女子、今日、銅メダルをかけた死闘!

日本時間の午後3時半から女子が銅メダルをかけて韓国と激突する。本当に最後の戦いだ(個人戦も残っているが、そんなもの忘れて欲しい)。NHKも生放送の予定だ。

日本は韓国には今大会の予選リーグですでに0-3で完敗している。どうしたらいいかそのスコアを見て考えてみよう。スコアの見方は、負けた方の得点だけを表示する卓球界通例の書き方だ。勝った方の得点は書かなくてもわかるからだ。WRは世界ランク。

韓国 3-0 日本
○唐イェ序(WR26) 8、6、5 福原(WR12)
○金キョン娥(WR11) 6、15、-4、8 平野(WR19)
○朴美英(21)/金キョン娥 6、-6、-6、6、9 福岡(WR27)/平野

世界ランクは同程度だが、実力は明らかに韓国が上だ。世界ランクは国際試合に参加加減によって変わるものだからだ。実際、唐の実力は明らかに金以上で、WRは1桁相当の実力の絶対的エースだ。これがかなりキツイ。金と朴は二人ともカット型なので、ダブルスは間違いなくこの二人で、唐の2本使いと決まっている。つまり、

唐、唐、カット強、カット弱、カットダブルス

この5点のどこから3点とるかだ。カット弱、カットダブルスは絶対に取らなくてはならない。まずカットダブルスに福原/平野を当てて取る。さらに福原をカット弱(朴)に当ててとり、平野を唐に当てて取る(取るといっても、実力の150%出さないと取れない。それしか勝つ方法がないということだ)。サーブが武器である福岡はカットにはまず勝てないだろうから、カット強(金)と唐に当てて、万が一唐に勝つことも考える。勝つにはこの組み合わせしかないだろう。
ではこれを狙ったときの最悪のケースは何か。平野と福原が両方とも唐に当たり、カットに弱い福岡がカット二人に当たることだ。福岡が2点落としたら平野と福原の二人とも唐に勝たなくてはならない。これは無理だろう。

日本が勝つための絶対条件は、福岡を唐に当てること。福岡がカット二人に当たったら勝ちはない。

さらに福岡をカット弱(朴)ではなくてカット強(金)にあてること。

さらに唐には平野、カット弱(朴)に福原を当てること。

これらの優先順でオーダーが的中したときに、勝つ確率が高くなる。そうなるために具体的にどういうオーダーにしたらいいのかは、ルールを知らないので分からない。私が述べたのは、当たる組み合わせについてだけだ。

予選リーグの組み合わせを見ると、唐に福原、カット強(金)に平野が当たっているのでまず勝つのは無理だった。