イップス(Yips)という言葉をご存じだろうか。
スポーツで、あるとき突然、特定の動きをしようとするととんでもない動きになってしまって、制御できなくなる病だ。たとえばゴルフのパッドであらぬ角度で打ってしまうとか、卓球だとサービスで回転をかけようとするとラケットの角度が90度も変わってしまってまったく出せなくなるとかだ。
人によっては試合のときだけ発症する人もいるので精神的なものではないかという人もいるが、一方で、試合も練習も関係なく、突然起こる人もいるので、そうとも限らない。
先日、高校の祝賀会に出たときに、久しぶりにお会いした先輩がいたので挨拶をすると、開口一番「40年来のイップスが治った」と喜びを語った(彼は70歳代半ばだ)。
彼によると、最近、卓球をしていて台にあばら骨をぶつけて骨折し、医者からはしばらく卓球禁止と言われたがどうしてもやりたくて言いつけを無視して卓球をしたら、意識があばら骨にいったおかげでイップスが治ったのだという。
以来彼は、イップスを直す方法として「卓球台の角にあばら骨をぶつけて折り、医者の言いつけにそむいて卓球すること」を提唱しているという。
卓球台に打ちつけたのが、あばら骨ではなくて頭だったのではないことを願うばかりだ。
5年前くらいに、サービス、とくにダブルスでイップスが出ました。
二度打ちしたり、ネットに直撃するなど、症状は、深刻です。ダブルスで出るのは、パートナーに気を遣って、緊張するのと、サービスのコースが普段と違うことが原因かと。
その後、いろいろと試行錯誤をしました。結局は、サービスのモーションを変えるのが有効でした。二度打ちしないように、インパクト後にラケットを台の下に隠すようなモーションにして、二度打ちの恐怖から逃れるのが一番でした。
真剣に悩んでいる人も多いと思うので、ご参考まで。
なるほど。私はイップスになったことがないのでわかりませんが、本当に大変そうですよね。自分はなっていない幸運に感謝したいと思います。
貴重なご体験談をありがとうございます。イップスに悩んでいる人は予想以上に多そうですね。アクセスの多さが物語っています。
どこからか検索で来た切実な方にとってはブログ本文がふざけた内容で申し訳ないので、真面目なコメントがあると助かります。
40年もイップスを抱えながら卓球を続けることも驚きです。
一体イップスにより何ができなくなってしまったのでしょうか。
サービスを切ろうとすると出せなかったそうです。
『どう考えてもこれで直るはずはないだろう』という声と『万に一つでもイップスが直るのであれば・・・・』という気持ちが交錯しています。
医者に背いて卓球するのは良いにしても、あばら骨折ですか・・・ いや、でも、もう一度、普通にフォア打ちできるなら・・・
いや、もはや自分は運営や審判にこそ輝きを感じているはず。・・・・、でも、思い通りにボールを打ってみたい・・・
いや、待て。思い通りにボールを打てていた時ですら、あんなに弱かったじゃないか・・・。でも、もしかして、イップスの兆候で弱かっただけじゃ?
とりあえず、明日、台にぶつかるだけぶつかってみます!
ぜひ結果をお聞かせください(笑)。
私もイップス経験者なのはいつぞや述べたかも知れませんが、完全に克服できたと思った途端に再発したりするのを繰り返してきたので、どんなきっかけであれ完全になおったと感じられるその先輩は羨ましいところです。
今のラケットでこそ普通にプレーできていますが、先日友達と戯れで卓球してシェークを持ったときには案の定再発してまともにやれませんでした。
(シェーク特有のヘッドの先端を腕と平行にするために手首を下に向けるあれがダメです。死ぬほどラケット立てれば振れました)
ちなみに私は卓球台を壁に寄せての一人ラリーで克服しました。
悪いボールが返ってきても誰のせいにもできないし、誰にも迷惑かけずに自分の打ち方と身の程を受け入れるのが大事なのかと思った次第です。
所属クラブにダブルスのサービスができないイップスの女子がいます。今度忘年会でこの話をしますが怒られたら責任とってください。
責任はとれませんが面白そうなのでぜひ忘年会で言ってください!
