気持ちとしてはぜひともパーソンに勝ってもらいたい。しかし、卓球というスポーツが、40歳をすぎて一度引退した選手でも勝てるようなスポーツだというのもまた受け入れがたい(神の子ワルドナーなら別だ)。やはり王皓の精緻な現代卓球の前にはパーソンの古い卓球は屈するべきだろう。
つまりどちらが勝っても嬉しいし、不満が残るということだ。贅沢な悩みだ。とにかく世紀の準決勝なのだから、ワンサイドゲームだけは避けて欲しい。競りに競ってほしい。それさえあればどちらが勝ってもこの上なく楽しい夜だ(こっちの夜9時から試合開始なのだ)。