ってみたら、ちょうど良いのではないのかなと!!!

 

案の定、ツッツキとストップは全く問題なし!

そして

えー、キョウヒョウってこんなに飛んだっけ?と思うほど補助剤テイストの弾みが実現。

あー、これは中級者の粘着使いには最高のラケットができちゃった・・・

 

台上が収まるのは当たり前だけど、結局スピード不足で打ち抜けなかった粘着使いは、スピードを求めて特殊素材のラケットに移行する。しかし、それだとドライブの時にしなりが生まれず、あまりかかっていない棒球のようになってしまう・・・と感じる人に朗報。

契約ではなかったらぜひ時吉君に使ってもらいたい。

 

もちろんテナジーや他スピン系テンションを合わせても良いけど、使いこなすにはかなり高い水準の技術力を求められます。

価格も22000円とかなり高額なので、ヒョイヒョイとオススメすることはできませんが、今まで以上にスピードがほしい木材ユーザー、粘着使い、そして技術力のある上級者に良いです。

 

自分ならばバックは柔らかいスピン系を貼るけど、

フォアにはトリプルを貼りたい。

とにかく弾みよりも回転がかかるラバーを貼れば良いので、スピン系テンションにはこだわらなくて良いラケットです。

スピン系テンションだと回転&弾みも高いので、このラケットと合わせるととても扱えない。

トリプルを貼ってみて、またレポします。

異例の報道

中国では蘇州大会の国内選考会「直通蘇州」が開催されています。

男子は樊振東と馬龍

女子は劉詩雯と木子が通過!!

 

??

木子?? 今さら・・・これは怖い!!!

決して、顔のことではございません。(左が木子)

中国の国内選考会を突破してくるだけあって、強さは折り紙付きなのですが、なんと言っても怖いのは世界ランキングがないという点。

しかも中国主力がエントリーしているクウェートオープンにも出場せず・・・。これは本大会まで世界ランキングなしでくる可能性が高い。

 

世界ランキングがないと、何が怖いかというと・・・。

実力がはかれないので、シードが与えられない。つまり、誰かのシード下に入るということ。

2011年ロッテルダム大会では范瑛がまるで外国選手殲滅要員かのようにシングルスにエントリー

范瑛は当時世界ランキング24位と、8シードにはほど遠い。

そして福原、平野のシード下にぶっ込まれたのです。范瑛は勝ち上がり、ベスト8入りしました。

13年ではこちらも世界ランキングがない

胡麗梅がシングルスにエントリー。

誰のシード下に入るのだ!と会場は戦々恐々。

結局、丁寧の下に入ったことで、事なきを得ましたが・・・。

 

つまり、、

今回、木子が外国選手殲滅要員として使われる可能性があるということです。中国はそんなことは考えていないかもしれませんが、それ以外の国はそう考えてしまう。うちの下に入るな!と。

 

とりあえず2013年全中国運動会の情報ですが、用具を確認しておきましょう。

クリッパーCR WRB、キョウヒョウ、スペクトル!

バック表!そして攻める時はオールフォア!女子とは思えないほどの威力と速さ!

 

もしかしたらシングルスのエントリーからは外されるかもしれませんが、木子の存在がひとつの波乱を起こすかもしれません。

また男子では中国国内で異例の報道がありました。

普段は選手の用具についてはあまり触れないのですが、

馬龍と劉詩雯がバック側を国内製ラバー(中国製)に変えたという報道があったそうです。

王励勤や許昕がバック面もキョウヒョウに変えたように、ふたりもプラボールでチェンジしたようです。

プラボールは、近年固定されていた中国選手の用具にも多少なりとも影響を及ぼしているようです。

全日本でお披露目用具!

練習を完全にプラボールに移行してましたが、今年度中に1試合入ったので、またセルに戻そうかと思っていましたが、、、

プラに慣れておけば、セルも楽々!と感じたので、そのままプラでの練習を続けようと思います。

2015年1月の用具ランキングの集計が終わり、発表されました。専門店さんの話では2月1日からのニッタク値上げのため、駆け込み需要があったようです。その傾向だと来月はバタフライ一色になるのかな・・・。

 

シェーク部門で「松下浩二オフェンシブ」が入ってきたことを考えると、選手が使っているという情報は意外にネット以外でも流れているのかなと思う。

村松くんは今使っていますね、ちなみにこの前会った時はバックが粒高になっていました。世界戦も粒高でいくのだろうか・・・

 

徐々に春の新製品の情報が入ってくる中で、全日本で先行で使っていた用具もあります。

塩野君はバックを新粒高に変更

塩野モデルの粒高 スパイクP2

やわらかーいスポンジと長い粒。

パッケージもカッコイイ!

