以前紹介したガンダムマニアのジュン君だが、彼は同時にナイキのシューズマニアでもある。
なんでもエアマックスだかなんだかというものを20足以上も持っているそうで、履かないどころか、買ってから一度も足を入れていないシューズが大半だという。それならどんなサイズでもよさそうなものだが、一応、「いつ履くことになってもいいように」と、自分の足のサイズのものだけを買っているという。「子供が将来履くかもしれないじゃないですか」とも言っていたが、たぶん履かないだろう。
彼はそのシューズで別に運動をするわけではない。ただの日常生活を送るのに愛用しているのだ。「階段を下りるときなんか全然違うんです」というので借りて試してみたが、違いは分からなかった。
会社には毎日色違いで、真っ青なのやら真っ赤なのを履いてくるのだが、青いのを見ると、どうしても便所掃除のプラスチックの靴を思い出してしまう。「そんなことを言うのは条太さんだけです」と言われたが、他の人は遠慮しているのに違いない。
さらに靴の形が西洋人に合っているため、足の幅に対して縦が長いのだと言う。だから幅が合うサイズを選ぶとつま先がガッポリ余るらしい。それで、見た目に異常にデカ足になっているのだ。そんな状態で本当に「いくら歩いても疲れない」のだろうか。
まあ、世の中のいろいろな趣味の中では金がかからないだけマシと言えるだろう。