ジュラシック・パーク

こうして45分間のスタジオツアーは終わった。昼食にチリドッグを食べて、こんどはパンフレットにも大々的に宣伝が書いてあった『ジュラシック・パーク』だ。かなりの人だかりで、内容的にも子供に一番人気があるように思われた。

ここでも優待券が威力を発揮して、ほとんど並ばずに乗った。これはボートとジェットコースターを合わせたようなもので、最初に高いところに運ぶところだけ動力を使い、あとは水の流れに沿ってコースを回り、最後に25mの急角度の坂(滝と表現していたが、それでは死んでしまう)を滑り落ちて水しぶきでびしょ濡れになるというアトラクションだった。

私はジェットコースターのようなものは実はさっぱり面白くない。怖いことは怖いが、怖いのが嫌だというのではない。ただ面白くないのだ。じゃあ何を期待して乗ったのかと言うと、本当の原始時代に迷い込んだような不思議な気持ちになることを期待したのと、あとは「せっかく来たんだから」というのと「これだけ人気があるのなら面白いに違いない」という考えだった。

結果は・・・ごらんの通りだ。確かにボートの周りには恐竜がいて、なぜだか口から水鉄砲の水が出て客にかけたりしたが、あまり面白くない。最後は急角度の坂を落ちてずぶ濡れだ。足立さんと二人で無言でボートを降りたのだった。写真の表情がすべてを物語っている。