同時発売なのが、

ドイツ・ブンデスリーガの最強カットマンである王熹が使う粒高。

王熹用なんて聞いたら、いてもたってもいられない。と、、ついでに紹介しました。

 

さて次の未発売品は、噂がかなり先行しているエメラルドVPSⅤ。

このラケットももうすぐ発売!

オノタツくんが使用。

プラで木材が使いたいと相談を受けて、エメラルドVPSⅤを渡したら気に入ってくれました。スティガさんにご協力をいただきました。ありがとうございます。

エメラルドVPSⅤ自体は、用具レビューの動画でも語っていますが、

硬いラケットの中ではつかむほうで、ボールも前へ前へとぶ。

上回転のラリーには抜群に強い! 下回転打ちに自信がない人には難しい!

メーカーブースにも

ウエーブメダル4の新色!

や、塩野真人名前入りウェアなど(写真取り忘れ)

とまあ、発売前の用具や限定品があるのも全日本

 

そうそう。チャンピオンのこのラケットも・・・・・。

もうすぐお披露目ですね!

プラへの違和感とは何か?

そろそろ髪がまた伸び伸びになって、暑苦しくなってきました。

高校選抜へ行く前には切りたい!!! さっぱりした髪で香川のうどんを食べたい!!!!

 

さてさて、卓球用具の話題は、プラボールへの対応とテナジーの価格の2大テーマになっている現在。

後者はデリケートな問題なので、このブログでは触れません。

前者はいろいろ紹介していきたいと思います。

まずプラボールになって、いろいろと言われることは、、

①飛距離が落ちる

②回転が落ちる

③ボールが重く感じる

④ボールが硬く感じる

⑤ボールが柔らかく感じる

どのメーカーのボールを使うかにもよりますが、一般的にはこんな感じ

 

「あまり変わらないよ」と思う人は用具はそのままで良いと思います。プラになったら用具を変えなくてはいけないというわけではありません。神経質になりすぎるほうが損です。

では著しく変わったと思う人はどうすれば良いのでしょうか。

 

簡単な方程式で自分のタイプを当てはめてください

①+②+③+④=用具を変える必要があります。ラケットは今よりボールをつかむ物、ラバーは今よりスピン系重視、そして全体の硬さは今より少し軟らかめになるように調整する

①+②+③+⑤=同上だが、全体の硬さは今より少し硬めになるように調整

①+③=ラケットorラバーを弾む物に変更

②+③=ラバーを今よりかかるものに変更

③のみ=ラバーを少し硬くしよう

④or⑤のみ=感覚の問題なので慣れよう

 

ざっとです。これから具体的にプラでの用具検証をする必要がありますが、それはまだまだ時間が必要ですね。

まずはプラボールになってどうしたら良い?ではなく、プラボールになったことで、自分がどう感じたかが重要なのです。

その違和感の部分を補助するのが用具の役目なのです。

 

そんなわけで、以前「やろうかなー」とブログでぼそっと言っていた企画を急遽やります。来月号は全日本ランキング選手全32名(男女各16名)に

1:プラになって用具を変えたか

2:何に違和感があって、変えたのか

3:違和感をどの用具で補助したのか

4:やりやすい技術とやりにくい技術

5:全日本が終わり、用具をまた検討するのか

ということを聞いて、ひとりひとりまとめています。

 

これは、、、、作っていてかなーり楽しいページでした!

そして自分もかなーり勉強になりました。

発売までまだ日にちがありますが、必見です!

 

ひとつお詫びがあります。

コメントで「吉村兄弟のラケットはふたりともティモボル・ALCですか?」といただいていて、「そうですよ」と返してしまいましたが、真晴くんのラケットが変わっていました。

変えた理由、そしてラケットは次号お楽しみに。

奇跡のティモスピ

昨日は明治大の岡田君に練習してもらいました。

岡田君の用具は

ティモボル・スピリット、テナジー・64、コッパX2

おい、おれのコッパはそんなにスピードでないぞ!と言いたくなるほどの中陣からのバカ速いストレートドライブ!

