本革

新幹線のカタログ紹介は「面白い」という人がいたかと思えば「あれが一番つまらないので止めて欲しい」と言う人もいて、いちいち聞いていられないのでとりあえず書くことにする。

革製品のページで「牛革」とか「羊革」とか「馬革」とかが載っていたのだが、その中に「本革」というのがあったのが目を引いた。他のものは動物の種類を書いてあるのにこれだけが本物の革だというのだから不思議ではないか(ここまで田村に話すと「人間の皮ってことか」と不安気な顔で言ったことを付け加えておく。なんで新幹線の通販がナチスの真似事をせにゃならんのだ。さすが変わり者の名をほしいままにしているだけある)。

それで製品説明をよく見ると、そこには「豚革」と書いていたのであった。どうしても「豚」とは書きたくなかったものと見える。たしかに、豚とえいば「豚箱」とか「豚野郎」とかあまり良い印象はないのだから仕方がない。死んで革になってまで差別されるとは豚の人権はどうなっているのだろうか。ねえかそんなもん。全日本が始まったというのに、よりによって豚野郎の話というのもなんだが。

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