少し前になるが、『開運!なんでも鑑定団』という番組のディレクターをされている馬渕さんという方と食事をした。
仙台ではこの番組は、再放送を含めて土日に3本も放送される。そのうち2本はたて続けに放送されるという豪華さだ。家にいるときには必ず見ているので、多い時には週に3本見るというヘビーカスタマーだ。
会社勤めをしていたときは、東京に出張するときにいつも夕食をとっていた飲み屋で火曜の夜に必ずこの番組をつけていて、常連客全員がその鑑定額に「ほーっ」などと溜飲を下げたりしていたので、それも合わせると週に4本も見ていたことになる。
鑑定額が出るまでの裏話がとても面白く引き込まれるが、馬渕さんはそのシナリオも書いているという。素晴らしい。
ところがこの馬渕さん、大変な卓球狂い(しかもペン粒)で、私のTSPトピックス時代のマンガ『おちつけ!タマキチくん』まで知っているという強者だったのだ。
今回、お誘いをいただき『中目卓球ラウンジ』で食事をご一緒した次第だ。
世間一般としては卓球コラムニストとは比べ物にならないステイタスの方だが、なにしろ馬渕さんは私の大ファンで、そういう雰囲気で接してくれるので「そういうことなら」と俄然大きな態度でお話をさせていただいた。
面白かったのは彼がペン粒になった経緯で、なかなか悲哀を帯びた話であった。
そのあたりのことはそのうち本誌で書こうと思う。
ちなみに、鑑定団の司会が同じく卓球狂いの福澤さんなのはまったくの偶然だそうだ。
で、ピータースの形見(革張りの骨董品ラケット)を、なんでも鑑定団に出さないんですか?
番組のネタとして面白くなりそうか次第ですね。