スタンの家には昼ごろに着いて、近くの中華バッフェで昼食をご馳走になった。
このあたりは競技として卓球をする人はスタン以外にはいない。練習をするのにも車で1時間半は走らないと相手がいないのだ。この店の店員の中国人にも「卓球はしますか?」と聞いたくらいだそうだ。「中国人になら誰にでもそれを聞くんですか」と聞くと「ハイ。ドイツ人にも聞きます」と言った。
卓球相手がいないことはとても寂しいらしく、そのうち、卓球人口が多いところに引っ越したいそうだ。日本人ではとても思いつかないことだが、そもそも日本では「卓球できないところ」がない。私ももし卓球人口がゼロの町に行ったら確かに引っ越したくなるかもしれない。
背中にButteflyの文字をつけながらレストランで腕相撲をするスタンの卓球狂ぶりがおかしい。