カメラ位置

ゲストブックに北京オリンピックの日本男子の香港戦を見た感想をいただいた。カメラ位置はまだ高いが十分に迫力があったとのこと。

カメラ位置については、何度かテレビ局にアドバイスしたのだが、聞き入れてくれなかった。私が考える理想的なカメラ位置は、できるだけコートに近く(台の両サイドが放射状に見えるくらい)、ネットの上部と向こう側コートのエンドラインが重なって見えるくらい低い位置だ。アメリカのリフレックス・スポーツの映像を見ればわかる。
http://jp.youtube.com/watch?v=cWGVoT4L9DA
これはリフレックス・スポーツのDVD『More From Wonderful World of Table Tennis』の一部分だが、リフレックス・スポーツのGary Ruderman自身が撮影したものと、テレビ局から買ったものが混在して編集されている。Rudermanが撮影したものは、カメラ位置がコートに近くて低いのでひと目でわかる。そして、それらの映像の迫力が段違いなのは明らかだ。それに対してテレビ局の映像のひどいこと。高くて遠くから撮影しているので、ぜんぜん迫力がなく、選手も小さく、ボールの上下の軌道もわからない。その上、フロアからアップで撮影しているカメラはボールをいちいち追うので、スローが見づらいことこの上ない。卓球ではカメラは決してボールを追ってはいけないことも分かっていないのだ。よいスロー再生を見せたかったら、ボールを追わず、ボールが来そうなところにフレームを固定して待つしかないのだ。

日本男子の試合をリフレックス・スポーツのように撮影して放送してくれたらどれだけ凄いことになるんだろう。

それにしても、日本男子、香港に勝つとは凄い。しかも3-0。凄すぎる。