さっそく杉浦君からメールが来た。18kHzではなくて8kHzだそうだ。私の記憶違いらしい。また、人は音源の位置を推定するのに、音の位相の情報を感知しているという反論ももらった。やはりオーディオマニアである元同僚のヤスさん(彼も例のオーディオ専門店の2階に行って70万円のプリアンプを買ったりしている人だ。例の店長はヤスさんにも「JBLのスピーカーは置物です」と言い、店内においてあったJBLを指し「このモデルからスピーカーになりました」と言ったそうだ。素晴らしい。)からも「18kHzなど絶対聞こえない、エセ科学だ」とメールが来た。何の世界でもマニアの熱意はたいしたものだ。
杉浦君は最近、ヤフーオークションで新しいスピーカーを入手したとかで写真を付けてきた。これが困ったことに、以前から彼が持っているスピーカーとほとんど同じらしい。それにしても、マニアじゃない人からみたら、右の写真などとてもスピーカーには見えないだろう。マニアというのはそういうものだろう。私も卓球の本の版違いまで持っているし、それどころかあまりに素晴らしいので版が同じなのに複数持っている本さえある。
杉浦君、当然ながらカメラにも凝っている。20年ぐらい前、高校の同級生の小原と杉浦君と3人で北海道に旅行したのだが、ラベンダーの色を綺麗に撮るためと言って、いちいちフィルターをつけたり外したりしていたものだ。なぜだか50ミリのレンズも5個だか10個だか持っていると言っていた。
どうにもオチのない話で恐縮である。