年別アーカイブ: 2011

『ふるさと』復活

先日、最後の飲み会をした『ふるさと』が近所に移転をして復活した。

復活といっても、まだ店は改装中で非公式なのだが、メンバーに特別なお得意さんがいたため、特別に飲ませていただいたのだった。

ちょうど、Light Up Nipponという花火大会が近くであり、店の前からしばし花火を眺めた。http://lightupnippon.jp/

危険な地域

震災で壊滅した近所のコンビニが復活して営業を再開した。それを見ながら「いつまた津波が来るかもしれないこんな危ないところでよくやるもんだ」と妻と話した。

そう話した直後、自分たちは働くどころか、その近くに住んでいることを思い出し「自分のことは見えないもんだな」と笑ったのだった。

卓球グッズ

近所のホームセンターで微笑ましい卓球グッズを見つけた。

シェークが2本にクリアケースとボールが3個ついて598円とは安い。
それにしても「スリースターのラバー」とは一体なんだろうか。これより下があるとは思えないが。

さらにネットまでついているミニピンポンセットも置いてあり、「家族で勝負」なんて書いてる。こういうのを買って家族で勝負できた人はいるのだろうか。卓球経験者なら想像がつくと思うが、ミニ卓球はラケットもコートも小さくテンポも早くてとても難しく、娯楽どころではないはずなのだ。

「そこまで」ってどこまでよ?

先日、杉浦くんと食事をしたとき、学生の言葉遣いが話題になった(杉浦くんは教師なのだ)。あるとき学生が「そこまで電圧は高くなかったんですけど」と言ったという。そこで杉浦くんは「そこまでって、どこまで?」と聞くと、学生はきょとんとしていたという。無理もない。

しかし杉浦くんの言いたいこともよくわかる。私も「そこまで」と言われると、「そこ」がすでにその話の前に基準が示されたかのように聞こえるのだ。実は私が初めてこの用法に接したのは、卓球王国の編集部員である渡辺くんと話したときだ。「○○はそこまで強くないですけどね」と言われ、まさしく「そこまでって、どこまでよ?」と思ったのだ。しかし話の流れから、これは従来の「そんなに」「それほど」と同じことを意味する新しい用法なのだと分かったのだった。

「そんなに」「それほど」は事物を指示する度合いが弱いが「そこまで」は指示する度合いがより強いので、基準を示していない場合に使うのはおかしい、というのは旧世代が新世代を否定するためにひねくり出した屁理屈にすぎないのだ(誰もそんなこと言ってないけど)。

「そこまで」は、「そんなに」「それほど」とまったく対等だ。違和感があっても我らに正義はない。認めるしかないのだ。

論理性すらない「きもい(気持ち悪い)」「なにげに(何気なく)」「天然(天然ボケ)」などよりよほどマシな新語ではないか。

消えた

昨日のウミガメは消えていた。

掃除されたか、欲しい人が持ち帰ったか、イタズラの人が他の場所に移したかだろう。

夕焼け

夕焼けがきれいだったので写真を撮った。

津波で亡くなった人たちはこの夕焼けを見ることができないんだなと思った。しかし津波も夕焼けも自然現象であり、それを恐れたり美しがったりするのは我々の勝手であり、自然の方では何の意図も意味もない。

ただただ無情である。

ウミガメ

会社帰りに自転車を走らせていたら、歩道にウミガメがいた。

いくら海が近くだとはいえ、こんなことは初めてだ。地震か猛暑か大雨かなにかの関係なのだろう。ちょっと怖かったがつっついてみると死んでいた。

もしかすると誰かがいたずらで置いた剥製かもしれない。明日もう一度行ってひっくり返してみようと思う。

岸川が荻村杯優勝!

携帯電話に岸川優勝のニュースが載っていたので、仕事中だったが液晶画面に背景が反射しないよう机の下に入って撮影をした。机の下に入ったのは地震以来だ。

おめでとう岸川。

『ソイッシュ』の行方はいかに

先日、職場で『ソイッシュ』という新しい清涼飲料水が宣伝として配られた。

飲んだ人の感想は全員が「まずい」とのことだ。私も飲んだが確かに美味いとは言いがたい。しかし、これは油断のならない商品だと思っている。その理由は、これが他ならぬ大塚製薬の商品だからだ。

ご存知のように、清涼飲料水業界は商品の入れ替わりが激しい。各メーカーがほとんど毎年のように(いや、年に複数回か)前とどこがちがうのかわからないような新商品を出しては、消えていく。メーカーにしてみれば、好きでそんなことをしているわけがない。そうしないと売れないから新しい商品を出すのだ。同じ商品で何年も売れ続けるならその方が良いに決まっている。たとえばコカコーラやペプシコーラのようなポジションを得られたらどんなに楽だろうか。

さて、そういう観点で大塚製薬の製品をみると『オロナミンC』『ポカリスウェット』『ファイブミニ』『カロリーメイト』『ミロ』と、ロングセラー商品が異常に多いことがわかる。だがポカリスウェットなど、出したときの人々の反応は散々なものだった。まずくて飲めなかったのだ。ところが「吸収力が早い」という効能のためか大衆はいつしかその味も好むようになり、今ではスポーツドリンクは業界の一大分野にまで成長している。コカコーラも最初は風邪薬として売られて同じ道を辿ったが、こういう、大衆の好みを教育してしまうような製品を出してしまうのが大塚製薬という会社なのだ。

この、豆乳にヨーグルト風味をつけて炭酸を入れるという異常な配合の『ソイッシュ』も、そういうつもりで発売したことは疑いがない。瓶の色からしてただごとではない雰囲気をかもし出している。ちなみに「ソイ」とは英語圏で大豆をさす「ソイビーンズ」からきているが、これは日本の醤油(しょうゆ)を英語圏で「ソイソース」ということからきている逆輸入による言葉だ。「ソイ」とは「ショウユ」の訛りなのだ。

果たしてこの商品が受け入れられるのかどうか、楽しみだ。