月別アーカイブ: 12月 2019

はるーんカップ その2

ということで、お父さんの新井新次さんこと、総監督に話を聞けば、何か卓球秘話を伺えるのではないかと思い、今に至るまでのお話しを伺うことに。

総監督「いやいや、卓球が好きでやっていただけで、こども達を本格的に鍛えてくれたのは、僕の知り合いのコーチ達なんですよ」

総監督「昔はガソリンスタンドを営んでいまして、家に卓球ルームがあるわけでもなく、近所の公民館においてあった卓球台で皆で練習していたんです。それから、こども達は卓球スクールに通うようになり、ちゃんとしたコーチ達に本格的に卓球を教わりはじめたんです。僕はもっぱら近所のこども達に卓球を教えていたといった感じです」

新井ファミリーは、卓球ファミリーでよくある親御さんが徹底的に卓球を指導するというのとは違うようです。

しかしながら、話を聞いているとお父さんのもっている卓球業界でのネットワークがかなりすごかった・・・汗。国内は当然ながら、中国は北京チームの監督などとのネットワークももっており、新井ファミリーの祐コーチを含むこども達も幼少期は夏休みに北京へ卓球合宿に出向いていたそうです。一般的なガソリンスタンド経営者なら、北京にこども達と一緒に卓球合宿になんて行かないです・・・汗。

総監督「祐コーチも熱心に卓球をやっていたんですけど、一時ぐれた時がありまして・・・、卓球からは離れ、クラブなどに出入りしてイベントしたり、いろいろな遊びに手を出していたようなんですよ・・・」

なるほどなるほど、それ故、他の卓球コーチと異なり、ダンスやミュージックをうまく取り入れた企画溢れる卓球動画が作れるわけなんですね。実は僕の台湾の卓球仲間が「この卓球動画面白いよ~」と見せてくれたのが、まさに祐コーチがyoutubeに公開している卓球動画だったりしました。

総監督「基本的にうちのスクールの方針は、卓球が強くなくても挨拶と礼儀だけはしっかりできるというのがベースにあります。逆を言うと、どんなに卓球が強くても挨拶や礼儀を知らないようじゃダメですね」

あれれ、この言葉、数カ月前に神奈川県卓球協会会長の鈴木一さんにも言われたばかりです。

総監督「中国北京の強化チームのこども達は、卓球もそうですが礼儀、挨拶、そして英語もしっかり教えます。大きくなって卓球だけでやっていけるのはほんの一握りの選手だけです。ですから当時はもし中国国内で中国代表になれなくても、英語ができると海外チームの代表選手になれる可能性が出てきたり、一般の仕事においてもメリットがあったりします。日本でも同じです。卓球だけで生きていくのは本当に大変です」

昨年からはTリーグもスタートし、そういった意味では卓球選手の環境は少しずつよくなっているのかもしれませんが、やはりそれでも長い目でみると卓球というスポーツだけに携わって生きていくのは大変です。

総監督「今は100名以上の方が通っていますが、やはりこのスクールを開いてからしばらくは運営は本当に苦しかったです。僕自身の中でも、市の体育館や公民館など卓球できる場所はあちらこちらにあり、皆そういう場所で練習するというイメージがあるので、わざわざお金を払って卓球を習いにくる人がいるのかな?という疑問をいつももっていました。」

確かに、今の卓球人気などの流れで、ここ5年くらいで一気に卓球スクールや卓球バーなどは増えましたが、ちょっと前までは民間で卓球を教えているスクールはかなり限られていたかもしれません。

総監督と話をしていると時間がいくらあっても足りません(以前にも卓伸スポーツで橋本会長の話を聞いていた時も、話がとても面白く、生徒達の練習の様子がさんの次になってしまいました・・・大汗)

ということで、ちょっと本日のメインであるはるるーんカップに顔を出したいと思います。

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はるーんカップ その1

先日人生初の参加となったシニアの卓球大会。

実はその会場にて、ひとりのご婦人から卓球スクールで開催される卓球交流会のちらしなるものをいただきました。

女性「もしお時間ありましたら、ぜひお越し下さい。」

会場は「エーアールアイ卓球スタジオ」、うーんどこかで聞いたことのあるような・・・・。

女性「この祐コーチは有名なYOUTUBERなんですよ~」

ヒラヤマ「有名なYOUTUBERなんですか~!!!」

有名な卓球選手や指導者ではなく、有名なYOUTUBERとして紹介された祐コーチと名乗る人物。実は王国でもお馴染みであり、パラ卓球の監督を務めている新井卓将さんの弟さんである新井祐将コーチ。(まあ、説明する必要もないかもしれませんが・・・・汗)

とにかくお兄さんの真面目っぽい印象とは異なり、祐コーチの印象は紳士のスポーツと呼ばれる卓球の中では、かなり破天荒な印象が・・・・。(人のこと言えるのか〜!というツッコミがきそうですが・・・汗)

僕の中での祐コーチのイメージというと・・・

こんな感じです・汗。

そして今回開催される交流会の名前も「はるーんカップ卓球交流会」とメチャクチャゆるいです・・・・。そしてこういうネーミングにそそられてしまう自分が悲しいです・笑。

そして今回相模原にあるエーアールアイ卓球スタジオにて開催された「はるーんカップ卓球交流会」に参加してまいりました~。

エーアールアイ卓球スタジオに入ると、ところ狭しと、トッププレイヤー達の直筆のサインなどが飾られています。

今回のこの「はるーんカップ」は、馬鹿殿こと志村けんの「あい~ん」からきているのではないかと思っていたところ、半年前に新しくコーチとして入られた上田春佳さんこと、はるかコーチの口癖であると同時に、はるかコーチ主催の交流会とのことでつけられたネーミングでした。

参加者はジュニアの生徒達からご年配の方、スクールに通われている方から僕のようにはじめて来た人までといろいろな方が参加しておりました~。

1試合でも多く、そして沢山の人と試合を楽しめるように、1試合2ゲーム先取の試合展開。

ガチ大人同士の戦いもあれば、高校生やジュニアの方々との試合もあったりと、あちらこちらにて熱戦が繰り広げられてました。

普段の卓球生活の中では、なかなかジュニア選手達とラケットを交えることはありません。僕自身も最後にラケットを交えたのは、台湾の強化選手達だったでしょうか・・・(かなりボコボコにやられたイメージだけが残っています・・・苦笑)

スクールに通ってないない人が気楽に参加できる交流卓球会を開催しているスクールはそんなに多くはないような気がします。

祐将コーチ「この卓球スクールは父と一緒に8年前にスタートしました。」

知っている方も多いと思いますが、新井ファミリーは家族の皆さんが卓球に携わっている卓球ファミリーなんですよね~。長女、長男、次女、そして祐将さんの4人がそろって卓球教室を営んでいます。

そしてそのルーツはやはりご両親。祐将さんのご両親はお互い卓球をやっていて、知り合い、そして結婚に至ったとのこと。

卓球がご縁なんですね~。

これは、お父さんにもお話しを聞かなければなりませんね・・・・。

>>その2へ

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