月別アーカイブ: 10月 2011

卓球再開

震災で半年余り使えなかった町内の体育館が、やっと使えるようになり、先週の土曜から卓球を再開した。まじめに卓球をしたのは震災以来初めてだが、まったくブランクを感じなかった。これはつまり、震災前の「週に1回の練習」が、ほとんどやっていないのに等しい練習量だということを意味している。

先日のシチズンの皆さんとの会食をネタにして卓球王国の原稿を書いたが、編集の渡辺君に丁重にボツをくらった。その指摘はいつもながら的確で、言われてみるとまったくその通りだった。直したおかげでぐっと良くなり自分でも大満足である。

勘違い

会社の後輩の結婚式に行こうとして、礼服を着てネクタイを締めてご祝儀袋にお金を入れて出かけようとしたら、式は明日であることに気がついた。

行く前に気がついたし、早めに誤解したのだから大事には至らなかった。

田村のように、私の結婚式を1日遅く間違えて、式の当日に友人に電話をかけて親御さんに「もう行きましたけど」と言われたのではないからいいだろう。

甲状腺

「福島の子供が甲状腺に変化が見られた」とYahoo!のニュースに載っていた。

130人を調査したら10人に変化があったそうだ。変化があったというのがミソだ。
異常があったら異常があったと書くはずなので、おそらくこれはどうでもいい変化なのに違いない。そして、そもそも普通の子供たちは甲状腺の検査そのものをしていないのだしその紹介もないのだから、読者はこの結果が何を意味するのか皆目検討がつかないのだ。

それなのになぜこんなドキッとする見出しにするかといえば、人を驚かして注目させたいからだ。何日か前にも、「プルトニウムが通常の6倍検出された」と報道され、よく読むと健康には問題がない量だと書いてあった。こういうのは、世間に危険を知らせているようでいて、実はいたずらに不安を煽っているだけなのだ。

相対性理論の危機

それにしても面白い。
ニュートリノが光速を越えたという観測結果が出たらしいのだ。

これによって「この世の最高速度は光速である」というアインシュタインの相対性理論を覆すことになるかもしれないというのだ。こんな面白いことをボーアやファインマンが知ったらどんなに喜ぶことか。

もしこの測定が間違いないなら、我々はまた科学のひとつの大革命の現場に立ち会っていることになる。

何年か前のNHKの放送で、ある物理学者が「最後に否定されるのはひょっとすると相対性理論かもしれません」と言っていたのが思い出される。もっとも、実際に物理学をやっている人たちには大変な問題だろう。なにしろこれまでの理論の大前提が崩れるのだから。

そしてこういう大発見やら革命はこの後も人類が続く限り続くのだろう。
つくづく後に生まれたほうが得だと思う。

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