何ヶ月か前に、ドーサンに新たな日本食レストランKOBEがオープンした。KOBEといっても、神戸牛があるわけではなく、よくある寿司をメインとしたレストランだ。アメリカ生まれの日本人が店長らしく、「日本の味を大切にします」などとしきりに挨拶をしてくる。この店長、ちょっと話すと普通の日本語なのだが、宮根さんは帰り際に深々とおじぎをされて「じゃあね」と言われたらしい。
写真はこの店のカクテルのメニューだ。ブラッディ・マリーとかシンガポール・スリングなどという普通のカクテルもあるのだが、中には「ブルー・ニンジャ」「トーキョー・ティ」「カミカゼ」などといった、いかにも怪しいカクテルがある。この店のオリジナルなのか、意外とアメリカでは定着しているのかは不明だ。
学生時代に山形のスキー場近くに珍しい名前のカクテルばかり出す店があった。ためしにみんなで注文してみると、どれもこれも駄洒落のようなものであった。たとえば「オリンピック」というカクテルには、スライスしたレモンが5枚、オリンピックのマークの形にグラスに貼られていたし、「ラスト・キッス」というカクテルは、サクランボがグラスの底に沈んでいて、酒を飲み終わる間際に口元に転がってくるという寸法だ。
右の写真は今回KOBEで私が注文したカクテルだが、何だかおわかりだろうか。