嗜好の矛盾

ときどき、自分の好きなものに矛盾があることに居心地の悪さを感じる。

その最たるものがロックだ。私はビートルズを初めとするロック、中でもパンクロックが大好きなのだが、ロックのファッションとかいわゆる不良の人たちは全否定である。だから、日本のロックミュージシャンが粗暴な話し方をするのを聞くと、なんとも複雑な思いにとらわれる。そういうものはもともとロックが持っている要素だとはわかっているのだが、受け入れられないのだ。その自分の矛盾がとても嫌なのである。

他にもある。自動車の模型は好きなのに、本物の自動車には興味がない。野球マンガは好きだが、野球には興味がない。歴史には興味があるのに現実の政治には興味がない。ワルドナーを神とあがめているのに自分はシェーク両面表ソフトだ(これはいいか)。緑茶は問題ないのに抹茶の入った菓子は嫌いだ(これもいいか)。

こんなことを気にかけているのは私だけだろうか。