高校生の次男が硬式テニスをやっているのだが、昨日、部活で一般のチームと合同練習をしたのだという。
次男はその中の50代のオジさんと試合をすることになった。オジさんは試合前に「君たちの相手にならないかもしれないけどよろしくね」などと弱いふりをしたのだが、試合をしてみるとサーブはメチャクチャに速く、コースはほぼすべてライン上で、しかもバウンド後にぐにゃぐにゃに曲がり、ほとんど一点も取れずに負けたという。
聞いてみればそのオジさんは、高校卒業以来、毎週テニスをしていて宮城県のベテランでランクを持っているほどの猛者だったという。当然のことながら、試合後に熱心なアドバイスをしてくれた。なかなか含蓄に富んだアドバイスがあったが、その中で「サービスはダブルフォルトを恐れずにセカンドサービスも強く打て」というのがあったというが、そのオジさん自身は試合中にダブルフォルトをただの一球もしていなかったそうだ。
いい話だ。卓球界もテニス界も同じような人間模様なのだなあ。