おい、おれの64はそんなに弧線を描かないぞ!と言いたくなるほどグインと伸びてくるフォアフォライブ!

おい、おれのティモスピはそんなに安定しないぞ!と言いたくなるほどのフォアフリック!

技術に文句は言いません。

ですが、彼の持っているティモスピは “奇跡のティモスピ” と呼ばれる物。

「軽くて、柔らかくて、ボールをつかんで、それでいて弾む。しかも他のティモよりもボールが上に飛んでくれるから安定するんです」

とのこと。真田浩二さんから継承された“奇跡のティモスピ”

こういう1本物は変えられませんね。ペン単板を使っていた者としては気持ちはよくわかります。同じスピード90が手に入らなくて、結局7本も買ってしまったという私・・・。

 

岡田君にはサービスと台上技術をタップリ教えてもらいました。

感覚ではなくてしっかりとした理論があるので、説明がうまい!

来年からは長野県の岡谷市役所へ進むので、きっと長野で講習会などがあると思います。その時は是非、サービスと台上を教えてもらってください。

 

岡谷・・・

あーー、ここかぁ。きっと花村親父にいさんが面倒を見てくれるはずです。

 

全日本特集の記事ページがいよいよ佳境となり、忙しくなってきました。。。

そして、、、

毎日メールが届きます。

質問内容は全部同じ

「テナジー○○を使っていて、変わるラバーを教えて」

ひとつ言えることは  同じものはない!

同じ性能の物を提示しろとは無理なご相談

お米を食べなきゃ体力もたない

全日本が終わり、少々の休みをいただき、、

東京タワーの、、、、、下へ(笑)

 

いや、ちゃんと上にもいきました。東京タワーは13年パリ大会の壮行会以来です。

ここでやったんですよね。パニックにならないように前日まで情報をオープンにしないようにしてた記憶があります。

 

 

お休みに東京タワーの上までは良かったんですが、私、その後、、、ウイルス性胃腸炎でダウン。

最近は長い試合の後に1日ぶっ倒れるルーティーンの繰り返しです。

世界選手権後にぶっ倒れ、グランドファイナル後にぶっ倒れ、全日本後にきっちりぶっ倒れる。

1日高熱出せば体調が戻るので効率が良いっちゃ良い。

今回は1月23日の夜に体調を崩し、24日にぶっ倒れ、25日はなんと試合。

胃腸炎なので、常時腹ぺこ状態でございます。腹ぺこなのに食べる気力がない。食べれない。食べても戻す。

卓球って体力が本当に必要ですね。3試合しかしてないのに、バテバテでした。最後のほうはずっと息切れ。米が食べられる体調に早く戻りたい。

 

全日本はいろいろあって、まとめきれません。詳しくは本誌のほうをまとめきってから、細かいところを紹介したいと思います。

というわけで小ネタからです。

「お前だけブログでの扱いひどいなって言われているんですよ。なんとかしてください」という訴えは「もっといじって」というフリと解釈しました。

そんな、もうすぐ27歳の花村くん

平均年齢約21歳の全日本ではだいぶ年長です。

今年はだいぶほっそりしました。ようやく年齢と顔がおいついた??

ちなみに

※上写真は2年前の全日本。24歳時。親父過ぎる。

ちょっと前のを見てみましょうか。。。

大学4年時、割と親父

大学3年時、あれ?ようやく若くなった。

ずっと親父かと思っていましたが、今見返してみると若い時は若いようだ。

「ぼく用具変えたんですよ。フォアだけテナジーにしました」と自己申告をいただきましたが、別にさして取り上げるほどの変更ではないのでスルーです。

 

どちらかと言えば用具はみんな柔らかいほうへ、そしてラバーはグリップするほうへと変更していますね。

 

