年別アーカイブ: 2008

ダブルスが取られたら

ダブルスが取られたら4番、5番の両方勝たなくてはならない。

まず4番だが、福岡(WR27)対ラウ・スイフェイ(WR35)は世界ランクからいって勝つ可能性はあるだろう。いや、勝つはずだ。5番は鬼の帖雅娜(WR10)対こちらも鬼の平野様(WR19)だ。同じ鬼どうしだが、平野はこういうときは絶対に負けないので勝つ。よって日本は勝つとみた。

こんな長文を書いている間にダブルス3ゲームめを取って1-2。ごめんなさい。

3番ダブルス始まる

3番のダブルスは

平野様+福原 対 ラウ・スイフェイ+林菱

平野と福原は今大会初めての組み合わせだろう。
ゲームカウントはすでに0-1で香港リードだ。

女子敗者復活2回戦

仕事から帰ったら女子の敗者復活2回戦が始まっていた。相手は香港。
強敵だ。勝つ可能性は3割ぐらいだろうか。なにしろ帖雅娜(WR10)がめっぽう強い。

1番、福岡と帖雅娜がやったが0-3で負けたらしい。サービスが効かなかったんだろう。効いてたら勝ったはずだ。

2番は福原が林菱に対して0-2から逆転勝ち。すげえ。

これで日本1-1香港。

やっとわかったかNHK!

日本男子準決勝のドイツ戦のNHKでの放送が決まった。
BSで15:45から生放送、その後地上波で19:40から録画放送。1番弟子の戸田から「放送時間に間に合うように日本に帰って来い」とメールがきた。

ついにこの日がきた。この日をどれだけ待ったことか。卓球選手がどんなにスリリングで面白くて恐ろしいプレーをしていて、愛ちゃんがどんなにバラエティー番組に登場しても、卓球の真の姿は今まで一般人の目に触れる機会はなかったのだ。それが土曜の午後に生放送。クーッ(涙)。ゴールデンタイムに対ドイツ(涙)。

嬉しい嬉しい嬉しい。生放送の方は、こっちでは深夜1:45からだが、こんなときにどうして寝ていられようか。ITTFのライブスコアリングを見ながらあることないこと書き散らしてやる。今夜は祭りだ!

なお、真面目な速報はこちらをご覧ください。

http://www.world-tt.com/cgi-bin/rep0808/rep0808.cgi

リフレックス・スポーツ

オリンピックのためだと思うが、お盆にもかかわらずアクセスが急増している。これは私に何か書けということなのだろう。

しかし試合も見ないで何か書けるのだろうか。夜中にITTFのライブスコアリングを見ながら書いてみるか。ライブスコアリングを見ながらの実況なんて前代未聞代のバカバカしい行為だ。

リフレックス・スポーツのDVDを紹介しておく。いわゆるファインプレー集で、それぞれ内容が重複しているが、『Beyond Imagination』と『Wacky World』がお勧め。http://www.reflexsports.com/WebPages/TTVMainHighlightsPage.html
目を疑うプレーがそれぞれ120分間、60分間味わえる。

神のプレー

最後のオリンピック、2004年アテネでの神のプレー。
優勝候補を二人倒してベスト4に食い込んだ。

http://jp.youtube.com/watch?v=0f1_P8OzbQk&feature=related

相手は優勝した韓国の柳承敏。どの卓球選手も、この映像のワルドナーのようなプレーは想定していない。ゆえに反応できない。ワルドナーとてこんな練習をしていたはずもない。試合中に思いついてすぐできるのだ。だから天才だと言われる。

男子準決勝 日本-ドイツ

なんと。男子の準決勝、対ドイツ戦が日本時間15:30からだと?ってことはこっちの1:30からではないか!
ね・・寝られねえ!まったく、アメリカ人のことも少しは考えて欲しい(アメリカ人じゃねえけどな)。でも映像を見られるわけでもないし、明日仕事もあるので、やっぱり寝る。悔しい。

日本でテレビ放送をしたら私の分まで見て欲しい。しかし手ごわい。エースのボルは中国選手を全員倒して優勝する可能性さえある超怒級の本物。オフチャロフはそれよりわずかに劣るが間違いなくヨーロッパの次代のエース。ズースに至っては名前も変だし何をしでかすかわからない奴だ。

これらに19歳のエース水谷、帰化選手の韓陽、岸川がいったいどんなプレーを見せるのか。

万が一勝ったら銀メダルの嬉しさよりも、決勝の中国戦がどうなるか恐ろしくて震えがくるだろう。なんたってあんた、中国は、優勝するチームを3つも作れそうなほど強いんだから。

それにしても日本のマスコミは、これからとんでもない試合が始まることに気づいているのだろうか。まあ、ここ何年かで日本男子がもっと強くなって、一般人がその面白さに気づくことは時間の問題なのだから、それまでは卓球ファンだけでじっくりと楽しもう。そしてそのときが来たら「何を今さら」と余裕をかまそう。

卓球の神様に選ばれし男

下で紹介したリフレックス・スポーツの映像だが、なんだか異常なプレーに見えた人も多いだろうと思う。

それもそのはず、映っているのはスウェーデンの天才、卓球の神様に選ばれし男、ヤン・オベ・ワルドナーの特集だからだ。世界選手権に初めて登場した1983年以来、実に20年以上も世界のトップにい続けて5世代の中国選手と戦い、現代卓球を変えてしまった男。100年に一人の天才。つまりこれは普通の卓球選手の映像ではないのだ。

この男の卓球は他の誰とも違う。似た選手がいない。あれほど速いボールを打ち合っているというのに、まるで歩いているかにみえる予測能力と完全にリラックスしたフォーム。何もかもが違う。

もしワルドナーがビデオもフィルムもない時代に活躍した選手だったら、そのプレーを見た人がいくら説明しても「そんなプレーありえないだろ」と信じてもらえなかっただろう。我々は彼のプレーを映像でみることができるだけでなく、生で見ることさえできたのだ。こんな選手と同じ時代に生きられたことを本当に幸せに思う。