地震があって以来、テレビのCMの種類が限定され、公共広告機構の同じCMが異常な頻度で流されている。
初めはどうということはなかったのだが、こうも高頻度に流されると流石に苦痛になってくる。仁科明子親子の乳癌健診のCMは、あまりにも多くの批判が視聴者から寄せられ、そのためか数日前からすっぱりとやらなくなった。
我が家でもっとも評判が悪いのが「楽しい仲間がぽぽぽぽーん」という挨拶奨励のヤツだ。これが始まるたびに「ひーっ」「気ィ狂うーっ」「許してくれーっ」と言っているが、容赦なく2連発も3連発もかまされる。
妻は「魔法のことばで」という音程が上昇するフレーズと、「楽しい仲間が」というところのスキップの最後にちょっと飛び上がるところを見るのが一番つらいという。
要するに、もう何もかもが気に入らなくなっているのだ。同じことをこれほど繰り返されれば嫌になるのも当然だ。いっそのこと、無理にCMを流さずにカラーバーなどの無機的な画面にしたらよいのではないだろうか。それはそれで「ピンクと黄色の境目が気に入らない」などと言いかねないが。