毎年ですが、卓球界には天才が多すぎる。

次々に天才が出てきています。今回のマスコミはミウミマはもちろん、木原、張本にピッタリ密着。

それ以外だと私はこの選手が特に目につきました

ミナミラボの青木千佳選手。

抜群のラリー能力、反応速度、度胸、どれをとってもすごいですね。

ラケットはカルテットスピード、

フォアはオメガ系のブラックスポンジ。

バックはVO>101。

 

全日本には北海道の大橋宏朗先生もいらして、楽しい話を聞かせていただきました。さすが校長先生! 抜群のトーク力です。

今年、北海道に行く予定なので、お願いしますね(笑)

長いね全日本

1週間の長い全日本選手権が終わりました。

用具のことは徐々に、、というか2月発売の全日本号の特集にします。

①プラボールになって、どのような影響があるのか

②用具をどう調整したのか

③全日本が終わり、改めて用具をどのようにしたいか

という観点で全日本ランカーに取材し、特集したいと思います。

それは2月発売号までしばしお待ちください。

 

全日本は

賜杯の返還から、

若手の台頭

メーカーブース

かなり割れたボール

白熱の試合&神くんの大フィーバー

 

などなどたくさんありすぎて、要素満載の全日本でした

 

そして福岡春菜さんが来社してくれました。引退インタビューです。それは全日本の次の号に載る予定です。

同世代の選手が引退するのは寂しいですが・・・

 

最後の色紙は気合いを入れて書いていただきました。

イラスト&「粒は最強」「サーブ命」など、春ちゃんファンには堪らないメッセージが入っています。

読者プレゼントにしますので、ぜひ応募してください。(メッセージはどれが当たるのかはお楽しみに)

 

あー、疲れたけど、充実した1週間でした。

いろいろな情報は明日からアップします!!!

全日本開幕

全日本選手権が開幕しましたねー

皆さん、会場に入ったらまずチェックするのはメーカーブースですよ!

入ってすぐブースが広がっており、会場の端にもあります

公式グッズショップもあります!

全日本卓球Tシャツは2000円!

ドニックブースは超特価ラバー。早い者勝ちだよ!急げ!!!

ヤマト卓球も超特価ウェアがありました。

半額以下です、これも急げ!!

JUICさんはさすがの品数!

特価ウェアばかりです

バタフライはイメージ広告

その中でも一番盛況だったのは

 

ミズノ!!!
とにかく人が絶え間なくいました。

ラバーのGFシリーズも好調ということで、ますます存在感があります

ウエーブドライブA3の別色。4月発売とのこと!

 

ということで、他にもスティガ、キラースピン、アンドロ、ヨーラ、ヤサカ、ニッタク、三英、などなど。いろいろなブースが出ています。

限定品、特価品、レア品、いろいろとあり、一気にオールメーカーの知識を付けることができます!

全日本会場へ行ったらブースにも足を運んでみてはいかがでしょう!!

 

ということで、今日からずっと全日本会場へ行っています。

ブログの更新、コメントの返信は非常に困難になりますのであしからず。

オフチャロフの新ラケット

昨日、ちょいと打ってみました

オフチャロフ オリジナルセンゾーカーボン

グリップはアナトミックなので、やたらとブックリ見えますが、握ってみると結構太い。海外選手向けのガッチリタイプのようです。

 

合板構成は木材6枚+カーボン2枚の計8枚。とても珍しいです。

特殊素材は上板のすぐ下、つまりアウターに配置されています。

「ワルドナーウルトラセンゾーカーボンの打球感をそのまま、弾みを上げているモデル」ということですが・・・。どうでしょうね。

 

さて第一印象は、、、

おっと、ふれこみどおりかなり弾みますね。フォア打ちからパキパキ前へ飛び出します。

ドライブを打つと、しっかり引っかかってかなり速い。

弾道は高すぎず、低すぎずですが、どちらかと言うと直線に近いです。

ちゃんと打っている時は良いのですが、かなり弾く力が強いので、しっかりかけきれない時は厳しい。回転をかけられず、ミートの力が強いままボールを受けてしまうとホームランになってしまいました。

まさに打球の暴発!

ワルドナーウルトラセンゾーカーボンより、かなり弾み、そして少々硬くなったラケットですね。

 

レベルとしては中〜上級向けで、しっかり回転をかけてコントロールできる人です。オフチャロフのような鋭いボールが出せそうな気がしますが、ミスも覚悟しなくてはいけないです。

下がった時ほどストレスを感じないラケット。

打ち合いが好きな人にはオススメです!

