トップページで今野さんが藤井基男さんのことを書いたのを読んで、藤井さんのことを思い出してしんみりとした。藤井さんは電子メールは使わなかったので、連絡はいつも手紙だった。遠隔地にいたためもあって、藤井さんからこれほど手紙をいただいたのは私ぐらいのものだろう。
お会いするときでさえ、新幹線の日時の連絡が手紙で来たのが、今となっては忘れられない思い出だ。
卓球王国で連載を始めたときは、藤井さんからお褒めの言葉をいただき、どれほど勇気づけられたかしれない。
最後に藤井さんにお会いしたのは、アメリカ赴任中の一時帰国の際に、成田空港の蕎麦屋で昼食をご一緒したときだ。藤井さんはかなり痩せていて、冷やしたぬきそばを注文したがほとんど汁しか召し上がらなかった。
藤井さんの手紙にあるように「連載の最後の日まで」しっかりと書いていきたい。
偉大な先達に合掌