街角で卓球談義

しばらく前に日本に行ったとき、卓球仲間で酒を飲んだ。2番弟子の田村、3番弟子の小室、そして用具マニアの杉浦くんの楽しい面々だ。

店内で、対ドライブのブロックのやり方について議論が白熱し、店を出てまで議論が続いた。

議論の内容は、現代卓球の強烈なドライブをブロックするためには、弱いドライブをブロックするときと比較して、ラケットの角度をかぶせるだけではなくて、上から下に振らなくてはならないということだ。こうすることで空振りのリスクを減らすのが、現代の上手な人たちの常識になっているという話。ラケットを上から下に振っても、極端な下方でないかぎりカット性ブロックにはならないので、安定性も落ちることはない。

これを田村は最近気がついたらしく、「こんなに長い間卓球をやっているのに、まだ新しい発見がある。卓球は面白い」と言っていた。私はかなり前から気づいていたが、言葉にはしていなかった。卓球は面白い。