女子団体で銀メダル以上が確定した。
素晴らしい。これでこれまで散々大事なところで負けてきた悔しさが晴れたことだろう。
高田、梅村、羽佳、藤沼、福岡、藤井ら、後一歩のところで負けて悔し涙に暮れたかつての選手たちのことを思い出す。
女子団体の決勝進出は、五輪ではもちろん初めてだが、世界選手権でみても1983年東京大会で韓国に勝って決勝に進んで以来のことだ。
引退寸前の王越古や、出産後復帰のリ・ジャウェイはともかく、大エースである馮天薇
を福原が叩き潰したのはすごい。
しかーし。しかしである。本当の敵はもちろん中国だ。中国には馮天薇どころではない奴らが3人揃っているのだ。史上初の銀メダル獲得で喜んでいられるのは今のうちだけだ。こういうときは中国に負けてはじめてその悔しさに気づくのだ。
おい!負けてから悔しがるくらいなら今から悔しがれ。
負けるのを待つな。今、負けたと思え!(荻村伊智朗)