年別アーカイブ: 2012

モリッシーのライブ

先週、なんと仙台でモリッシーのライブを見た。ライブを見たのは95年ぐらいにキングクリムゾンが仙台に来て以来だから17年ぶりのことだ。しかもそれがモリッシーだ。モリッシーとは、80年代に活躍したイギリスのバンド、ザ・スミスのボーカリストだ。過去二回、来日公演を土壇場でキャンセルした実績があり、菜食主義者で肉食を否定しているというなんとも強烈な人だ。

スミスのファンでさえ仙台にそれほどいるとは思えないのに、ましてやモリッシーだ。東北地方から集まったとしても100人ぐらいなのではないかと思ったら、なんとZep仙台がほぼ満員状態で、500人ぐらいはいたように思う。数えたわけではないが。

モリッシーといえば思い出すのは、会社に入って間もないころ、昼休みに売店で注文をして買ったモリッシーのCDを眺めていたら、通りかかった同僚がMorrisseyという表記を見て「おっ、森末か?」と言ったことだ。何で俺が体操選手のCDなど買わにゃならんのだ。第一、出してないだろCD!

モリッシーはやっぱりひねくれたヤツで、「People are the same eveywhere」という曲の前に「どこでも人は同じだって知ってるか?」と客席に聞き、客の一人が「もちろん!」と答えると「ほう。なんで?世界中みてきたのか?ん?・・・すまん、俺は嫌なヤツだな」なんて言っていた。まあ、そういうのもモリッシーらしいので良かったのだが。

驚いたのは、ファンがみんな若く、40代以上に見える人がほとんどいなかったことだ。スミス時代の曲は3曲ほどで、ほとんどがソロになってからの選曲だったのだが、ちゃんと盛り上がっていた。もちろん私は大ファンだから羨望の眼差しで微動だにせずにステージの上のモリッシーを見つめていた。私はどんな曲を聞いても体が動いたりはしない。ただ鳥肌を立てるだけだ。モリッシーを見つめながら思い出していたのは、学生時代に本で読んだ代理錯覚という概念だ。

「代理錯覚-だれか少数の人がなにかやってれば、それをあがめて、自分も(自分は実はなにもやっていないのに)やってると錯覚すること」

もちろん私は当時、ビートルズだのスミスだのに入れあげていてあがめていたので「これは俺じゃないか」と思い、ショックだった。その本は続けた。「復活するべきなのはスターではない。こんど起ちあがり、こんど叫ぶべきなのは、わたくしたち一人々々なのだ」

そんな風に、スター幻想というものについて思いをめぐらせていたおかげで、せっかくモリッシーが近くに来たのに、手を出すのをためらって触れないでしまった。残念だ。

ちなみに、代理錯覚について書いてあったのは、ロック雑誌ロッキング・オンの初期ライターのひとり、岩谷宏による『ビートルズ詩集』のあとがきだ。よりによってビートルズにあこがれる人が読む本にこんなことを書くとは、さすが初期ロッキング・オンのライターだ。

ボイストレーニング

ブログの読者から新幹線の商品カタログの写真が寄せられた。
これは私も見ていたのだが、あまりにベタなので取り上げなかったが、あらためて見るととても可笑しい。説明は不要だ。

51%と150%

・また51%理論だ。なぜ51%なのだろうか。これ以上入っていないと「○○豆使用」と書けないとか。

・5gに対して150g入ってるのかと思ったら150%だった(笑)。2倍より少ないのね。できるだけ大きい数字を書きたかったんだろうな。

また新幹線の商品カタログ

引き続き新幹線の商品カタログより。
写真左から

・商品はともかく、なんという危険作業だろうか。会社でこんな作業をしたらクビだ。拭くなよこんな窓。撮影もさぞ怖かっただろう。見てるだけで怖い。

・膝のところのシワをこんなに律儀に書かなくてもよさそうなものだが。商品の目的をわかっているのだろうか。

・家でこんな滑稽かつ恐ろしい努力をしている女性がどれだけいるのだろうか。

謎のテニス屋

その出張先で見た看板。「テニス」だけ書いてある。なんと珍しい店だろうと思ったが、もともとは下に横書きでshopと書いてあって落ちたのだということが裏側を見て分かった。それで店の正面に行くと、テニス屋は廃業していて、マジックペンで「島津歴史館」と書いてあった。面白そうだが閉まっていた。開くことはあるのだろうか。

ホテルの歯ブラシ

出張で泊まったホテルで、ボーっとしながら歯を磨こうと備え付けの歯ブラシを開けたら物凄く硬くて大きいので、思わず「あ」と声を出してしまったが、櫛だった。「うわ、痛そうだ」と思ったときの感じが忘れられない。そりゃ痛いだろう。しかもロクに磨けないし。

似た服装

年の近い職場の上司がいるのだが、私と持っている服が似ていて、ときどきほとんど同じ服装のときがある。体格も髪型も似ているので、よく間違えて声をかけられる。昨日も見事に似ていたので写真を撮ってみた。まあ、どちらも珍しい服は持っていないので似ることがあるのは当たり前といえば当たり前だが。