現在、卓球歴4年の高校1年の者です。
毎日の練習で基礎打ちをするのですが、最初はまったくフォア打ちが入りません。打球面が自分の行ってほしい方向に向いてしまい、あらぬ方向に飛んでいってしまいます。最終的にはしっかり打つことができるのですが、そのためには最低でも30分以上練習しないとできません。
クラブのコーチからは「車のエンジンのようなもの」と言われているのですが、試合会場での短時間の練習ではとてもじゃありませんがまともに打てるところまで調子を持って行くことができません。
「最終的にはしっかり打つことができる」というところではイップスの症状とは違うかもしれませんが、やっぱり気になります。
お時間がありましたら、返信お願いいたします。
たしかにそれはイップスとは違うようですね。
しかしイップスは原因がよくわかっていないのでもしかするとイップスの仲間かもしれませんね。
試合前にどこかで練習するしかないのでしょうね。
頑張ってください。
高校の卓球部に入って先輩の前で初めてフォアを打つとき緊張のあまり打てなくなり「中学校のとき真面目にやってなかった?」と言われました。以来、フォアを打つときそのトラウマから腕に力がうまく入らず全く続かなくなりました。リラックスしているときはフォアを打てますが、ラリー中に急に緊張して発症することもあり、バックやドライブにしてごまかしています。イップスという言葉を知らなかったので「フォア病」と30年呼んでいます。
そうですか。それは辛い経験ですね。イップスについてはなんとか逆モーションの記事にしようと書いてみているのですが、どうにもユーモアに昇華することができず記事にできないでいます。必ずユーモアにしなくてはならないわけでもありませんが、何か特別な視点がないと難しいので苦しんでいます。
坂本竜介選手が協和発酵キリン(当時は協和発酵だったのかな?)に入社した時もイップスで苦しんだという旨の話が載った記事を王国で読んだ覚えがあります。
伊藤さんのブログを拝見した後に思うことは、
この先輩が坂本選手にこの荒療治を試みる機会がなかったことが本当によかった
ということだけですね。
まったくです。
たとえイップスが治っても骨折で再起不能です。
ちょっと真面目なコメントで失礼します。イップス経験者です。
学生時代何度も全国まで行ったことがありますが発症してから一気に成績が落ち、現在はほとんどやっていません。大学時代の身近でも発症して症状と戦い続ける人、辞めてしまう人いろいろ見て来ました。私も発症してから6年ほど頑張りましたが、相手が小学生でも症状が出ると怖くて卓球から逃げたくなっていました。
まだ全国的に見てもそんなに知られていない現状がありますが、知らないところで苦しんでいる人はたくさんいると思います。
今症状が出てる人にとって記事で取り上げてもらえることはヒントになり救いになると思います。
また機会がありましたらイップスについて取り上げてください。お願いします。
真面目なコメント、ありがとうございます。
イップスの問題は本当に深刻ですね。今後も取り上げていきたいと思います。
こういう内容の記事こそ、伊藤さんのコラムにとどめずに本誌で特集組んでやってほしいですね。コラムが悪いというのではなく、選手生命や卓球人生を左右しかねない事案ですから。
そういえばそうですね。進言してみます。深い話になりそうです。
自分も大学時代フォアハンドイップスに陥りました。フォア打ちでラケットが下から出る癖が有りドライブ回転がかかってしまうのを治せと言われたので鏡見たりしながら治そうとしましたが、治らないばかりか右腕が常に痺れているような感覚になり
ほとんど全く動かないようになり卓球を
辞めました。卓球辞めて6年位経ったら右腕の痺れも無くなっていたので緩い卓球クラブで動画を参考に腰と膝を使って腕は
コンパクトに後ろから前にスイングを心がけたら治りました。ただ疲労が原因で腕が痺れて動かなくなる症状も有るため1.5時間程卓球やったら1日程休養するようにしています。
中学から卓球を始めて社会人21歳でフォアハンドが突然打てなくなりました。打球時に手が震えたり力加減が出来なくなる症状でした。バックハンド主体に戦おうと思いましたが、練習時間が取れず全く勝てなくなってしまった為競技を辞めてしまいました。久しぶり(5年ぶり)に温泉で卓球をしたら緩いラリーくらいなら出来るようなっていました。もしかしたら温泉の効能かもと思い不思議な気持ちになりました🙄