このラケットの潜在能力もすごいですが、扱いきれるオフチャロフもすごい。

ホームランバッターの豪傑ラケット。使えるものなら使ってみろ!と言ったところでしょう。

ミズノのGFシリーズ

本日、お弁当をレンジで温めていたらアルミホイルに引火させて真っ黒にした者です。

黒こげ危機一髪! 中身は無事でした

アルミホイルが入っててもずっと大丈夫だったので

「電子レンジも進化したのだなぁ」と感心していたのですが

温めすぎるとやっぱりダメだった

プラスチックのフタにも穴が・・・

さようならお弁当箱

 

さて、卓球専門店の年始セールで何を買ったかというと・・・

今年は日にちの都合が合わずに行けませんでした。全日本のブースか、18日から始まるショップのセールで買いたいと思います。

その代わり

イヤホン買いました

水谷隼スーパーZLCと同じ価格と少々高い。イヤホンが3万の時代なんだから、スーパーZLCもそれくらいでいいのかなと謎の納得をしてしまいました。

 

さて、本日は

ミズノのGFシリーズのレビューを書きます。

まずこのGFシリーズは48、45、40の3種類があり、数字がそれぞれのスポンジ硬度になっています。(48は47.5度)

 

ひとことで表現するならば

「背伸びができるラバー」

他社のラバーを使ったことがある人ならば、自分の適性硬度がなんとなくわかると思います。その一つ上を使っても同等に扱えるのがGFTです。

 

①3枚とも、硬度に関係なく安定感が高くコントロール性能が良い

どのラバーで打っても硬度を忘れるほどコントロールが良い。軟らかいラバーがコントロールが良いのは当たり前だが、45や48も思った以上にコントロールが良かった。

②スポンジ硬度よりシートの硬さを感じやすい

40を使うとわかるが、シートの硬さをかなり感じる。45や48になるにつれてスポンジ硬度との一体感が上がりシートの硬さが緩和される。最も良いバランスだったのが48。しかし40でもシートで引っかけやすいので、柔らかいラバーの中ではかなりスピン性能が高かった

③GFの名の通りの打球感

GFとはグッドフィーリングの略。なんとも表現しにくいが、ドライブを打つ時の「ネットリ感」、弾き飛ばすときの「バチッと感」があり、使いやすい中国製ラバーを使っているような打球感。グルーをガンガンに塗ったキンキン打球感ではないが、初めてテナジー05を使った時の印象に似ている

④恐ろしいグリップ力

シートのグリップ力がすごい。緩いドライブでも強いドライブでも落ちることがなく、グッとつかむ。ミスのほとんどがオーバーミスだった。サービスを出しても「え?こんなにかかるの?」というのが印象。裏面で40を使った時に、下回転に対して、シートでキュっと持ち上げるだけで、ものすごく安定したボールが出せた。中陣でのドライブ戦でもぐーっと伸びる&沈むボールが出る。相手も「いつもよりボールが来る」とコメント。

⑤ミートの安定感

バックショートでのネットミスがほとんどない。ショートでもかなりボールをつかむためか、自然に弧線を描く。直線的に決めたいスマッシュは少々難しいがフォアドライブの威力とショートの安定感がほしいペンドラにとっては有り難い。

 

全体的には安定感の高さが特筆もので、その中でも回転量がすごい。スピードはそこそこだが、それでも十分だろう。

使うことを検討している人はあえて背伸びをした硬度をオススメします

今まで40度や42.5度を使っていた人はGFT45。

45度を使っていた人はGFT48を使ってほしい。硬度は上がっているけど、扱いやすさはほとんど差異がなく、今より強いインパクトに応えられて、威力もアップ。

個人的には42.5度くらいまでのラバーを使っていた人でもGFT48で良いと思うくらい。3枚の中ではダントツでGFT48が良かったです。シートとスポンジの一体感が一番良いのが48でした。

 

いや、これは新年からすごく良いラバーに出合いました。

かなり気に入りました!しばらく使います!

でも・・・あまり硬すぎる特殊素材には合わないかな。球持ちがあるラケットのほうがラバーの良さが引き出されると思います