またひとり、日本に帰ることになったので、送別会を行った。ドーサンは連日40℃を越える暑さなので、プールは夜でも生ぬるい。
例によって例の如く、一次会が終わると男性たちのプールへの落とし合いが始まった。全員、そのつもりで着替えを用意してきているので、どうってこともないのだが、一応、盛り上がった。
一人、とても体毛の濃い人がいて、あまりに見事なので撮影させてもらった。じっと見ていると、彼の腹が狼男かなんかの顔に見えてくるから不思議だ。今でこそ慣れたというが、高校くらいのときにはこれが恥ずかしくて、懸命に抜いたりしていたそうだ。毛は胸からお尻までつながっているらしいが、不思議なことに背中はツルツルだった。
元の同僚にも、首と胸の間だけものすごく毛の濃い人がいた。シャツの胸元から、長いトウモロコシの毛のような豊富な毛がふさふさと出ていたのだ。それより下はいったいどんなことになっているのだろうと想像すると、なんと濃いのはそこだけで、服で隠れている部分はツルツルなのだ。とんだ見掛け倒しである。
日本人だと、全身の毛の合計の上限は限られていて、全身の毛が濃いということはあまりないのだろうか。