·同じく『直撃LIVE グッディ!』で、非常に惜しい解説があった。
ネット際に高く上がった水谷のロビングを張本が打ちこんで得点した場面だ。
解説では「張本が打ちこんでくると思って警戒して構えていた水谷に対して、張本は空いているコースに打ちこんで得点した」というのだ。
張本は、一度ストップ、つまりネット際に落とすかのようなフェイントをかけているのだ。それが上の写真の場面だ。ラケットが完全に静止している。
これを見て前に突っ込んできた水谷に対して、そのままラケットを引かずに押し込むようにして打ちこんだからこそ、水谷は逆を突かれて反応できなかったのだ。
つまり張本がやったことは、スマッシュをするふりをしてストップするふりをして実はスマッシュをするという二段回のフェイントなのだ。こんなことまで身につけている恐るべき13歳だ。
こんなに解説しがいのある場面をなんともったいないことだろうか。
野球やサッカーのように観戦する文化が根付いていれば誰かが気がついたはずだが、卓球は急にバブルのように取り上げられているので、卓球を見る眼が追いついていないのだ。それにしてももったいない。
正しく解説すれば卓球ぐらい見て面白いスポーツもないのに。
言い過ぎか。
そのテレビ解説を聴いていて、まさに同じ感想を抱きました。
スマッシュに見せかけてのストップからのスマッシュ、
つまりスマップからのスマッシュ……。
両選手の一瞬一瞬の駆け引きが良く分かる、名シーンですね。
おお、スマップからのスマッシュ、つまり「スマップッシュ」ということですか!
押し込む打ち方がプッシュという感じにも合っていますし素晴らしいですね!
いただきます。