月別アーカイブ: 4月 2020

イラストおよびマンガの投稿

過去に卓球王国で発表したイラストやマンガをツイッターおよびフェイスブックで毎日公開しております。ここで公開してもよいのですが、そうするとブログのトップページのリストが伊藤条太ばかりになってしまい、他の執筆者の迷惑になりますので、ここには載せません。

ツイッターもフェイスブックも、登録していなくても閲覧はできますので、よろしくお願いします。

https://www.facebook.com/Itojota1964

 

値千金のアドバイス

水谷選手が素晴らしいことを言っている。常にリスクとリターンを計りながら十数年も卓球界のトップを維持してきた水谷選手の発言は重い。私は以前はバックでバンバン攻撃すべきだと考えていて、そういう原稿も書いたことがあるが、小中学生の指導を始めて考えが変わった。この水谷選手の言っていることが本当にわかったなら、それだけでかなり強くなるだろう。

値千金のアドバイスなのだが、残念ながらこれを理解できる中学生は希だ。

「強くなりたいならこの練習は止めた方が良い。気持ちよくなりたいなら(やれば)いいですけど」

なんと明快な言葉なのだろう。

「ペン粒座談会2」音源公開

最近DVDが出たペン粒のレジェンド、海津富美代さんをゲストに迎えた「ペン粒座談会2」の音源を公開しました。

昨年9月22日、DVDを撮影した後に居酒屋で収録したものです。

お楽しみください。

00:00 DVD撮影03:15 運動神経07:45 練習相手に気をつかう08:55 用具マニアの習性11:55 ペン粒になった理由16:40 ストロングスタイルのペン粒18:30 ラバーで勝ってるのは裏ソフト21:57 禁止されたアンチ粒高24:40 素振り 27:09 余ったアドレナリン27:50 ペン粒の優位性30:01 「打たれてるときが華だと思え」32:39 「いやらしい卓球ですね」33:55 ダブルスの難しさ 37:23 レッスンに参加した馬渕さん 39:41 最も才能が必要なのがペン粒 44:22 ペン粒が主流の世界 46:12 1万円の粒高 47:24 荻村伊智朗の恐ろしさ 49:59 レッスンに参加した小島さん 51:25 小島さんの中学校 55:45 チキンレース 57:19 粒高のロングサービス 59:22 選ばれた人がやるペン粒<参加者>

海津(旧姓:山下)富美代(かいづ ふみよ) 1967年福井県出身。中学1年から卓球を始める。当初は木ベラだったがルール改正に伴って粒高となり、若狭高校時代にインターハイでベスト8となり頭角を現す。1989年世界選手権ドルトムント大会で女子シングルスベスト16、1991年世界選手権千葉大会、1992年バルセロナ五輪、1993年世界選手権エーテボリ大会、1996年アトランタ五輪に出場し、日本女子の90年代前半を支えた。ペンホルダー粒高スタイルで日本代表となった史上唯一の選手で、まさにペン粒のレジェンド。中京大学卒。三重県四日市市「オリンピアスポーツクラブ」コーチ。

小島渡(こじま わたる) 1992年埼玉県出身。中学1年から卓球を始めシングルスで全国中学校大会出場。狭山ヶ丘高校時代に関東大会ベスト4。駒沢大学時代に関東学生選手権ベスト32。全日本選手権シングルス、ダブルスともに3回戦進出。ペン粒日本最強と言われる。「タクティブ」府中店コーチ。

馬渕賀生(まぶち よしお) 1980年福井県出身。中学1年から卓球を始め、若狭高校時代にダブルスで北信越ベスト8。日本大学卓球部に入るも映像関連の勉強に専念するため即退部。卓球はクラブチームで続ける。社会人になってからは、全国ラージ一般男子Aダブルス3位、新日本スポーツ連盟大会の東京代表など微妙な成績を残す。テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』ディレクター。

高部大幹(たかべ ひろもと) 1973年東京都出身。高校の体育の時間に卓球の楽しさを知る。大学卓球部で本格的に卓球を始め、3年の冬にペン粒となり、卒業後、本誌編集部員となる。全日本選手権ダイジェストDVD『ザ・ファイナル』の撮影で、隙を見てはペン粒の選手を入れ込む習性を持つ。

司会:伊藤条太(卓球コラムニスト)