いよいよ義姉が、ある劇団からパンフレットの写真を依頼されたという。「劇団ユニット体温」という劇団で、「親の顔が見たい」という劇らしい。http://www.unit-taion.com/index.php
何から何まで怪しい感じだ。
他人から依頼された初の仕事ということで、義姉はかなり興奮しているようだ。
私が卓球王国で連載を始めたときのことを思い出す。発売日がちょうど故・藤井基男さんの出版記念パーティーの日で、東京に向かう途中、仙台駅の本屋で初めて自分の記事が載っている号を手に取ったのだった。雑誌はあとで送られてくるのに、それを買い、何度も何度も何度もそのページを見た(今でもときどき見るぞ)。
連載を始めたのは、手紙をやりとりしていた藤井さんが編集部に紹介してくれたのが縁だった。たった5年前のことなのに、その藤井さんはもういなくなってしまった。