ラスベガス卓球クラブ

3時から、唯一の早い時間からのショーである、「マック・キング・マジックショー」というのを見てから、「ラスベガス卓球クラブ」に向かった。本当は4時から別のマジックショーを見てから行くつもりだったのだが、これも当日はやっておらず(しかもどっちみち3時からのショーが1時間半もあったので見られなかったのだ。つくづく破綻している計画だ)、その分だけ早めに卓球クラブに行った。この日は卓球クラブは6時までしかやっていなかったので、これでも1時間ちょっとしか卓球をする時間はなかった。

もともと卓球をしたい気持ちは全然なく、とにかく卓球マニアらしい足跡を残すことだけが目的だったので、たとえ10分しかできなくてもかまわなかったのだ。本当はカバンを持たずに手ぶらでラスベガスに来たかったのをわざわざラケットとシューズを持ってきたのだから、意地でも卓球はしなくてはならない。

行ってみると、ちゃんとLas Vegas Table Tennisと看板があった。偉い(もちろんタクシーの運転手は知らなかった)。ラスベガスではあるが、別に観光客のためにある卓球クラブではない。あくまで、ラスベガスに住んでいる卓球好きのためのクラブだ。http://www.lasvegastabletennis.com/

クラブには事前にメール連絡をしてあり、私と同じくらいの実力の人が来ることになっていたのだが、入ってみるとみんなよそよそしく、私と目を合わせない。もちろん気まずいが、こういう対応は大学の後輩によくされていたのでどうってことはない。卓球で気まずくなることには慣れているのだ。卓球は気まずいスポーツなのだ。

話しかけられるのを待ってあちこち覗き込んだりしていると、一人がたまりかねて「やりたいのか」と言ってきた。全然話が通じてない。これもアメリカではいつものことだ。

それで、卓球を始めて2年というインド人っぽい顔をした青年(両面テナジーだった)と試合をして、3-1でやっと勝った。負けてもどうってことはないのだが、勝つにこしたことはない。